猫の構って攻撃で見られる困難
猫の可愛らしい見た目や仕草に、日頃から癒やされている飼い主さんも多くいらっしゃると思います。しかし、
- 甘えたがり
- 寂しがり
などのような性格の猫ちゃんだと、「構って〜構って〜」とたくさんの「構って攻撃」を飼い主にしてくるので、困ってしまうこともありますよね。
では猫の構って攻撃で回避できないような困難は、どのようなことがあるのでしょうか。いくつかご紹介させていただきます。
1.飼い主の作業中に邪魔をする
飼い主が「やめて〜!」と言いたくなるような猫の攻撃の1つなのですが、飼い主が作業をしているときに、手元に来て邪魔をしてくることありますよね。
読書や新聞を読んでいるときに、「暖かそう!」と言わんばかりに、本などの上にゴロンと寝転んでしまうこともあると思います。また時にはパソコンをしているときに「キーボードの上」に乗ってくることも。
作業中に乗ってきてしまうと文面が消えてしまったり、誤字が連打されてしまったり本当に困ってしまいますよね。
それだけでなく、趣味でピアノを弾いていると、デーンと鍵盤に寝てしまうこともあるでしょう。
これらのような猫の構って攻撃には飼い主さんも困ってしまうかもしれませんが、猫は「手元に行けば構ってもらえる」と分かっているので近付いてしまうのですね。
2.足元にスリスリとしてくる
猫のしょっちゅうある構って攻撃の1つが、「足元にスリスリとしてくること」です。
構ってほしいときだけでなくお腹が空いているときや、とにかく飼い主さんに何かしてほしいときに足元にスリスリとしてくることがあるでしょう。頭を飼い主の足にこすりつけているような行動は、猫の「マーキング行動」でもあります。
猫の顎周辺にはフェロモンのような匂いを放つ部位があります。それを飼い主に擦り付けることで「飼い主さんは自分のものだ」とマーキングしているんですね。
しかし歩くところ歩くところでまとわりついてこられると、まともに用事もできませんね...。
3.後追いをしてくる
育児をしていると赤ちゃんが後追いをしてきて、「お風呂やトイレに入れない!」という困り事があるというのはよく耳にしますが、実は猫も同じです。
飼い主が立てば猫も立ち、キッチンに行けば後ろをタッタッタ...。トイレに入ればドアをガリガリ。
お風呂に入ればウロウロと飼い主を探したり、お風呂場でニャンニャン鳴いてしまったりすることもあるでしょう。
猫は生後12か月以降に「成猫」と呼ばれるようになりますが、成猫になっても構ってちゃんな性格だと変わらず後追いをしてしまいます。
4.道中陣取ってしまう
無防備な飼い猫はところ構わずゴロにゃんこをしたり、「そんなところで?!」と飼い主が思うような場所で寝ていたりすることもありますよね。
飼い主に構ってほしい猫は特に、
- 通路のど真ん中にドカッと寝る
- 飼い主の真横を陣取って寝る
などという行動をします。飼い主が猫をまたがなければならない、など大変なものですが、猫はこうすれば構ってもらえると理解しているのでしょう。
5.ひたすら鳴く
猫の構って攻撃でつい「うるさい」と言ってしまいそうになるのが、猫のニャンニャン攻撃です。猫は言葉を話すことができない分、飼い主には鳴いて気持ちを伝えようとします。
構ってほしいときや遊んでほしいとき、眠たいときやお腹が空いたときなど、全て鳴き声を発して飼い主にお知らせをしています。
この要求鳴きは、飼い主としては「やめて〜」となってしまいそうですが、猫は意味があって飼い主に話しかけてくれていますので、ここは我慢をして鳴いている原因を探る必要があるでしょう。
6.身動きがとれないようにされる
猫は飼い主が動けないように座っている足の上や、寝転んでいるお腹の上に乗ってくることありますよね。
猫が上に座って身動きがされないようにされてしまうことは、飼い主としては困ってしまいますが、その可愛らしさにはつい負けて構ってしまいますね。
7.イタズラをされる
猫の構って攻撃で特に困るのが「イタズラ」です。飼い主がいない部屋を走り回って散らかしたり、家具を引っ掻いたり、落としたりしてしまうこともあると思います。
猫のイタズラには飼い主も頭を悩ましてしまいがちですが、猫は構ってもらえない「ストレス」から、このような行動をしてしまうこともあります。
ですので構って攻撃は、時には煩わしいときもあるかもしれませんが、なるべく猫の気持ちを考えてあげるようにしてくださいね。
8.ジッと見つめてくる
猫は構ってほしいとき、ジッと飼い主を見つめてくるような行動をするときがあります。
飼い主が動けばそこをジーッと見つめ、そんなになぜ目で追うの?と思ってしまいそうですが、これも構ってほしいときの行動の1つです。
しかしその可愛らしさは回避できませんね。たくさん構って癒やしてあげてくださいね。
まとめ
猫は甘えたがりであったり、寂しがりな性格だったりすると「構って攻撃」がよくあります。
手元にきて邪魔をしたり、ニャンニャン鳴いたり、後追いをしたりなど飼い主に気がついてほしくてたくさんの行動で示しています。
猫の構って攻撃があれば、なるべく飼い主さんは撫でてあげたりして、構ってあげるようにしてくださいね。