猫の平均寿命は?
そもそも猫の平均寿命はどのくらいなのでしょうか。
猫は病気になってしまうことや、大きなストレスを抱えてしまうと残念なことに「長生き」はしてくれません。また、野良猫は不慮の事故に遭ってしまうこと、感染症などにもなってしまうので平均的な寿命は「2~5年」くらいだと言われています。
では外には出さないで飼う、自宅飼いの猫の平均寿命はどのくらいなのでしょうか。
自宅で飼われている猫の寿命は、年々のびている傾向にあり、おおよそ「14~15歳くらい」だと言われています。
そして、ギネス記録に認定されている最高齢の猫は、38歳と3日という歳月も生きた、アメリカテキサス州で暮らしていた猫です。
この猫は人間に換算すると、なんと「約170歳」にもなるまで元気に暮らしていたんですよ。
長生きする猫に共通した4つの事
長生きする猫に共通する事は、どのようなものがあげられるのでしょうか。
長生きする猫には「共通する生活方法」があります。
飼い主さんが実践できることもありますので、是非、愛猫のためにも参考にしてみてください。
ここでは、長生きする猫に共通した4つの事についてご紹介させていただきます。
1.太りも痩せもしない
長生きする猫に共通することは「太りも痩せもしない」ことがあげられます。
長生きする猫は体型を常に維持し、太ってしまうことや、夏バテや食欲不振で体重が落ちて、痩せてしまうこともほとんどありません。
食欲旺盛な猫はよく食べます。しかし運動不足などになってしまうと肥満になり、糖尿病などの病気になることもあります。
また反対に痩せていると、病気で食欲不振になったときに、病気に勝つ免疫や体力を保有していないこともあります。どちらも踏まえると、太りすぎず痩せすぎない「普通のその子にちょうどよい体型」を維持することが長生きの秘訣だと言えるでしょう。
2.食事をきちんと食べ、水も飲むこと
長生きする猫に共通することは「食事をきちんと食べ、水も飲む」ことがあげられます。
前述でお伝えした「痩せすぎない」、そして太りすぎない程度に、飼い主さんが食事を適切に与えなくてはいけません。
キャットフードはなるべく適正な量を量り、体重計にもたまに乗せて、「太りすぎていないか、痩せすぎていないか」など、チェックをしてあげましょう。また、こちらは飼い主さんが実践できることなのですが、猫は元々砂漠に生息しており、あまり水を飲む習性がありませんので
- 新鮮な水を用意すること
- 複数か所に設置する
という工夫をして、猫が積極的に水を飲める環境を作ってあげてください。
3.よく遊ぶこと
長生きする猫に共通することは「よく遊ぶ」ことがあげられます。
猫が活発でイタズラ好きであることや、よく遊ぶような猫は比較的長生きをする傾向にあります。よく体を動かすということは
- 運動不足の解消ができる
- ストレス発散ができる
というメリットがあります。
猫はストレスを抱えやすい動物でもあるので、飼い主が積極的におもちゃで遊んであげて、体を動かしてあげるようにしてあげてくださいね。
4.何かあればすぐに病院に行く猫であること
長生きする猫に共通することは、「何かあればすぐに病院に行く猫」であることです。
猫の病気や異常は「いかに早期発見」をして治療に取り掛かるかで寿命も変わってきます。
- 下痢や嘔吐がある
- 食欲不振
などという猫の「何らかの異変」に気がついたのに、自宅でずっと様子を見ている状態でいると、その間にも病気は進行をしてしまっていることもあります。猫の死因第一位でもある「腎臓病」は、自覚症状もほぼなく、飼い主も気づくのに時間がかかってしまいます。
- 水をたくさん飲むようになった
- トイレの回数が変わった
などの小さな変化でも健康チェックを兼ねて、動物病院へ受診をするようにしてみてください。小さな変化でも、すぐ病院に行く猫ほど、結果的に長寿につながるでしょう。
まとめ
大切な愛猫には長生きしてほしいですよね。
猫が長生きをする共通点として
- 太りも痩せもせず体型を維持すること
- 食事や水をきちんと摂取すること
- 体を動かしてよく遊ぶこと
- 何かあればすぐ病院へ行くこと
があげられます。
健康で元気に長生きさせるためにも飼い主さんが猫の生活環境を整えてあげることが大切でしょう。