猫パンチの威力
猫が前足を起用に使って対象のものをパンチする、通称「猫パンチ」は一体どのくらいの威力があるのでしょうか。まず、結論からいうと、猫パンチの威力は「その時の猫の気分」によって変わってきます。そこで今回は、猫パンチの威力や猫パンチされる時の対策などについて、詳しく紹介していきます。
色々なパターンの猫パンチの威力
猫パンチは主に「相手の気を引きたい時」「遊んでいる時」「攻撃している時」などに繰り出されることが多いです。しかし、状況によってその威力は変わってきます。「ねえねえ」といった具合で相手の意識をこちらに向けたい時には、ちょこんと優しく触るような強さで猫パンチを繰り出します。また、遊んでいる最中に繰り出す猫パンチも比較的威力は弱いです。
しかし、獲物を見つけて本気で狩ろうとしている時や猫同士で本気の喧嘩をしている時などは、威力が変わってきます。獲物などを捕獲する時、猫はまず相手を弱った状態にして、その後にとどめを刺すという方法で狩りをすることが多いです。そのため、相手を弱らせる際に、爪を出した状態で威力の強い猫パンチを何度も繰り出していきます。まさに、野生の本能から来る行動といえるでしょう。
また、猫同士で喧嘩をする際、まずは相手を威嚇するために弱い威力で猫パンチをしかけることが多いです。しかし、相手がしぶとい猫だったりすると、自分の縄張りを守るために、爪を出した強い威力の猫パンチを繰り出して攻撃をします。猫パンチによるひっかき傷から怪我を負うこともあるため、飼い猫が外で喧嘩をして怪我をしてしまった時は、すぐに病院へ連れて行きましょう。
猫パンチが持つ意味
- 飼い主のきを引きたい
- 飼い主と遊んでいて楽しい
- 飼い主を攻撃しようとする
猫が猫パンチを繰り出す状況というのはさまざまで、機嫌が良い時もあれば、機嫌が悪い時もあります。機嫌が良い感情の時というのは、主に飼い主さんにかまってもらいたくて気を引きたい時や、遊んでいて楽しい時のことを指します。このような感情になると、猫は弱い威力の猫パンチを繰り出すのです。つまり、ポジティブな意味を持つ猫パンチといえるでしょう。
反対に、機嫌が悪い時に繰り出す猫パンチというのは、爪を出した状態で強くパンチを繰り出します。攻撃しようと思っていることもあるため、自分の最大の力を持って、猫パンチをしてきます。このような場合は、ネガティブな意味を持つ猫パンチといえます。
威力の強い猫パンチの対策
愛猫が威力の強い猫パンチをしてくる時は、一体どのような対策をとるべきか以下の項目にまとめました。「猫パンチの威力が強くて困っている」という飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてください。
猫の嫌がることはしない
基本的に猫が嫌がることをしなければ、威力の強い猫パンチをしかけてくることはあまりありません。人と接することが苦手な猫であれば、あまり無理に触ったりしないようにして、そっと様子を見守りましょう。飼い主さんがむやみにベタベタと触らず優しく接していれば、いつか猫の方から心を開いてくれることもあるかもしれません。
猫同士の猫パンチに関してもこまめにチェック
猫同士の猫パンチについても、きちんとチェックしておきましょう。室内飼いをしている場合でも多頭飼いをしているのであれば、喧嘩が起きて威力の強い猫パンチを繰り出す可能性はあります。もし、多頭飼いしている中で、本気で喧嘩するほど仲の悪い猫同士がいるのであれば、二匹の安全を考慮し、可能であれば別々の部屋で飼うことを検討した方がよいでしょう。
まとめ
猫パンチの威力は気分によって威力が変わるため、「猫パンチの全てが危険」というわけではありません。しかし、本気で威力の強い猫パンチを繰り出すようであれば、きちんとした対策を考える必要があります。飼い猫の猫パンチの威力が強いと思う場合は、今回紹介した理由や対策などを参考にしながら、愛猫が猫パンチしない方法を考えてみましょう。