1. 食事をしやすい食器
寝たきりになると食事を摂取する事が億劫になるのは、人間も猫も一緒です。高齢で寝たきりになった時、固形食から流動食へすぐに変更するのは間違いです。
老齢の猫に食欲があるのでしたら、少しでも猫が食事をしやすいように食器を選び直すのが一番です。高さのある食器を用意して、猫の頭を支えながら顔を食器に近づけて食事をさせましょう。もしくは頭を支えた上で手からフードを猫に与えましょう。頭をあげないまま猫に寝ながらフードを食べさせると、気管に入ってしまう可能性がありますので注意が必要です。
2. 水分を摂取できるシリンジ
猫が寝たきりになってしまうと、歩くのも大変なので大切な水分を自分で補給しに行く事が難しくなります。一日に必要な水分を計算し、時間を決めて、シリンジやスポイトで猫に与えましょう。一度にたくさんではなく、出来るだけ何回にも分けて与える方が良いでしょう。
冷たい水より少しだけ温めた水の方が飲みやすいですから、電子レンジで少し温めてから与えてくださいね。または、蛇口から出してしばらく置いておき室温程度になった水でも良いでしょう。シリンジやスポイトは老齢の猫へ薬を与える際にも役立ちますから、用意しておくと良いでしょう。
3. トイレのシートやおむつ
寝たきりになってしまうと排泄の欲求があっても、トイレまでなかなか歩いて行く事ができません。おむつを利用したり、寝ていても排泄が出来るトイレシートを利用すると、猫のが寝たままでもいつでも排泄が出来るので良いでしょう。猫は綺麗好きですから、排泄に問題があるとストレスを溜めてしまいます。トイレ以外の場所で排泄したがらず寝たままでは排泄を我慢してしまう猫ちゃんの場合には、定期的にトイレに連れていってあげる必要があるかもしれません。
動物用のおむつ以外にも、人間の赤ちゃん用のおむつを改良すると良いです。人間用はお腹で止めますが、猫には背中で止めるように向きを変えて使用します。尻尾が入る穴を逆T字であける事で締め付けないで脱げにくいおむつに改良できるようです。
4. 寝るためのマット
猫が寝たきりになり同じ姿勢のままずっと眠ってしまうと、皮膚が圧迫されて痛みや不快感で寝ている時に鳴く事があります。圧力を分散させる低反発素材のマットやマットの形を変えられるチップの入っているベッドなどを利用し痛みを軽減してあげましょう。定期的に体勢を変えてあげるのもいいですね。
まとめ
寝たきりになった老猫の介護に役立つグッズ4選についてお伝え致しました。愛猫の寝ている姿は私達に幸せを与えてくれます。少しでも気持ちよく寝てもらえるように環境を整えてあげたいですね!