猫の『睡眠』についての5つの真実

猫の『睡眠』についての5つの真実

猫は自然界の中でも、中々にして睡眠時間の長い動物です。どうしてそんなに寝るのか、不思議に思ったこと、ありませんか?人だったら逆に調子が悪くなってしまうくらい、寝ています。猫の睡眠の謎に、迫ってみました。

1. 体力を温存している

眠る猫

猫が1日のほとんどを寝て過ごすのは、狩りの為の体力を温存しているからです。人に飼われている猫は狩りをする必要はありませんが、野良猫は自分で狩りをして獲物をゲットします。

狩りはとても体力を消耗するので、猫は長く寝て体力を回復する必要があります。そして次の狩りに備えるのです。

完全室内飼いの猫の場合は狩りをしない分、体力があり余っているのも頷けますね。猫が適度に動ける環境を整えたり、飼い主さんが猫と遊んであげたりして、余った体力を消耗してあげることが大切です。

2. 睡眠の4分の3は浅い眠り

頭を撫でられる猫

猫は1日16時間から多くて20時間眠りますが、その内の4分の3は浅い眠りです。いつ訪れるか分からない狩りのチャンスに備えて、耳は常に周囲の音を聞いています。猫のひげはわずかな空気の動きも感じ取ることができると言われていますので、獲物が近づいたのをたとえ寝ていたとしても、感知することができます。

飼い猫が寝ている時に近づくと、すぐに気がつくのは浅い睡眠だからです。何か近づいてきたことを感じて、うっすら目を開けて確認するでしょう。飼い主さんと分かれば迷惑そうにあくびをして「起こさないでにゃ」と抗議する場合もありますね。

3. もちろん深く寝ることも

眠る猫

浅い眠りの中にはもちろん、深く熟睡する時間もあります。睡眠の4分の1は熟睡しています。ただ老猫になると、全体の睡眠時間の30~40%が熟睡タイムになることも。歳を重ねて体力が落ちた分、回復にも時間がかかるということなのでしょう。

この熟睡タイムは猫にとって非常に重要です。もし熟睡が頻繁に妨げられるようなら、猫は睡眠不足になってしまうでしょう。浅い眠りか熟睡か見た目からは判断が難しいですが、猫が寝ている時は極力起こさないように配慮してあげましょう。猫の健康維持の為とても大切なことです。

4. いびきもかく

眠る猫

猫もいびきをかくって知ってました?その音は、千差万別。ピーピーもあればぷぅぷぅという可愛らしい音もあり、中にはグォ〜グォ〜と豪快ないびきをかく猫もいます。特に、ペルシャやエキゾチックといった鼻の短い猫は、いびきをかきやすい傾向にあります。

通常はいびきをかいていても問題はありませんが、いびきをかく回数が多くなったり音が大きくなったりしたら、病気のサインかも。もしそうなってしまったら、早めに動物病院を受診しましょう。

5. 睡眠時間が変わったときは注意!

時計と猫

猫がいつもより長く寝ている、または睡眠時間が短くなった時も、何らかの異常があるケースがあります。天候によって多少、睡眠時間の変化があるかもしれません。例えば雨の日は猫は狩りをしないことがあるので、その場合は長く寝ていることがあります。

ですが、晴れていたとしてもずっと寝ている、もしくはちょっとしか寝ていないのなら、何かしらの異常を抱えている可能性がありますので、早めに受診して対処してあげましょう。

まとめ

すず

のんびりと気持ち良さそうに寝ている猫を見ると、たまに変わって欲しいと思うことがありますが、猫には猫なりの事情があって、ずっと寝ているのですね。

寝ている猫の姿はとても可愛くて、ついついちょっかいを出したくなりますが、なるべく控えた方が良さそうです。猫にも快眠は大事です。確保するようにしてあげてくださいね!

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