猫が食べると危険な植物全般
700種類以上の有害植物
猫が口にすると有害な危険性を伴う植物は、およそ700種類以上もあるそうです。猫が誤飲したり接触したりして中毒症状を起こす有害植物がこれだけ存在するということは、安全な植物の方が少ないのかも知れませんね。
猫の個体差や体調によって、中毒症状の有無が違ってくる場合もあるようですが、特に危険な植物ではどの猫でも命に関わる事態に繋がりかねません。
中毒症状を起こす植物がどれだけの危険性があるのか、猫がどれくらいの量を食べると中毒症状が出るのかと言う点も知っておかないといけません。
猫にとって毒性の高い植物14選
美しく綺麗な植物でも、猫にとっては危険なものがあります。食べた量や植物によって中毒症状の出方も違いますが、少しの量で死に至ると言う毒性の強い植物もあります。ここでは死に至る可能性がある植物全般を一部ですが紹介します。
- アジサイ
- イチイ
- ジャスミン
- トリカブト
- ドクゼリ
- アサガオ
- チューリップ
- タケニグサ
- ワラビ
- ベラドンナ
- フジ
- ヒガンバナ
- スズラン
- ユリ
家の中の観葉植物5選
何気なく部屋に飾ってある観葉植物が、猫にとって危険な植物ということもあります。観葉植物は部屋に置いておくと空気を綺麗にしてくれ、インテリアにもなり人気です。しかし、猫がいる場合には避けた方が無難でしょう。
よく見る観葉植物や人気のある中から、毒性のあるものを挙げておきます。
- ポトス:皮膚炎、口内炎症
- ドラセナ:嘔吐、下痢、麻痺、手足の腫れ、死亡の危険
- スパシフィラム:よだれ、口内炎、皮膚炎
- アロエ:下痢
- アイビー(セイヨウキヅタ):嘔吐、下痢、皮膚炎、口渇
身近にある野草やお花9選
たまたま道端で見つけた野花や葉っぱなどを、家に持ち帰り飾っている人もいると思います。何気なく持ち帰ったお花や野草にも、猫に危険な植物があるようです。よく見かける植物から、毒性のあるものを挙げて見ましょう。
- オシロイバナ:嘔吐、下痢、腹痛、皮膚や粘膜の痺れ、幻覚作用
- ウルシ:かぶれ
- エンレイソウ:嘔吐、下痢
- ウメ:痙攣、呼吸困難、麻痺
- スイトピー:頚髄麻痺、歩行困難
- トウダイグサ(接触):皮膚炎、鼻炎、粘膜炎症
- トウダイグサ(誤飲):嘔吐、下痢、胃腸炎、頭痛、痙攣、目眩
- マーガレット:皮膚炎、嘔吐
- シャクナゲ:嘔吐、下痢、視力障害、筋力低下
猫に危険な植物への対策
安全を確認しよう
猫にとって危険な草や花は、ここでは紹介しきれないほどたくさんの種類があります。特に危険な草花は、大きく分けると、バラ科、ユリ科、ナス科、キンポウゲ科、ツツジ科、トウダイグサ科、イチイ科などですが、他にも安全でない植物はあります。
一歩間違えれば死に至る事もあるので、草花を家に入れるのは安全かどうかの確認をしてからにしましょう。そして、飾っている草花を猫が口に入れない習慣をつける事も大切です。
少量でも危険
猫が一口だけかじったり、生けてる花瓶のお水を舐めたと言うことから症状が出ることもあります。猫によっては、症状が出なかったりごく軽症で済む子もいますが、日ごろから「その一口が危険になる」と思っておかなければいけません。
もしも、食べた形跡がある場合は動物病院で診察を受けましょう。受診の際は写真を撮ったり、名前を調べてから行きましょう。少しでも様子がおかしかったら迷わず受診することが命を助けることにつながります。毒性が強い場合でも、早急な対処で助かる場合があるからです。
まとめ
猫が食べると危険な野草についてお話しましたが、これだけの種類が危険になるとご存知だったでしょうか?私自身も、こんなに危険な植物が多いとは知らずにいたので、調べていてゾッとしました。
観葉植物やお花は、人間からすればいい香りや癒しが感じられオシャレにもなりますが、猫には危険がたくさんなのですね。お部屋に飾る場合は、安全を確かめて、設置場所にも注意しないといけません。それとも、草花ではなく愛猫に癒されると言う方法もありかも知れませんね。