猫がタバコを誤飲してしまう理由
元々猫はタバコのニオイが嫌いだと言われている為、犬よりもタバコの誤飲の心配はされていません。それでも、動かせば転がるタバコは猫にとって面白いオモチャです。
我が家でも、猫が主人のタバコを転がして遊んでいるところを目撃したこともありますし、実は1度タバコを誤飲してしまったことがありました。
十分に気を付けていたはずなのですが、猫は家の中のある程度の場所までは登ることが出来ます。ここなら届かないだろう、と寝る前に私たち飼い主が勝手に判断した高い場所に保管していたのですが、どうやら高い所に隠されたタバコはなおさら魅力的に感じたのでしょう。
朝起きた時にはタバコが床に転がり、1本だけ4分の1程ちぎられていました。どうしようかと悩みましたが、我が家には3匹の猫がいますのでどの子が食べたかわかりませんでした。
食べた量・そしてある程度の時間が経過していたと思われることから、様子を見ることにしました。その後何も問題はなかったので、ホッとしたのを覚えています。
では次に、猫がタバコを誤飲してしまった際、病院へ行くか行かないかを判断する為の大切なポイントをご紹介します。
猫がタバコを誤飲してしまった時の対処法
猫がタバコを誤飲してしまったことに気が付いたら、
- 誤飲したと思われる量
- 猫の様子
をしっかりと確認しておくことが大切です。
猫がタバコを食べてしまうと、タバコのニコチンが体内に吸収されて中毒を起こしてしまう恐れがあるため、大変危険です。犬や猫等のペットの場合、ニコチンを体重1kgあたり1〜2mg摂取してしまうとニコチン中毒を起こしてしまうと言われています。
例えば体重5kgであればニコチン5mgから中毒を起こす可能性があるということになります。早ければ誤飲後15~45分以内に中毒の症状が見られることもあり、
- 興奮
- 震え
- よだれを垂らす
- 嘔吐や下痢
等の症状が見られた時にはすぐに動物病院へ行きましょう。
猫がタバコを誤飲してしまった場合、すぐに吐かせることが有効です。逆に、誤飲から1日以上たっていて、猫の様子がいつも通りの場合は、急性の中毒は起こしていない可能性がありますが一度動物病院に相談した方が無難でしょう。
まとめ
今回は猫のタバコの誤飲についてまとめてみました。わんちゃんの場合散歩中などに道路に落ちているタバコを誤飲するケースも多いと言われていますが、猫ちゃんはタバコ自体のニオイを苦手とする為か、わんちゃん程は誤飲が多くありません。
しかし、子猫のうちは思いがけず、オモチャにしてしまいちぎってみたり、かじってみたりして遊ぶことが多いので、愛煙家の飼い主さんはタバコの保管場所にお気をつけください。