18歳以上の猫を表彰する制度
18歳以上の猫を表彰してくれる団体として有名なのが日本動物愛護協会です。家族の一員として暮らしている高齢の動物達を長寿動物として表彰しているこちらの制度は「長寿動物表彰制度」といって、動物たちが家庭の中で適正に飼育されてきたことへの証ともなります。
18歳以上の猫を表彰してもらうためには、
- 獣医師の診断書
- 検査データ
- 予防接種の証明書
- 動物の年齢を証明する資料
が必要となります。専用のフォームをダウンロードしてプリントアウトをしたのちに郵送するだけでいいので、とても簡単です。HPを見ると毎年多くの猫犬ちゃんが表彰をしてもらっているので、良ければ一度覗いてみてはいかがでしょう?写真を見ているだけで幸せな気持ちになれますよ。
ちなみに2017年最高齢のご長寿猫は26歳のあおちゃんだそうです。26歳はすごいですね!他にも20歳を超えている猫がちらほら見られたので、猫もやっぱり高齢化してきているのだなと納得してしまいます。皆様の愛猫もぜひ18歳以上の長寿猫を目指してみてはいかがでしょうか?
18歳以上生きる猫の割合
18歳以上生きる猫の割合は年々増加傾向にあるとはいえ、それでも全体的に見れば少なく、わずか5~8%ほどのようです。それだけ18歳まで生きるというのは猫にとってすごいことだという証拠ですね。表彰をされる意味もよくわかります。ただこの数字はあくまで統計であって、実際はもっと多いかもしれません。
そのためか、現在キャットフード売り場にいけば「18歳以上の猫用」のキャットフードが発売されていますし、長寿記録もドンドンと伸びています。また、15歳以上の猫の割合が20%もあります。実際にしっかりとした統計をとればもっと18歳以上の猫がたくさんいるかもしれませんね。
愛猫を18歳以上の長寿猫にするコツ
愛猫にこれからも長生きをしてほしい!そう思うのであれば、ぜひとも以下のことに注意をするようにしましょう。愛猫の寿命を守れるのは飼い主だけです。長生きをしてもらうために、ぜひできることは行いましょう。
- 健康体重を維持する
- 完全室内飼いをする
- 水を飲める場所を多く用意する
- 1年に1回は定期検診を受ける
- 良質なフードを与える
- ストレスフリーな生活を送らせる
- 中毒を起こすものを徹底排除する
これら以外にも守るべきものはたくさんありますが、愛猫に長生きしてもらうためにも最低限、これだけは守るようにこころがけましょう。特にストレスのない生活を送らせるのは、猫が長寿となるうえでとても重要なポイントです。
猫にストレスをためさせないためにも、「静かな環境で生活をする」「新鮮な水とご飯を常に提供する」「トイレは清潔に保つ」「ときには遊んであげる」「たくさん甘えさせてあげる」など普段からできることは心掛けましょう。
また、一番気を付けてほしいのが「引越しを極力しない」ということです。猫はその部屋を自分の縄張りと認識しますので、引越しをすることで自分の縄張りを離れると大変ストレスを感じやすくなります。そのため猫を長寿にしたいと思うならば、まずは引越しをあまりしないようにしましょう。
その他にも、過度にベタベタとしてストレスを与えない、寝ているところを邪魔しない、必要以上にかまわないなど、その猫の性格をしっかりと見極めて普段の生活を共に送れるようにしましょう。ストレスのない生活で、目指せ18歳以上でもらえる表彰状!
猫の他に長寿で表彰をされる動物の年齢
日本動物愛護協会の長寿動物表彰制度は猫だけではありません。実は犬も表彰してもらうことができます。
- 小型犬 →18歳~/10Kg未満
- 中型犬 →15歳~/10~20Kg未満
- 大型犬 →13歳~/20~40Kg未満
- 超大型犬→10歳~/40Kg~
このように細かく分類されていて、実際にこの条件をクリアすれば表彰状をもらうことができます。ちなみに2017年最高齢のご長寿犬は小型犬が22歳、中型犬が20歳、大型犬がなんと17歳です!皆さん長生きですね~。きっと飼い主様に大切に育ててもらっているのでしょうね。ぜひこれからもたくさん長生きしてほしいと願うばかりです。
まとめ
猫にとって長生きをするかどうかは、飼い主様次第です。猫の健康に気を使いストレスのない生活を送らせてあげれば必ず18歳以上生きるというわけではありませんが、猫が長生きしてくれる可能性は十分に高くなります。愛猫と少しでもいい思い出を多く作るために、猫の18歳以上を目指して日々健康に気を使った生活を送らせてあげましょうね。