猫がストーブで焦げる・火傷をする!予防法や注意点について解説

猫がストーブで焦げる・火傷をする!予防法や注意点について解説

寒い冬は、ストーブをはじめとした暖房器具が、欠かせません。それは猫にとっても同じです。ポカポカと暖かいストーブは、猫の重要な熱源です。ストーブの前を占領して暖を取る猫は多いですが、被毛が焦げ、やけどしてしまう事があるとか。猫にストーブを使わせる場合の注意点など、チェックしていきましょう!

SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫がいる部屋でストーブを使う時の注意点

暖炉であったまる猫

猫はストーブが大好きですが、猫がいる場所でストーブを使う時の注意点が、いくつかあります。

ストーブで猫が焦げる、火傷をする

猫が暖を取ろうとストーブに接近し過ぎて、被毛が焦げてしまう事があります。変な匂いがすると思ったら、猫の被毛が焦げてしまっていた、と言うケースもあります。やけどにも繋がる危険なケースですので、充分に注意しなければいけません。

ストーブに猫が乗ってしまう

猫がついうっかり熱いストーブの上に乗ってしまう事や接触してしまう事があります。しっかりと対策をしておかないと大やけどをしてしまいます。

ストーブでダメ猫になる

猫がストーブを使うことで、ストーブの前にずっと寝転がり一日だらだらと過ごすようになってしまうことがあります。人間のこたつと同じで、冬にはある意味危険なアイテムと言えるでしょう。

とは言え、やらなければいけない事がたくさんある私たちと違い、猫はいくらダラダラしていても困りません。多少、運動不足になるくらいでしょうか?

羨ましい限りですが、このように愛猫がダメ猫となるのも、冬の風物詩の一つでしょう。

飼い主さんや他の猫との取り合い合戦が勃発する

暖を取りたいのは、猫だけではありません。飼い主さんも同じくらいストーブに当たりたいのに、愛猫がストーブ前の特等席を占領して使えない、なんて事も。

愛猫をどかしてもまた戻って来て、争奪戦になりそうです。

多頭飼いの場合も争奪戦が繰り広げられることでしょう。取り合いによる怪我猫が出ないよう、注意しなければいけません。

猫がストーブで火傷や焦げを予防する方法

ストーブの前に居る猫

猫は意外と鈍感なのか、自分の被毛が焦げていても、気にせずそのままストーブに当たり続ける事があります。気をつけないとやけどしてしまう可能性がありますので、猫がストーブに近づき過ぎないように、安全対策を行いましょう。

ストーブに防護柵を設ける

ストーブガード、ファンヒーターガードなどの名前で、防護柵が販売されています。2〜3千円で購入できますので、毎年使うようなら、あっても良いですね。100円ショップにある金属製の網を組み合わせて柵にする飼い主さんもいます。ストーブの上に乗る猫の場合は、上も柵で覆うようにしてください。

ストーブではなく猫用こたつに切り替える

火傷防止策が施された、猫用こたつを導入してはいかがでしょうか?猫用こたつであれば猫が焦げることなく、暖かく過ごして貰えます。もしかすると、中に潜って出てこなくなるかもしれませんが、愛猫の安全の為なら、仕方ありませんね。猫の好みによっては、「やっぱりストーブがイイ!」と言われる可能性があります。

ストーブから少し離れた場所にベッドを置く

愛猫お気に入りのベッドや毛布などを、ストーブから少し離れた場所に置くと、そこに留まる可能性があります。もちろん、ストーブの熱が伝わりつつも焦げることのない、丁度良い場所に置くようにします。絶妙な場所を見つければ、そこが冬の間のお気に入りスポットとなる事でしょう!

猫のヒゲがストーブで焦げてしまったら?

猫のヒゲは精巧で繊細なセンサーの役割をしていますが、残念ながら熱を感知する機能はないらしく、ストーブの熱でチリチリに焦げてしまうことがあります。

恐らく焼ける匂いがしているはずですが、気がつかないのでしょうか?

それはさておき、もし愛猫のヒゲが焦げてしまっても、抜いたりカットしたりはしない方が良いようです。

ちょっと可哀想(面白い?)状態にはなってしまいますが、自然に生え変わるのを待った方が、猫には負担が少ないようです。

まとめ

ストーブと猫

ぬくぬくと暖かい場所でグッスリ眠る、猫の姿は見る側を幸せにしてくれます。そんな愛猫の安全を守る為、やけど対策はしっかりと行っていきましょう!

投稿者

40代 女性 かずさ

冬場に猫ちゃんのいる部屋でストーブをつけている場合、火傷に気をつけてあげなければいけませんね。
祖母の猫ちゃんが昔、ストーブで火傷しました。水ぶくれができまして、すぐに獣医さんに診ていただいて処置をしていただきました。1日入院して経過を見ていただきました。幸い、脱水もなく火傷も2週間で治りまして安心したのですが、ストーブが危ないのでファンヒーターにかえたのを思い出します。

スポンサーリンク