猫の成長期について
猫の成長期はいつまで?
猫の成長期は3ヶ月から12ヶ月までの時期を表します。
猫の生後7ヶ月頃までは、体がどんどんと成長する時期になります。その後は12ヶ月くらいまでは、少しずつ成長していくのです。
6ヶ月~7ヶ月を目処に、徐々に体重も落ちついてくると言われています。基本的には、成猫の体重の半分くらいになっているようです。
猫の成長はいつ止まる?
猫の成長は、10ヶ月~12ヶ月くらいで成長が止まると言われています。
猫の遺伝や個体差もあるので、確実に12ヶ月という訳ではなく、その後何ヶ月も成長する猫もいます。
また、よく食べる猫とあまり食べない猫でも成長具合が変わってきます。
生後3ヶ月
猫の成長期は6ヶ月頃には落ち着き始めます。それまでに必要なことは、生後3ヶ月までに、『社会化』を身につけるようにします。
猫の3ヶ月の時期はとても大切なのです。この期間にいろんな経験をさせて慣らせておくことで、猫の性格も変わってきます。
3ヶ月までの期間は猫の感受性期とも言われ、吸収しやすいので、しつけもこの頃までに覚えさせるようにします。人間に慣らせ、トイレや爪とぎ、体に触れられる事などの勉強をしてあげます。
兄弟と一緒に暮らす事ができれば、猫には一番良い時期でもあります。
生後6ヶ月
猫は12ヶ月で成猫と呼ばれるようになります。体格もほぼ成猫になるのです。猫の成長期が6ヶ月ほどで落ち着くとともに、体にも変化が出てきます。乳歯だった歯も全て永久歯に生えそろいます。
オス猫は発情が見られるようになり、マーキングをするのもこれくらいの時期です。メス猫の場合は早い猫だと4ヶ月頃から発情を見せることもあるそうです。
なので猫の生後6ヶ月目が、去勢·避妊手術に適している時期になります。
成長しやすい猫と成長しにくい猫
大型の猫
猫の種類により、一般的な成猫の体よりも大きくなります。成長が止まらず、いつまで成長するの?と思ってしまいますが、猫の個体差はそれぞれ違うのです。
大型になる猫は、筋肉の発達や、骨格もしっかりしていて、成猫の平均体重よりも大きくなるのです。
12ヶ月を過ぎても成長は止まらず、3年~4年かかって成長していくと言われています。
メイクーンやラグドールのオス猫は、10kg近くまで成長する事もあるそうです。
生活環境によるもの
猫が成長期にも関わらず成長が止まり、あまり成長できない猫もいます。
猫の種類が小型猫の場合、成猫になっても2~3kg程度にしかならないのです。成猫の体重よりも小さく小柄な猫となるのです。
例えばラパーマやスキフトイボブテイルなどの猫種は、2kgに満たないのが特徴です。
猫の成長が止まる理由は、猫種によるものではない場合もあります。食生活による生活環境が原因によるものです。
猫の成長に必要なのはタンパク質です。食事量や栄養が十分にとれていない、運動量が多い、ご飯を横取りされる、寒い地域に住んでいるなどの理由から大きくなれない猫になる原因です。
その他、考えられるのは先天性による病気や感染症などの可能性も考えられます。
まとめ
猫の成長期についてお話しました。猫の成長期は長くて7ヶ月ほどです。
12ヶ月ほどで成長はおさまり落ちついてきます。そして猫の個体差は、猫種により様々ということになります。成長が止まらない猫や、あまり大きくならない猫がいるのです。
飼い主さんが、猫の成長がいつまで続くのか?それとも、もう成長が終わったのか?とどちらに悩んでいるかにもよります。
どちらにしても、猫の平均体重範囲内ならば問題はありません。それ以上、それ以下なら何が原因かを突き止めると原因がわかるのではないでしょうか。