国で異なる猫事情とは?
日本は猫が駅長になったりTVCMやドラマに登場したりする程、猫が好まれています。海外でも、猫好きな国、猫嫌いな国があるようです。もちろん、いくら日本が猫好きだとは言え、日本人全員が猫好きな訳ではなく、猫嫌いな人もいます。それは海外でも同じことです。
ですがその国の宗教や歴史により、猫好きな傾向がある国と、猫嫌いな傾向のある国があります。一体どの国が猫好きで、どの国が猫嫌いなのでしょうか?
ズバリ!猫好きな国
猫好きな国は、
- 日本
- アメリカ
- ヨーロッパ
- イスラム国家
- インドネシア(バリ島)
などです。
日本やアメリカ、ヨーロッパでは猫だけでなく犬もペットとして可愛がられていますが、特にイスラム国家やバリ島は宗教上の理由から、猫を好む人が多いようです。
と言うのも、イスラム国家ではイスラム教の予言者であるムハンマドが可愛がっていたので、猫を好むそう。「真のペット」として愛されています。余談ですが、犬は昔、噛まれて狂犬病などにかかる人が多かったことなどから「不浄な生き物」とされ、嫌われる傾向にあるとか。
イスラム教の人は大げさなほどに犬を避けるそうです。インドネシアのバリ島はヒンドゥー教徒が多いですが、猫は神様の化身として大切にされています。たとえ猫がお供えものを食べようが祭壇の上に寝そべっていようが、誰も怒りません。
ヨーロッパも猫好きな国ですが、実は黒猫だけは悪魔の使いとして、忌み嫌われてきた歴史があります。その起源は中世ヨーロッパまでさかのぼりますが、当時ペスト(ペスト菌による伝染病)が大流行し、多くの人が亡くなったのですが、その原因を魔女だとして、魔女狩りが起こりました。
更に魔女たちが飼っていた黒猫も標的になり、処刑の対象となったようです。そこから縁起が悪い生き物とされ、以降もただ色が黒いというだけで、虐待されてきたようです。
現在も、当時より軽減されたとは言え、そのイメージが完全に払拭されることはなく、里親が見つかる確率は黒猫が1番低く、また捨て猫になる数も黒猫が1番多いということです。
猫嫌いな国
猫が嫌われる傾向にある国は、韓国、インドなどが挙げられます。韓国では猫は妖怪のように扱われてきたようです。あの光る目や、瞳が閉じると蛇のように見える目が恐れられたとか。
ですが最近では、芸能人が猫を飼うなどして徐々に受け入れられてきているようです。都市部や若い人の間では猫を飼う人が増えているとの事ですが、田舎の方ではまだ嫌われる風潮が残っているそう。
インドでは猫が嫌われる、というか猫がいない、という話があります。仏教徒の人たちには、お釈迦様が具合の悪い時に猫が治療を邪魔した、という話があり嫌われているという噂もあります。ですが、インドに猫がいない理由は、野犬に襲われてしまうから、というのが実際のようです。
まとめ
色々とリサーチしてみましたが、猫嫌いな国、というのは上に挙げた以外ほとんどありませんでした。猫が嫌いだと言われている韓国でも、最近では可愛がる人が増えているようですし、これから猫嫌いな国、というのは無くなる傾向にあるのかもしれません。もちろん、あまり情報がないような国の中には、もしかしたら猫嫌いなところもあるかもしれませんが…。
ですが、猫嫌いと言われた韓国の人たちまで猫好きにしてしまうとは、さすがは猫です。その天然さと可愛らしさ、被毛のふわふわ感などで虜にしてしまったのでしょう!猫の可愛さに、国境は存在しないようです☆
10代 男性 四方茉莉
ギリシャ トルコ クロアチア イタリア
エジプト モロッコ マルタ フランス
ブルガリア さすがです ぬこと住民