今すぐ実践!!長生きに繋がる5つの生活習慣
「愛猫に長生きしてほしい」たとえ、これが人間のエゴだと分かっていても願わずにはいられません。
寿命を延ばすというと、どこか無理やりという印象がありますが、無理をせずに健康的な生活を送る方法がいくつかあります。
これから紹介する5つの生活習慣は、猫の本能を活かした健康法です。今からでも実践可能なので参考にしてみてください。
1. 水分補給を意識する
猫は元々、砂漠で生活していた動物です。砂漠という環境ではこまめに水分補給をすることは難しく、家猫になった今でも水を飲まないという習性が残っています。
一見すると「水を飲まなくても平気な体」が完成しているかのように思えますが、それは大きな誤解です。猫に腎臓病や尿路結石が多い理由の一つが、この水をこまめに飲まない生活にあります。
これらの病気を予防することで、健康寿命を伸ばす手助けが可能になります。毎日新鮮な水を用意し、愛猫の好みに合わせて温度を変えたり、微量のマタタビを混ぜるなどの工夫をしながら水分補給を促してあげましょう。
また、単に水を飲んでもらうだけではなく、時々ウエットフードや水分補給ができるおやつを取り入れることも有効です。
2. 歯磨きをする
愛猫の歯を磨いてあげることも、健やかな暮らしを維持するうえで好ましい習慣です。先程のウエットフードやペースト状のおやつは歯周病になりやすいデメリットを持っています。
歯周病が進行してしまうと全身麻酔を用いた治療が必要になってしまいます。これを防ぐためにも、時々歯を磨いてあげることが大切になります。
猫の歯磨きは難しそうと感じるでしょう。子猫の頃から習慣化できると良いのですが、既に成猫に成長している場合でも遅くはありません。
実際に猫用の歯ブラシ(乳児用でもよい)を用いた方法と、おやつやサプリメント、おもちゃで遊びながら歯を磨く方法があります。歯ブラシが困難でも、噛み噛みするタイプのおもちゃであれば自然と身につく可能性が高いでしょう。
3. 食事の回数にこだわらない
犬は1日2回食が基本であるのに対して、猫の食事回数は意見が分かれます。犬と同様で良いという意見もあれば、数回に分けてという意見も存在します。
猫は基本的に一度にガッツリと食べる習慣がありません。1日2回食にこだわりすぎてしまうと、思うように食べられない猫もいます。
猫の食事において重要なことは、回数ではなく目安となる量です。普段食べているフードの裏側に記載されている目安量を超えない量であれば、回数はそれほど重要ではありません。
愛猫が食べやすいペースと時間に合わせてあげることで、ストレスなく食事を楽しむことができます。尚、置き餌をする場合は必ずドライフードのみにしてください。
4. トイレ掃除を怠らない
猫にとっての快適な暮らしの中で、トイレが清潔であることは極めて重要です。猫は、天敵から身を守るために徹底してにおいの痕跡を消すことに神経を尖らせています。
飼い主さんがこまめにトイレ掃除をしてあげることは、この作業のお手伝いになります。痕跡のない綺麗なトイレがあることで、安心して排泄することができます。
トイレの我慢は腎臓や膀胱に負担をかけ、腎臓病や尿路結石になりやすくなります。さらに便秘の原因になります。
最低でも1日3回、排泄に気づいた際は手が空いていればその都度掃除をすることで、健康状態のチェックも可能になります。また、1~2週に一度はトイレ本体も掃除してあげるとより喜ばれます。
5. 適度に刺激のある生活を送る
猫はハンターの素質を兼ね揃えた動物です。家猫においてもその能力は健在です。獲物を追う、狙いを定めて飛びつく、噛み付いて仕留めるという狩りの動作はおもちゃでも代用することができます。
若いうちは積極的に狩りごっこをすると良い刺激になります。特に食前に遊びを取り入れることで、実際に狩りをしたという実感が湧きやすくなります。そうすることで、普段と同じフードがより美味しく食べられるようになるのです。
高齢の猫の場合は、日中に適度な陽の光を室内に取り込むことが程よい刺激になります。そして、飼い主さんが優しく話しかけてあげることも安心感に繋がります。不安は認知症の悪化の原因にもなるため、安心できる環境作りが大切です。
まとめ
今日のねこちゃんより:そば♀ / 13歳 / 雑種(ミックス) / 2.3kg
長生きに繋がる5つの生活習慣を紹介させていただきました。猫らしく生きる+ひと工夫が自然と健康寿命を伸ばす秘訣でした。
そして、もう一つ忘れてはならないことがあります。それは愛情です。末永く愛猫を愛してあげてください。