猫の春は要注意!人間だけじゃない5つのストレス

猫の春は要注意!人間だけじゃない5つのストレス

もうすぐ春がやってきます。今年新たな環境へと踏み出す方はドキドキしている頃でしょう。人間にとっても少し不安になりやすいこの時期は、猫にとってもストレスを受けやすい時期なのです。猫が感じる春ならではのストレスについてご紹介いたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

春に多い猫のストレス

外を見つめる猫

1.環境の変化

春は人間にとって環境の変化が生じる時期です。期待と不安が入り交じる複雑な心境を抱えている方もいらっしゃると思います。このような飼い主さんの変化は猫にも伝わります。心に余裕を持つことは容易ではありませんが、猫にも環境の変化が分かり不安になることがあるということを頭の片隅に入れ、様子を観察するようにしてください。

2.引越し

転勤や進学などで引越しを余儀なくされる方もいらっしゃるでしょう。今まで住み慣れた地を離れ新たな生活を始めることは人間にとってストレスを感じます。

それは猫も同様で、全く知らない環境に移り住むことはストレスを感じるのです。引越し直後は安心して過ごせるケージを用意すると良いでしょう。

また、当日は引越し業者の出入りや、荷物の運び入れなどで玄関や窓を開ける機会が頻繁になり、開いている時間も長くなりがちなので猫が逃げてしまわないように気をつけてください。

落ち着くまでキャリーケースに入れておくこともおすすめですし、ケージがすぐに用意できる場合はケージに入れると飼い主さんも安心できると思います。

3.気温差

大きな環境の変化がない家庭でも油断は禁物です。この時期の気温は日々の気温差や、日中と夜間の気温差が大きくなります。気温差の影響を受けるのは人間も猫も同様です。猫も体調を崩しやすい時期であることを認識しておきましょう。また、暖かくなってきても暑さに慣れるまでは注意が必要です。

4.季節性アレルギー

この時期は、アレルギー体質や皮膚炎になりやすい猫は注意が必要です。アレルギーの影響で身体に痒みや不快感が生じます。これらの症状はストレスの原因にもなります。頻繁に身体を掻いたり舐めたりしている場合は動物病院に相談してみましょう。

5.発情によるストレス

春は猫にとって恋の季節です。発情は身体にも負担がかかりますが、発情しても交尾に至れないストレスは精神的にも負担がかかります。繁殖を希望しない場合は去勢や避妊手術を受けることをすすめます。ただし健康上の理由で手術ができないこともあるので、信頼できる獣医師とよく話し合うようにしましょう。

猫がストレスを感じるとどうなるの?

不安げな顔

ストレスを受けた猫は自分自身の身を守るために様々なホルモンが生産されます。そのうちのひとつが「コルチゾール」です。コルチゾールは「免疫系の働きを抑える作用」があり、長期間ストレスに晒されることで免疫低下を起こしてしまいます。他に、猫が強いストレスを受けたり、長期間ストレスに晒されると次のような行動の変化がみられる場合があります。

  • 身体を過剰に舐める
  • 尿スプレーをする
  • 肉球に多量の汗をかく
  • 毛を逆立てる
  • 触られることを嫌がる

さらに行動の変化だけでなく体調にも変化が生じます。ストレスによる体調の変化には以下のようなものがあります。

  • 元気がない
  • 食欲不振
  • 嗜好の変化
  • 嘔吐や下痢
  • 脱毛

これらの行動や体調の変化は必ずストレスが原因とは限りません。中には病気が隠れている場合もあるため、様子を見て改善が見られない場合は動物病院を受診することをおすすめします。

まとめ

ハートのかぶりものをかぶった猫

猫はとても我慢強い動物です。野生の名残から些細な体調不良は隠してしまう傾向にあります。人間にとっても少し心の余裕がなくなる時期でもありますので、まずは自分自身の心身の変化に気づき、少しでもリラックスできる方法をみつけてみてください。

そして愛猫に変わった様子がないか観察しましょう。もしストレスになる要因があり、改善できるできるものは改善していきましょう。もしも改善しても症状に変化がなかったり悪化する場合は単なるストレスと断定せずに一度動物病院を受診するようにしてください。人も猫も体調に気をつけて楽しい春を迎えましょう。

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