ハンドクリームが猫に良くない理由
- 猫はハンドクリームに配合されているアロマオイルを分解できないから
- 保存料、香料、ハイドロゾールなどが有害な場合もある
人が使うハンドクリームは基本的には安全性が確認されています。ですが、それはあくまでも「人が皮膚に使用する場合」であり、猫が口から摂取する場合の安全性ではありません。
ハンドクリームを付けた後、猫に触るのはなるべく避けた方が良いでしょう。人の手についてクリームが猫の被毛に付き、そのクリームを毛づくろいで猫が舐めとってしまうからです。
ハンドクリームにアロマオイルが配合されているものは避ける
特にアロマオイルが使われているハンドクリームは、猫にとって毒となってしまう事があります。猫はアロマオイルを分解できないので、体に悪い影響を与える事が分かっています。
もちろん一部猫にも使用できるアロマオイルもあるにはありますが、よほどアロマオイルに精通していなければ、全てのアロマオイルが入っているハンドクリームは使わない方が無難です。
その他にも、保存料、香料、ハイドロゾール(精油を作る際にできる水)などが含まれています。
いずれも、猫が口にする事に対しての安全が確認されている訳ではありませんので、なるべく口に入れさせないようにする方が安心です。
ハンドクリームを好んで舐めてしまう猫もいる
猫はハンドクリームの油分や香りがお好みのようで、中にはハンドクリームのチューブを噛んでしまう子もいます。飼い主さんがハンドクリームを塗ると、わざわざ舐めにくる子もいるようです。
愛猫に万が一の事がないよう、ハンドクリームは猫の手の届かない場所に置き、付けた後は触らないように注意しましょう。
猫が舐めても安全なハンドクリーム
愛猫のためにハンドクリームは塗らずに過ごしている、という飼い主さんもいますが、乾燥する冬はハンドクリームなしじゃいられない、という方はどうしたら良いのでしょうか。猫を飼っている方の多くはワセリンやオリーブオイルで手の保湿をしているようです。
ワセリン
- 猫の口に入っても無害
- 動物病院で処方される事もある
- 値段も安い、手に入れやすい
ワセリンは安全性が高く、皮膚や粘膜をそのまま通過するため口に入っても無害です。便秘の猫や毛球症予防の為に処方される事もあります。もちろん人に対しても安全な上、お値段がかなりお手頃です。ドラッグストアやネット通販などで簡単に手に入ります。
オリーブオイル
- 猫の口に入っても安全
- ピュアオイルは避ける
高品質なものは顔に使う人もいる程のオリーブオイル。猫の口に入っても安全です。余談ですが、オリーブオイルをハンドクリームとして使う場合、ピュアオイルは避け、なるべく酸度の低いものを選ぶと良いようです。
そして塗った後の余分な油分は拭き取るようにします。余分な油分をそのままにしておくと酸化し、お肌を傷つけてしまうからです。成分的には猫にとって安心ですが、使い勝手はあまり良くないかもしれません。
猫が舐めても大丈夫なハンドクリーム
100%食品由来成分や天然成分で作られているハンドクリームで、猫が舐めても大丈夫と謳っている商品があります。
とは言え、積極的に猫に舐めさせるのは避けた方が良いでしょうが、このようなハンドクリームであれば安心して使うことができます。飼い主さんにも優しい成分なので敏感肌の方も使えます。
まとめ
- ハンドクリームを塗ったあと猫を触る事は避けるべき
- ハンドクリームにアロマオイルが配合されている物は危険
- 保存料や香料などが猫にとって有害な場合がある
- ハンドクリームとして代用すると良い物:ワセリン、オリーブオイル
冬はハンドクリームを手放せない!!という方は、特に愛猫への影響が気になりますよね。
ハンドクリームには猫にとって有害な成分が含まれていることがあります。少量ではあまり影響がないかもしれませんが、ちりも積もれば山となるです。
アロマの成分の中には猫にとって有害なものもあります。どのくらいの量を含有しているかにもよりますし、どのくらいの量を猫が舐めるのかにもよります。できるだけ安全であることを重視するならば使わないに越したことはありません。
確かにハンドクリームなどを塗った後はニオイが気になるのか、鼻を近づけてペロペロしてくる事が多いように思います。
毎日のように猫がハンドクリームを舐めていたら良くない影響が出る可能性があります。ハンドクリームを塗った後は、なるべく猫に触らないようにした方が安全です。
愛猫の安全を守るため充分に気をつけていきたいですね!
女性 はにーらて
ハンドクリームの中には香りが強いものも多く、アロマ成分も含まれているものも多くあります。
販売されている9割は香料がついている為、人間である私ですら塗りたてのハンドクリームの匂いのキツさにしんどい思いをした事もあります。
周りはどうなんだろう?と思いましたが、思い返す範囲では普通にハンドクリームやボディークリームを使ってます。
なので、猫飼いさんでもそういった面を意識してワセリンやオリーブオイルを使っている方は決して多くなく、むしろ珍しいのでは?と思います。
とくにオリーブオイルはハンドパック程度に使うならともかく、ハンドクリームとして使うには勝手が微妙ですかね。
ワセリンは、純度が高い〝白色ワセリン〟と言われるものがさらに良いのですが、私も使っています。
ハンドクリームとしてと言うよりは、感想が酷い時にワセリンを手に塗り込み、その後に棉素材の手袋をして保湿という形で使っています。
ワセリンは、オムツかぶれや軽めの湿疹に塗ってあげると皮膚状態が良くなりますので、我が家の子に使っています。
液体ワセリンならそのまま、普通のワセリンなら手のひらで温めて液状になったものを塗り込むと効果アップです。
あと、個人的に好きなんですが馬油なんかも猫にとって口に入っても安心なものの1つだそうで、猫の口内炎に塗っても効果があるようです。
馬油に関しても混ざりもののない馬油100パーセントのものに限りますが。
ソンバーユなど有名ですし手に入りやすいのでオススメです。
ハンドクリームを何気なく使っていましたが、深く考えると猫にとって良くはありませんね。
ハンドクリームを塗ったあとは手袋をはめたり、猫が舐めても安心なワセリンや馬油を使ったり気を配るとさらに安心ですね。
手袋をしても、猫にとって良くないアロマ成分が入ったハンドクリームなどは避けた方が無難ですね。
なるべく無香料が良いですが、香りを楽しみたい場合はアロマ成分がないものを選ぼうと思いました。
40代 女性 かなこ