新生児用を代用した猫用おむつ
我が家の愛猫は21歳のおじいちゃんです。少しだけ痴呆が入っているので、自分の名前などはもうわからなくなっているようです。また視力も悪く今は全く見えていない全盲状態です。
その為時々粗相をするようになってきました。よく観察をしていると、いまだにきちんと自分でトイレに行って排泄をしようとしている時もあるので、トイレが分からなくなったのではなくて、間に合わなかったり我慢が出来なかったりするのだと思います。
そこで念のためおむつを履かせることにしてみました。最初に選んだのは「クリーンワン」という商品です。こちらはなかなかの品物で、サイズ展開もSSSサイズからLサイズと豊富でした。
しかも圧倒的に犬用が多い紙おむつなのですが、こちらのサイズのSSSとSSサイズは用途に猫用との記載がありました。おむつを履かせ始めて最初の1か月ほどは何の問題もなく過ぎて行ったのですが、やはり使用頻度が多い事で費用がかさむので、おむつの見直しをする事にしました。
代用品には新生児用の紙おむつに猫のしっぽ穴をあけて使用します。私は「ムーニーのエアフィット」を選んでみました。このおむつは新生児用でも大きいタイプと小さいタイプがあるのですが、通常は大きいタイプの方が店頭に置いてあることが多く手に入りやすいようです。
我が家の愛猫は体重が3.4kgで、胴回りが29cmなので、このおむつの大きい方がぴったりでした。
猫用おむつを作ってみよう!
材料
- 新生児用紙おむつ(テープタイプ)
- はさみ
- 見本の猫用紙おむつ
作り方
①テープが下になるようにおむつを広げる
新生児用の紙おむつを広げます。この時にテープ側が下に来るように置いておきます。画像の左側が猫用おむつ、右側が新生児用おむつです。
②尻尾の部分に切り込みを入れる
見本の猫用の紙おむつを重ねて新生児用の紙おむつのしっぽ穴が来る部分に十字の切り込みを小さめに入れます。
③切れ目を補強する
この商品は吸収ポリマーがポロポロとあまり落ちてこないので、切れ目はそのままでも大丈夫でしたが、気になる場合は紙のテープなどで止めておきましょう。
④ギャザーを切り取る
両脇にギャザーがついているのですが、内側のギャザーは残して外側のギャザーだけ切り取っておきます。猫が動ける場合、このギャザーが気になって動きにくいようです。寝たきりの場合は問題ないと思います。
手作りおむつを付けてみた老猫ちゃんの反応
我が家の老猫ちゃんは、おむつをつける時には少しだけ嫌がりますが、つけた後は通常通りに動いています。自分で気にして取り外したりすることもないのでおむつカバーなどは必要ありませんでした。
粗相をしていた時などは自分の足が濡れてしまった事もあったのですが、おむつを使い始めてからはそれもないので快適なようです。
また、使い勝手もペット用と新生児用では猫にとってはあまり変わりがないようで、いつも通りに過ごしています。
まとめ
愛猫の介護生活は、体力的にも精神的にもとても辛い事が多いです。そんな中で経済的に少しでも節約が出来るようにご紹介してみました。
ペット用の紙おむつは私が使っていたタイプで36枚入って1,500円弱で、新生児用の紙おむつは90枚入って1,200円弱でした。
皆さまの今後も長く続く介護生活のお役に少しでも立てましたら幸いです。