猫のブラッシング用品  それぞれの特徴と選び方

猫のブラッシング用品 それぞれの特徴と選び方

猫にとってブラッシングは飼い主とのスキンシップであり、体を清潔に保ち、健康を維持するために欠かすことができません。ですが、なかなかじっとしてくれない猫へのブラッシングには一苦労している人も多いかと思います。ここでは、参考までに我が家の猫4匹のブラッシング例をご紹介したいと思います。

猫のブラッシング用品は種類が豊富

ブラッシング中の猫

猫を飼っている方にとって、お世話のうちでも悩ましいのがブラッシングではないでしょうか?

お店のペット用品売り場を見ていても、ブラッシングの種類の多さにどれが良いのか迷う方もいるかと思います。ブラッシングは小さい頃から慣らす事も大事で、ブラッシングに慣れさせるにはどうしたらいいか実際にやってみた対処法なども交えて猫用ブラシのご紹介をしたいと思います。

猫をブラッシングする事による効果

ブラッシング中の長毛種の猫

ブラッシングをする事は皮膚の健康状態のチェックやノミダニの発見、皮膚をマッサージして新陳代謝を促したり、もちろん毛玉取りや抜け毛取りとして大切です。そしてなにより、ペットオーナーさんと猫ちゃんとのスキンシップとしてもとても大事です。

猫に合ったブラシの選び方

獣毛ブラシ

獣毛ブラシ

豚の毛などを使ったブラシで、基本のブラシになります。これでまずは全身をブラッシングします。価格は1,000円~3,000円くらい。ペットショップやネットで購入可能。毛の質感を直接確かめられるので、ペットショップやペットコーナーのあるホームセンターやスーパーがオススメ。

  • 短毛→◯
  • 長毛→◯
メリット

仕上げに使うと毛がまとまりツヤツヤする。

デメリット

細かい毛が奥まで入り込んでしまう為、お手入れが大変。

コーム

いわゆるクシです。シンプルな物は15センチくらいの長さで、目が細かいタイプや粗いタイプがあります。細かいタイプと粗いタイプ半分ずつの物もありますのでそちらがオススメ。価格1,000円~5,000円くらい。我が家ではファーミネーターという小型猫の短毛用を使用しています。毛がよく取れます。

ファーミネーター

「ファーミネーター」と呼ばれる取っ手が付いていて目が細かいT字型のコームもあります。こちらは類似品もありますが、正規品は結構高価になるので興味がある方は試してみて下さい。

  • 短毛→◯
  • 長毛→◯
メリット

目の粗さや種類が豊富なので使い勝手がいい。

デメリット

猫ちゃんによってはコーム嫌いな子もいるので、まずは安価なものでお試しを。

ラバーブラシ

2つ並んでるラバーブラシ

素材は文字通りゴムです。目が粗いので長毛の猫ちゃんではなく、短毛の猫ちゃんに使います。主に抜け毛を取ったり、マッサージ効果が期待出来ます。価格500円~1,500円くらい。背中やお腹など広い面をブラッシング出来るものと、頭や首などをブラッシング出来る小さいものを使い分けて使用しています。

  • 短毛→◯
  • 長毛→×
メリット

柔らかく突起が大きいので、マッサージ効果が期待出来る。

デメリット

時々静電気などで毛が引っ張られてしまうので、スプレーなどで適度に湿らせながらブラッシングをする。

ピンブラシ(スリッカーブラシ)

スリッカー

ピンブラシは毛の絡まりなどをほぐすのに使用するため、主に長毛の猫ちゃんに使用する事がほとんどだと思います。

  • 短毛→×
  • 長毛→〇

猫のブラッシングのコツ

口を開けている猫

では、実際に使っているブラシで我が家のネコをブラッシングしてみました。我が家のネコは全員短毛なので、獣毛ブラシ、コーム、ラバーブラシの3種類を使い分けています。
モデルは長女マシロさん。

黄色いラバーブラシでブラッシングする様子

まずはラバーブラシでご機嫌を伺いながら、頭の方から撫でるように優しくブラッシング。抜け毛を取るというより、我が家ではスキンシップに使います。この日はご機嫌だったようでそのまま気持ちよさそうにブラッシングを続ける事が出来ました。

T字コームでブラッシングする様子

次にT字のコームでブラッシング。我が家では抜け毛を取る時はこのブラシが欠かせません。ラバーと違って先がかなり硬いので、あまり押し付けず毛の流れに沿って軽くスルスルと滑らせるようにブラッシングをして下さい。背骨にブラシが当たると嫌がるので、背中の中心は少し横からブラッシングする程度に。

香箱座りでカメラ目線の猫

最後に獣毛ブラシで仕上げ。獣毛ブラシは程よい刺激なのか、マシロは「気持ちいい~」と頭や首を向けてきます。すかさずブラッシングをして最後のご機嫌取り。そのお陰か、いつもは途中で逃げ出してしまうマシロですが、今日はご機嫌だったのか最後までブラッシングをさせてくれました。

まとめ

ブラッシング中の子猫
  • ブラッシングする事によって猫ちゃんとの絆を深めるチャンス
  • 換毛期にブラッシングをする事によって毛の生え変わりを助ける
  • ノミやダニ、皮膚病の早期発見ができる

ブラッシングは小さい頃から習慣として慣れさせておく必要があり、ある日突然始めると猫ちゃんのストレスになりますので、まずは機嫌の良い時に遊び程度に軽くブラッシングから始める事をオススメします。

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