高齢の猫との過ごし方とおすすめグッズ3選

高齢の猫との過ごし方とおすすめグッズ3選

高齢の猫との過ごし方について、若い頃との違いはどんなものがあるのでしょうか。猫の寿命は、ここ10年程で伸びており、完全室内飼いの平均寿命は15.81歳とされています。ただ、猫は人の4倍のスピードで年齢を重ねるので、つい最近まで子猫だった愛猫があっという間に大人になり、気が付けば高齢猫の仲間入りをします。少しでも快適に、健康に長生きしてもらう為にも、改めて高齢の猫との過ごし方について考えてみましょう!

高齢の猫との過ごし方

本と猫

高齢の猫は、以下のような変化が少しずつ表れます。

  • 食が細くなる
  • 寝ている時間が増える
  • 爪とぎの回数が減る
  • グルーミングの回数が減る
  • 視力、聴覚、筋力が衰える

上記のような老化に伴う変化も考慮し、高齢になった猫との過ごし方を具体的に考えてみましょう!

高齢になった猫の食事

人間同様、猫も老化と共に食が細くなってしまう事があります。現在では、高齢の猫の為の栄養価が高く、消化のいいフードがたくさん販売されていますので、愛猫の体にあったフードを選びましょう。食欲が低下しがちな夏場等は、水分補給にもなるウェットフードを利用するのもいいですね。ただし、高齢の猫になると運動量が減り、肥満になりがちなので低カロリーで高栄養なフードを選んでおくと安心です。また、一度にたくさんの量を食べる事が難しい場合は、1日3回以上に小分けして与えてみましょう。水飲み場も増やし、脱水症状にも十分注意したいですね。

高齢になった猫の寝床

高齢の猫は、じっとしている時間、寝ている時間が増えます。その為、愛猫が安心して寛げる寝床をいくつか用意してあげましょう。例えば、愛猫のお気に入りの場所以外にも、昼間に日の当たる窓際や、夏場なら涼しい、冬場なら暖かい場所等に、寝床を準備してあげるといいですね。ずっと飼い主さんの側に居たいという愛猫なら、飼い主さんが過ごす部屋に、一人でゆっくりしたいという愛猫なら、人の出入りが少ない部屋に設置してあげる等、人の生活リズムに振り回されず、愛猫が自由に寝床を選ぶ事ができる環境が理想的です。

高齢になった猫のお手入れ

最初にお話ししたように、高齢の猫は爪とぎやグルーミングの回数が減る事があります。その為、毛に艶がなくなり汚れが目立ったり、爪が伸びがちになったりします。愛猫のストレスにならない程度に、こまめなお手入れが必要になります。ブラッシングや爪切りはもちろん、目や口周りの汚れも濡らしたガーゼ等でこまめに拭きとりましょう。

また、3歳以上の猫の8割が歯周病だと言われる程、猫は口内トラブルが起きやすいという事をご存知でしょうか。口内に異常がないか、ヨダレが増えたり、口臭が強くなっていたりしないか等、口内ケアにも気を配り、毎日のボディーチェックを欠かさず行いましょう!ちなみに、7歳を過ぎた頃から半年に1度、健康診断を受けるのがオススメです。猫の病気には早期発見、早期治療が要となるものが多いので、少しでも異変を感じたらかかりつけ医に相談しておくと安心です!

高齢になった猫と過ごす部屋

高齢の猫は視力や聴力、筋力が衰える事で、今までは楽に飛び乗る事ができた場所から落下してしまったり、ぶつかってしまったりする事があります。瞬発的に動く事が難しくなってくると、落下物を避け切れず下敷きになってしまう事も。ただ、高齢の猫であっても適度な運動は必要ですし、ただ高い場所に上がれないようにするのではストレスが溜まってしまう可能性もあります。その為、高い場所に愛猫お気に入りの場所がある場合等は、足場を追加し、階段式に昇り降りができるように工夫しましょう。また、周りの物をしっかりと片付けておく事も必要です。

高齢になった猫との接し方

そして、高齢の猫との過ごし方で何よりも大切なのは「ストレスを溜めさせない事」です。もちろん、若いからといってストレスを溜めさせていいという訳ではありません。しかし、高齢になってくると若い頃よりも神経質になり、ほんの些細な事がストレスに繋がる場合もあります。まず第一に、人の生活リズムに愛猫が振り回される事がないように気を配り、愛猫が猫らしく気ままに、自由に過ごせる環境を作る事が大切ですね。

飼い主さんも忙しいかもしれませんが、愛猫が構って欲しい時に構う、そんな関係が理想的なのかもしれません。ただ、高齢になってくると遊ぶ回数も減ってしまうので、愛猫の様子を見ながら遊びに誘ってあげる事も必要です。必要以上に神経質になる必要はありませんが、なるべく穏やかにゆったりとした空間を意識するといいですね!

高齢の猫との過ごし方についてまとめましたが、一言に高齢といっても11歳と15歳では大きな差がありますし、中には高齢だとは思えない程に元気に遊びまわる猫ちゃんも居ます。愛猫にとって心地の良い空間については、飼い主さんが一番よくご存知だと思いますので、愛猫の性格や体調に合わせて色々と工夫してあげて下さいね♪

高齢な猫って何歳からなの?年齢を確認しよう

年齢別イメージ

高齢の猫との過ごし方についてご紹介しましたが、そもそも高齢猫とは何歳頃の猫の事を言うのでしょうか。

猫は2歳で人間でいう24歳を迎え、その後は人の4倍のスピード、つまり1年に4歳ずつ年齢を重ねます。一般的に猫が高齢と呼ばれるのは、11歳を迎えた頃で、人間でいう60歳にあたります。ただし、7歳頃から(人間でいう44歳)少しずつ老化が始まるので、この頃からのケアが重要となります。

また、高齢猫用のフードを見てみると7歳、11歳、15歳、18歳とステージ分けされているものが多いようです。この年齢は人間で言うと44歳、60歳、76歳、88歳となります。こうして人の年齢に換算してみるとよく分かりますが、60歳と76歳では大きな差がありますよね。

前述したような生活の工夫については、11歳頃から行っておいても害になるものはありません。ただ、個体差もあり一概には言えませんが、目に見えて筋力が衰え始めるのは15歳前後とされていますので、高低差の工夫に関してはこの年齢を目安にしてもいいかもしれませんね。11歳頃であればまだまだ元気に遊びまわりたい猫ちゃんも居るかもしれませんし、年齢だけに捉われず、愛猫の状態をしっかり把握するようにしましょう!

高齢になった猫におすすめしたいグッズ3選

猫グッズイメージ

ここでは、高齢の猫と過ごす時に便利なグッズを紹介します♪

シニア向けキャットタワー

商品名:Mauタワー エスカリエ

障害のある猫ちゃんの為に生まれた、ローステップのキャットタワーです。階段式になっており、段差も30cm未満に設計されています。また、ステップ台は猫が2匹乗れる程の広さになっており、踏み外す心配も減りますね。

商品名:Mauタワー エスカリエ
価格 :10,480 円(税込)送料無料
全高:131cm
重量:27kg
カラー:ベージュ、ピンク

マウ (Mau) タワー エスカリエ ベージュ mt-002-be
10,682円(税込)

商品情報
大きなハウスでは中でのびのびお昼寝ができます
2匹で一緒に入ることもできます

シニア猫用スロープ

商品名:にゃんこスロープ

トイレ前に設置する事ができる、砂をキャッチしてくれる滑り止めも付いた猫用スロープです。もちろん、トイレだけではなく家の中の段差部分に使用する事もできますね。軽いので持ち運びもできますし、お手入れも簡単なので一つ用意しておくと便利かもしれません。

商品名:にゃんこスロープ
価格 :1,728円 (税込) 送料別
サイズ:幅40×奥行40×高さ11cm
重量:555g

にゃんこスロープ シングル
1,728円(税込)

商品情報
イレ前の段差を安心に。子猫も上りやすいスロープ
猫の安全にこだわり、設計から製造まで丁寧な国産品

シニア用フードボウル

商品名:猫壱 脚付フードボウル

高齢の猫は食が細くなったり、食への興味が薄くなってしまう事があります。ご飯を食べる姿勢が辛かったりすると、余計に食事量が減ってしまう場合があるので高さのあるフードボウルを利用して食べやすい姿勢を作ってあげるのがオススメです♪中でも、猫壱 脚付フードボウルはデザインもとても可愛く、重みもある為、動きにくくなっています。磁器製の為、温めたフードが冷めにくいという利点もあります。この猫壱シリーズには、メモリ付きのウォーターボウルも販売されていますので、飲水量の把握にもオススメです♪

商品名:猫壱 脚付フードボウル
価格:1,030円 (税込) 送料別
最大容量:約150ml
サイズ:約器部分 直径11×深さ3cm
脚部分:直径9×高さ4.5cm
製品重量:約295g
材質:磁器

猫壱 脚付フードボウル 猫柄 レギュラーサイズ
1,030円(税込)

商品情報
高さのある食器、返しがあるのでこぼれにくく、食事時の負担を軽減します

この他にも、高齢の猫向けサプリメントや、滑り止め付きのあったかマット等、様々な商品が販売されています。お部屋の構造や、愛猫の体調、生活リズムに合わせて色々試してみて下さいね♪

高齢の猫との過ごし方まとめ

膝の上の猫

高齢の猫との過ごし方についてご紹介しましたが、やはり愛猫の年齢や個体差によって対応も様々だと思います。現在では、20歳を超える飼い猫ちゃんも増えてきていますので、ご長寿猫を目指して、愛猫と快適な猫ライフを送って下さいね♪

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