猫が虫を食べたら
猫が虫を食べてしまったところを見ると大丈夫かな?と心配になりますが、猫は昔からの習性で虫を食べてしまうことがあります。猫にとっては当たり前の行動なんですね。ですから心配する必要はありません!
我が家でも、3匹の猫がいますが、ハエが飛んでいれば追いかけまわし、パクッと食べてしまうことや、ゲジゲジが出れば3匹のオモチャになってしまい、発見した時にはゲジゲジの手足がバラバラにちぎられている、何てこともよくあります。
猫より先に虫に気が付けば私が捕獲しますが、どうも猫に先に見つかってしまうようで、私が虫を発見する時には、すでにバラバラ事件になってしまいます・・・。
しかし、いくら本能とは言っても、どうやら調べてみると虫なら何でも食べてOK!というわけではなく、気を付けなければいけない虫もあるんだとか。
今回は猫が食べてはいけない虫をまとめてみました!
猫が食べてはいけない虫
ゲジゲジ 危険度 ☆☆☆☆☆
あちこちで嫌われがちなゲジゲジ。私も大の苦手で、夏が嫌いという理由の一つにゲジゲジが出ることも入るほど。ゲジゲジには申し訳ないのですが、見た目が最高に気持ち悪いです。
しかし猫は、すぐにオモチャにして遊んでしまいます。そして不思議なことに我が家の猫たちは、ゲジゲジだけは食べません。手足をバラバラにちぎって遊ぶだけ・・・。
ゲジゲジは毒がないと言われていますが、食べても大丈夫なのかと調べてみたところ、何とゲジゲジを食べて猫が体調を崩した例はなかったです。なので危険度は0にしました。
しかし、容姿が似ているムカデは毒を持ち、また猫がアナフィラキシーショックを起こす危険性もあり、注意しなければいけないようです><
ハエ 危険度 ★☆☆☆☆
O-157を代表とする病原性大腸菌持っている場合があるんだとか。ですが、昔かかりつけの獣医さんに聞いた時は、「確かに菌は持っているだろうけど、ハエのあの小さな体で猫が一度でグッタリするほどの菌の量を持っているとは思えない。」とおっしゃっていました^^
日ごろからエサは食べずに、ハエのみを大量に食べている!という場合は、気を付ける心配がありますが、そんな猫ちゃんは、まずいないでしょうし、ハエもそんなに簡単に捕まってはくれません^^;
普通の生活を送っている猫ちゃんであれば、ハエに関してはそこまでの心配はいらなそうです。
蚊 危険度 ★★☆☆☆
猫もフィラリア幼虫を持った蚊に刺されると、フィラリア症に感染します。ただし、フィラリア幼虫を持っている蚊を食べてもフィラリアには感染しません。
ゴキブリ 危険度 ★★★☆☆
私が住む地域ではゴキブリを見ることもありませんが、しょっちゅうゴキブリに悩まされているという方もいらっしゃいます><
あの見た目、私もどうも苦手ですが猫ちゃんはやっぱり大好きみたいです。ネットには、「猫がゴキブリを食べてしまうけど大丈夫?」という質問がたくさん。
ゴキブリを食べることで心配な点は、
- 寄生虫
- 殺虫剤
この2つ。
猫がゴキブリを食べることで回虫に感染する危険性があります。ゴキブリ以外にも、ネズミやミミズにも同様の危険性があります><
このほかにも、殺虫剤のエサを食べているゴキブリを猫が食べてしまうと、殺虫成分によっては猫への危険性も考えられるんだとか。しかし、毒エサを食べたゴキブリを1匹や2匹食べたくらいでは、猫も平気だとの回答も多くみられた為、危険度は星3つ!
【ゴキブリ用殺虫剤についての補足】
ゴキブリ用殺虫剤の成分には、猫や人間などの哺乳類には作用しないものも、猫や人間などにも毒となるものもあります。
また、置き餌タイプの殺虫剤には子供やペットの誤食を防ぐために苦味のある成分も含まれていて、殺虫剤そのものを多量に食べてしまう例はまずないようです。詳しくは、各製品の注意書きやメーカーのサイトで確かめると安心ですね。
猫が食べてはいけない動物
猫が食べると危険なのは虫だけではありません。次は動物で見てみましょう!
カエルやヘビ 危険度 ★★★★★
こちらも怖いのが寄生虫。マンソン裂頭条虫や壷型吸虫、どちらもカエルやヘビから感染して、腸に寄生する虫になっています。マンソン裂頭条虫は虫の量も多く、とにかく駆虫しにくい寄生虫だと言われています。
カエルを食べた猫がすごい量の虫を吐いたり、泡を吹いたりした、というケースが見られたことから、絶対に食べさせてはいけない動物!という意味もこめて、危険度は星5つ。
ネズミ 危険度 ★★★★★
やはりネズミといえば、不潔なイメージ。猫がトキソプラズマに感染したネズミを食べてしまうと猫も感染してしまい、更に人間にも感染してしまう可能性も。
人間がトキソプラズマに感染した場合、無症状か軽度の風邪のような症状が出て、ほとんどの場合が数日間で回復すると言われていますが、妊婦さんが感染してしまった場合は胎児への感染が恐ろしいです。最悪の場合流産に至ってしまう可能性も。
寄生虫の他、ネズミは様々なウイルスや細菌を媒介する危険性もあります。
これらを踏まえてこちらも危険度は★5つ。
まとめ
猫が虫を食べてしまうのは本能なので仕方ないことですから、やめさせるのは非常に難しいです。しかし、寄生虫や細菌が感染したり、さらにはそれら病原体が人間に感染してしまったりする場合もある為、注意が必要です。
特にカエルやヘビ、ネズミ等の動物には猫が病気に感染してしまった例が多く出ていますので、注意してください!
【ハエが持つ菌についての補足】
ハエは病原性大腸菌やサルモネラ菌などを持っている可能性があり、O157によるヒトの食中毒でもハエがO157を媒介したと考えられている例があります。
ハエが持っていたO157が人間の食べ物にとまり、その食べ物でO157が増殖するのです。人間の食べ物同様に、猫ちゃんが食べるご飯もハエに汚染されないように工夫する必要はありますね。