19歳になるとご存命猫の数がガクッと…
ペット医療の発達によりご長寿猫が増えてきたとは言え、19歳になるとなぜかその数はガクッと減ります。このことが「19歳の壁」と言われている所以でしょう。
なぜ19歳になると猫の数が減るのか理由は定かではありませんが、猫が19歳を迎える年になったら、体調管理などには細心の注意を払った方が良さそうです。
人間で言うと、92歳
猫の19歳は、人間で言うとなんと92歳!かなりのご長寿です。ここまで猫と一緒にいれたら、とても嬉しいですね!
19歳だとしても元気な猫もいます。とは言え、猫がケガをしたり事故にあったりすることのないよう、注意する必要はもちろんあります。毎日の暮らしに気をつけて、猫との時間を最大限楽しみたいですね。
猫の平均寿命は14.2歳
猫の平均寿命は、2017年のデータで14.2歳となっています。19歳と言えば、平均寿命より5年も長いのです。いかに長生きなのかが分かりますね。
ということは、ここまで到達する猫が少ないのも、何となく納得が行くかも。猫の平均寿命が伸びてきているとは言え19歳は高い壁なのでしょう。
生活環境で19歳の壁が越えられる?
猫が生活している環境によって、高い壁である19歳を超えられる可能性があります。猫を外出させないのはもちろん、猫の体に負担をかけないような室内作りをしていきましょう。
例えば、水飲み場や寝床に行きやすくする、段差をなくすなど、体が衰えてきた猫がすごしやすい環境を作るのです。
また、静かな暮らしを送れるように心がけてあげてください。子猫を迎え入れるのは、多大なストレスになってしまいますので避けましょう。穏やかな日常を送れるよう、飼い主さんが生活環境を整えてあげてください。
19歳の壁を越える薬とは
な、なんと!猫の寿命を2倍伸ばす薬が、現在開発中との情報が。東京大学の教授が、AIMという因子を発見してそれが猫の腎臓病の予防に大きく関わっていることが分かったのです。
人であれば、腎臓に異常が起きたときこのAIMが働いて、尿管のつまりを解消してくれます。ですが猫の場合、AIMが体内にあるものの働いてくれないので、尿のつまりが解消されず、どんどん腎臓が悪くなってしまいます。
猫が泌尿器系の病気にかかりやすいのは、AIMが原因だったのですね。このことを発見した教授は、2020年までに薬の商品化を予定しているのだとか。
猫の特性だからと諦めていた腎臓病が、これで治療、予防できるようになるかもしれません!
まとめ
いくら猫と一緒にいたくても、いつかは来る別れ。そしてそれは多くの場合、猫を飼い主さんが見送る形になるでしょう。
猫と辛い別れは、遠ければ遠いほど良いですね。生活に気をつけていれば、かなり長い間、猫と一緒にいられるかもしれませんよ!