猫の脱走防止扉とは
猫の脱走防止扉とは文字通りですが、猫の脱走を防ぐための扉の事です。家の中に取り付けて、玄関ドアを開けても猫が出られないようにします。
市販されているものから手作りする飼い主さんも多いです。
取り付ける場所は玄関に続く廊下に取り付けたり、玄関ドアの手前に取り付けたり1階と2階の境目に取り付けたりと様々です。当たり前ですが、愛猫が脱走出来ない位置に設置しましょう。
猫の脱走防止扉① 突っ張りタイプ
1番メジャーなタイプです。つっぱり棒で固定する事で簡単に設置する事が出来ます。壁に穴を開ける必要がないので、賃貸住宅に向いています。
パーテーションになっている「キャキャ(CatCatch)」がネット検索をするとよく出てきますのでご紹介します。高さが167cmありますのでいくら身軽な猫でも飛び越えられませんし、素材も強く、猫のひっかきにも耐えられるように作ってあります。
脱走防止のみではなく、キッチンなど危険な場所への立ち入りを防ぐのにも使えます。
猫の脱走防止扉② 釘付けタイプ
出典:http://nekotobira.order403.jp
株式会社タニハタが販売する天然木製の猫脱走防止扉です。
飼い主が採寸を行い、キットを購入して自分で取り付けます。取り付けには柱に穴を開ける必要がありますので、分譲住宅向きです。
猫がよじ登れないような工夫がしてありますが、中には登れてしまう子もいるとか。そんな子には登り対策として、ガラスをはめ込む事も出来るようです。天然木製なので猫が舐めても安心で、インテリアとしても優れています。なんと内閣総理大臣賞を受賞した職人さんが作っているとか。自然な雰囲気の脱走防止扉です。
猫の脱走防止扉③ DIYタイプ
飼い主が自ら材料を揃え、自宅と愛猫に合わせて作成するタイプの脱走防止扉です。そのため作り方や形も様々。みなさん色々と工夫されています。材料費だけで市販されているものよりも、比較的安価に作れる点が良いですね。
自作のやり方をブログなどで公開している方もいますので、もし手作りする時は参考にされてみてはいかがでしょうか?腕に自信のある方は、挑戦してみるのも良いでしょう。愛猫と相談しながら作ると、より楽しい時間が過ごせそうです。
猫の脱走防止扉の選び方
猫の脱走防止扉をどのタイプにするかの選び方ですが、まずは住宅が賃貸なのか分譲なのかで変わってきます。
分譲でしたらご自分の持ち物ですから何でもアリ、どのタイプでもOKです!ご自宅に合った扉を設置するようにしてください。
賃貸の場合は下手に家の中を傷つけてはいけませんので、突っ張りタイプかDIYタイプになるでしょう。
また、猫がよじ登れない、飛び越えられない高さのものを選ぶようにしましょう。せっかく設置しても飛び越えてしまったら意味がありません。犬用の脱走防止扉も多く販売していますが、恐らく猫には何の防止策にもならないでしょう。
個体差はありますが、突っ張りタイプのパーテーションに採用されている「167cm」というのは猫が簡単には飛び越えられない高さとされているようです。
脱走防止扉を付けたからといって絶対に脱走しない訳ではなく、飼い主が脱走防止扉を開けた隙に一緒に通過してしまう事もありますので充分に注意しましょう。
猫の脱走防止扉に関するまとめ
猫の脱走を防止する便利グッズは色々とありますが、今回は玄関ドアからの脱走防止扉をご紹介致しました。
扉を付けても過度にアテにするのは危険です。猫にとっては不満かもしれませんが、脱走防止扉の開閉には充分注意して愛猫の安全を守ってあげましょう。
40代 女性 hana
普段は猫の力では開けられないので、勝手に出ていくことはないですが、網戸にしていると自分で開けてしまいます。しかし、また帰ってくることがわかっているため、大騒ぎにはならないですが、完全室内で飼われている場合は外の世界を知らないので、夏場はとくに気をつけたほうがよいと思います。
女性 Keiko
女性 にゃコロ
長年家の中と外を自由に行き来していた猫達ですが、私はマンション住まいの為、外に出すことはとても難しい環境です。先住猫との兼ね合いも考えて別部屋にしているものの、換気の際は毎回外に飛び出してしまわないかヒヤヒヤしています。
馴れない環境でストレスも考えると、何とかしてあげたいところですが、良い案はなかなか浮かびません。
迎えた猫は玄関から1番近い部屋にいる為、窓だけでなくドアにも目を光らせています。
記事にあるサークルも検討中ですが、個人的に見たところでは、安い物で6千円、高い物で4万円と高額で手を出すのに勇気もいるなぁ、とお財布と相談中。
大事にしたいからこそ、脱走に目を光らせていますが、器用な事に片手で網戸を開ける小技をマスターしているので、窓と玄関、ベランダ対策含めDIYで対策をするか、市販を買うか選択を迫られています。
40代 女性 あろはにゃんのまま
一度はこちらでも書かれているような、玄関からの脱走でした。もちろん開け放していたわけではないのですが、来客があった際に、お客様に気を取られていたのでしょう。話しながら、ほんの数秒ほど、たぶん10秒も無かったと思います。数名を玄関に招き入れている間に、出てしまったのだと思います。さすがは猫です。足音を少しも立てず、一瞬のうちにシュッと外へ出てしまいました。
あと2回は、窓からでした。鍵をかけ忘れていた窓から、器用に手で開けて出て行ったのと、届くはずがないと思い込んでいた、高い位置にある窓から出て行ったのと。どちらも飼い主側の過信です。とても反省しています。
ここにあるような、飛び出し防止の扉があることは知りませんでした。もしその時知っていれば、対策として取り入れたかもしれません。
わが家の猫が無事だったのは、この子が極端に臆病で冒険嫌いだったため。脱走した先は必ずわが家の縁の下で潜んでいました。どこにも行った様子はなく、おいでというと怖かったよーとばかりに鳴きながら、すり寄ってきました。
わが家は1年ほど前に大きなリフォーム工事をしました。その際猫には決して開けることができない扉を、玄関との間に作ってもらいました。
そして窓のサッシは網戸も含め、猫に決して開けることができない構造にしてもらいました。
猫のためだけのリフォーム工事ではなかったのですが(笑)親切な大工さんのおかげで、同時に愛猫脱走対策もできたので、とても安心しています。やはり愛猫が一生幸せに生きて行けるように、飼い主がその子その子に合った対策を、しっかり考えていく必要があるのでしょうね。