猫の2歳を人間に換算すると?
猫の2歳は人間でいうと23歳
猫の場合、1歳を過ぎると成猫と呼ばれるようになります。成猫と呼ばれるようになる1歳の猫は、人間にすると17歳頃。まだまだ若者という感じですが、猫の2歳ではなんと人間に換算すると23歳頃にあたりますので、2歳になった猫は立派な大人だと言えます。
子猫時代は猛スピードで成長するものの、猫が2歳を過ぎたあたりからは人間に換算すると約4歳ずつ年を取ることになり、人間よりも老いるのは早いですが猫時代の成長は緩やかになり、見た目や性格には劇的な変化が見られなくなります。
また、歯の定期検診や治療を全く行っていない猫の場合、猫が2歳になったあたりから歯が黄色くなってくると言われています。3歳を超えた猫は歯肉炎や歯周病など、口の中の病気になりやすいと言われているため、注意が必要になります。
2歳の猫の大きさ
2歳の猫の体重
2歳の猫の大きさは、3キロ~5キロ前後が理想です。メインクーン等の、成長期が長い猫種を除いて一般的な猫の場合、体重は1歳までの大きさが理想だと言われています。その為、普通の生活をしている猫であれば、1歳を過ぎても体重に大きな変化が出ることはありません。
逆に猫が2歳になっても体重が減っている、増えているなどの症状が見られる場合、病気や肥満など、なんらかの問題がある可能性もあります。
2歳の猫の理想的な体型
2歳の猫の場合、体重は猫種や性別、骨格等によって違いますが、ウエストに適度なくびれがあり、猫を触ると肋骨を手のひらで感じることができるのが理想体型だと言われています。
逆に、猫のウエストまわりが極端に脂肪がなかったり、明らかに骨が浮き出てゴツゴツしていたりする場合は痩せすぎです。また、くびれが見当たらず、おなかのまわりの脂肪が分厚いようなら肥満体型だと考えましょう。
ちなみに我が家には1歳半をすぎたメス猫が2匹いますが、2匹の体重は1歳ちょっと前から変わっておらず、1匹が3.6キロ。もう1匹が2.8キロです。
2歳の猫の餌の量
2歳の猫の餌の回数
2歳の猫は、餌の量にも気をつけなければいけません。朝、晩の2回に分けて、与えている餌の袋に書いてある通りに与えましょう。同じ2歳の猫でも、体重によって1日の摂取カロリーは変わりますので、現在与えている餌に従って与えるようにするのが1番良い方法です。
2歳の猫の肥満を予防する
猫の習性的に、ちょこちょこ食べるというのが1番猫の喜ぶ餌の与え方なのですが、いつでもちょこちょこ食べられるようにと餌を常に出しておく環境だと、あっという間に肥満体型へと変化していきます。
子猫時代に比べてあまり動かなくなった2歳の猫は、運動量が減り太りやすくなってしまいます。また、避妊去勢手術を済ませた猫なら、なおさら太りやすい傾向にあります。そのため、食事の時間はしっかりと決めることが大切です。
お腹が空くと我慢が出来ずに、ゴミの袋を漁ってしまう猫も多いそうなので、ゴミ箱の管理に気を付ける必要があります。
2歳の猫でも去勢や避妊はするべき?
2歳の猫には避妊・去勢手術を!
猫の避妊去勢手術は、1歳前に済ませておくことが理想だと言われています。もしも猫が2歳になっても避妊去勢手術をしていない場合は、手術について動物病院で相談してみましょう。獣医師から適切なアドバイスを受けることができるでしょう。
避妊・去勢手術をしない事によるトラブル
避妊手術をしていないメス猫の場合、発情の際にイライラしたり、食欲がなくなったり、気が荒くなることがあります。また、朝早く、夜遅くなどは関係なしに、1日のほとんどを大きな声で鳴き叫んで過ごすようになってしまい、家族が眠れない、近所から苦情が来る・・・などの問題も起きやすくなってしまいます。
去勢手術をしていないオス猫の場合は、メス猫に対する好奇心が発情の時期には強くなり、脱走しやすくなるケースが多いと言われています。オス猫の場合、メス猫程ひっきりなしに鳴くことはありませんが、家具や布団などにスプレーと呼ばれるマーキング行為をすることが多くなってしまいます。
2歳の猫の場合、発情期は何度も経験している為、稀に手術を済ませてからも鳴き癖やマーキング行為が治まらないこともあるそうです。
メス猫、オス猫ともに避妊去勢手術をすることによって、ストレスは大幅に軽減され、病気などのリスクも大きく下がりますので、猫を長生きさせるための1つの方法として、2歳の猫にも避妊去勢手術はとても大切だと思います。
2歳の猫との遊び方
2歳の猫は、子猫の頃とは違って、自らオモチャを見つけ遊ぶということは減っていきます。だからといって、自由に寝る、食べる、また寝る・・・そんな生活をさせてしまうと、運動不足になってしまいます。
2歳の猫は、まだまだ、元気なお年頃。飼い主さんが猫じゃらしやレーザーポインター、ネズミのオモチャなどで遊びに誘うと、嬉しそうに飛びついてくるはずです。子猫時代は、充電器の線やパーカーのヒモ、ティッシュやペットボトルのキャップなど、目につくものはなんでもオモチャにしてしまいます。その為1日中せわしなく動き回り、起きている時は見ている方が疲れてしまう程。自ら動くことが減った2歳の猫だからこそ、飼い主さんと一緒に遊ぶ楽しさを今まで以上に感じることが出来ますよね。
まとめ
今回は2歳の猫について詳しくまとめてみました。2歳の猫と言えば、ペットショップにはいないものの、猫カフェや譲渡会などでは多く見かける年齢でもあります。
2歳の猫はまだまだ元気な年齢ですが、この先の10年、15年と生きることが出来るよう、この頃から食生活や運動不足の解消、定期健診などに通い、愛猫の健康な体を目指しましょう!