あるある?猫を放置した結果・・・
猫をほったらかしにすると、こんな事件が起きるかもしれません。リスクを知って、猫との距離感を上手に保ちましょう!
事件① ドアや棚を勝手に開けて物色を始める
家を長時間留守にしていると、勝手に棚が開けられていたり閉めていたはずのドアが開いていたりします。開けることのできる器用な猫とそうでない猫がいますが、開けられたら最期・・・中にあるものを物色し始めます。
閉まっていたはずのキャットフードの袋が破られたり、トイレのドアが開けられてトイレットペーパーが悲惨なことになっていたり。仕事などで長時間留守をすることもあるでしょうから、開けられそうな場所は、前もって対応しておいた方が良さそうです。
事件② イライラから?いたるところで爪研ぎ
構われるのを嫌いな猫であっても、放置となると話は別です。やはり訴えに対してはきちんと応えてもらいたいのでしょう。いくら訴えかけても応えてくれないとなると、だんだんと苛立ちを感じ始め、それが行動に現れます。
猫が爪研ぎをするのには、鋭い爪の維持やマーキングの他に“気持ちを落ち着かせる”という理由があります。ほったらかしにされているというストレスを、爪研ぎにより軽減しているとも捉えられますね。ここで問題になるのは、所定以外の場所で爪を研いでしまうことです。そうならないために、猫のイライラやストレスは早めに察知してあげだいですね。
事件③ 猫同士の喧嘩勃発
多頭飼いの場合、相性の良い猫とそうでない猫がいるのは仕方がないことです。しかし、相性の悪い猫同士での喧嘩は避けたいですよね。猫をほったらかしにしてしまうと、募ったイライラから攻撃的になってしまったり、人が近くにいないために激しい喧嘩に発展してしまったりすることがあります。
そうならないために大切なのは、平等に接することと、やはり猫と向き合う時間をつくってあげることではないでしょうか。ひとりが好きな猫であっても、飼い主との関わりで安心感を得たり、気持ちが和らいだりすることもありますよ。
事件④ 日常のいたずらが増える
ほったらかしにされると、猫も“寂しさ”を感じます。そして猫が人に構ってほしいと訴えるときには、いたずらをすることがあります。いたずらの内容は様々ですが、上記で述べた「所定以外の場所での爪とぎ」もそのひとつです。
その他にも、高い場所から物を落としたり、異食がみられたり、飼い主を噛んだりするなどの行為もみられます。猫のいたずらは構ってほしいというサインなので、関わり方をいまいちど見直してみるといいでしょう。
事件⑤ ストレスによる病気の発症
“万病のもと”と言われるストレスですが、それはイライラや寂しさにより徐々に蓄積されていきます。ほったらかしにすることでストレスが溜まり、そのストレスにより病気が発症、そして気づくのが遅れてしまう、という結果になりかねません。
放任(自由に)させることは伸び伸びと生活ができる反面、そういったリスクがあることも知っておかなければなりません。猫との関わり方は上手にONとOFFを使い分け、病気や怪我を招かないよう生活をさせてあげることが大切ですね。
まとめ
今日のねこちゃんより:つみれ / ♂ / キジトラ / 1.8kg
自由気ままな猫だからこそ、その距離感を考えると難しいものがあります。“構いすぎる”のも“放っておく”のも、それぞれにメリットとデメリットがあるからです。また個々の性格も影響されるので、どう接していいのか悩むときもあるでしょう。
そんなときに見直してほしいのは、1.自身の行動に愛情があるか、2.その行動が猫のためになるか、です。そうすることで、間違った方向にいくことを極力避けることができると思います。この機会に猫との距離感を見直してみて、よりよい生活となるよう関わっていきましょう!