猫はどうして「だるまさんがころんだ」ができるの?

猫はどうして「だるまさんがころんだ」ができるの?

だるまさんがころんだと言う遊びができる猫がいるそうです。小さい頃に遊んだ懐かしい遊びが、猫にも通用するならやってみたくありませんか?ところで、猫に教えなくてもできるのはどうしてなのでしょう?

「だるまさんがころんだ」は猫の視力と関係がある

首を傾げてこちらを見つめる猫

「だるまさんがころんだ!」と言う声に、猫が反応して遊べると話題になっています。猫に「だるまさんがころんだ」ができるのは、猫の視力に関係があるようです。

簡単に言うと猫の目は、動く物はよく見えるのですが、静止する物はあまり見えていないと言うことです。

猫の視力は、動かない獲物を見ようとするには、ピントを合わせる時間が必要になるのです。なので、獲物が急に停止すると一瞬見失ってしまうことがあると言います。

つまり、猫が「だるまさんがころんだ」ができるのは、止まる対象物にピントを合わせるために、猫も動きを止めてしまうためなのです。

「だるまさんがころんだ」は猫の狩猟本能

獲物を狙っている猫

この遊びは、猫の狩りをするときに似ている点があるようです。「だるまさんがころんだ」と狩猟本能について見ていきましょう。

猫の対象物になっている

猫の横顔

この遊びの特徴は、声に合わせて顔を伏せたり合わせたりしますよね。その動きが、猫には興味をそそってしまうのでしょう。視線を外したり合わせたりする行動が、対象物になってしまうのです。

「ん?何?」と、興味を引いてしまう獲物に見えているからなのではないでしょうか?飼い主さんが獲物に見えていなくても、狩りの感覚で遊んでいるのでしょうね。

音をたてないように静かに近づく

向かってくる三毛猫

獲物と思うと、猫も狩猟本能が出始めます。相手にバレないように、肉球を使って音を立てずに近づいていこうとします。

チャンスは、獲物が視線を外したときです。獲物を逃がさないように、少しずつ距離を縮めていきます。

この狩りをするときの動きが、そのまま「だるまさんがころんだ」に通じるのでしょう。

狙った獲物は逃がさない

テーブルの食べ物を狙う猫

猫が獲物を見つけたときに、いかにも狙っていると言うのを隠してしまいます。それは相手を油断させるための戦略です。

「何も気にしていないから」と言うような素振りを見せていますが、内心は「絶対に逃がさない!」と興奮しているのでしょう。

表と裏の感情をもちながらも、狙いを定めて襲いかかる瞬間を待っています。襲える距離まで少しずつ近づいて一気に襲います。

人間からすれば遊びですが、猫には狩りの真似事なのでしょう。

猫に「だるまさんがころんだ」をやってみる

物陰からこちらを覗く猫

「だるまさんがころんだ」ができる猫

部屋の隅に行き、猫と目が合うのを待ちます。猫がこっちを向いたらスタートしてみましょう。

好奇心旺盛な猫や、野性味が強い猫なら、少しずつ近づいてくることができます。これができれば、猫と「だるまさんがころんだ」ができるでしょう。

「だるまさんがころんだ」ができない猫

同じように部屋の隅に行き、猫と目が合うのを待ちます。同じように目があってからスタートしますが、このようなときは失敗する可能性が高いでしょう。

猫が眠いとき、お腹が空いているとき、興味がないとき、人間が怖い猫、飼い主が好きすぎる猫などです。このよう場合は、猫と目があった瞬間、止まることなく直進してくるでしょう。もしくは、全く動こうとしないでしょう。

おもちゃでやってみる

「だるまさんがころんだ」がうまくいかない場合は、猫の好きなおもちゃで気を引いて見ましょう。

対象物をおもちゃにすれば、猫も興味をもつでしょう。おもちゃが隠れたり見えたりすれば、猫の狩猟本能も湧いてくるのではないでしょうか?

まとめ

女性と向かい合って見つめ合う猫

猫が、だるまさんがころんだができる理由について紹介しました。猫がこの遊びをやってくれるのは、猫の動体視力と狩猟本能からくるようです。

だるまさんがころんだの遊び方も、いろんなやり方で遊んでみると楽しめるのではないでしょうか?

また猫が退屈しているなら、だるまさんがころんだと一緒に遊べる遊びをとり入れてみてはいかがでしょうか?

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