おすすめの猫砂の種類
猫砂とひと言で言ってもいろいろな種類の物が売られています。初めて猫を飼う場合だと、どんな違いがあるのか全く分からないし、使うのは猫なので本人に聞いてみることもできず…。そんな方には、ランキング上位に入っている猫砂から選ぶのをおすすめします。
まずは猫砂の素材で、人気のあるものをピックアップしました。
- 鉱物タイプ
- 紙タイプ
- 木タイプ
- おからタイプ
- シリカゲルタイプ
ここに分類できない素材のものもあるのでこれが全てではありませんが、大きくはこの5種類に分けることができます。実際に使ってみなければ自分の家の猫がどの猫砂を好むのかは分かりませんが、悩み過ぎて選べないというときには、ひとまずおすすめの猫砂の中から選んでみるという方法も良いかもしれません。
素材で選ぶおすすめの猫砂6選
猫砂は使う猫が気に入ってくれるかどうかが最重要ではありますが、素材によってのメリットやデメリットも気になるところ。そこで、それぞれの素材の特徴やおすすめポイントを解説しながら、おすすめの商品もご紹介します!
鉱物タイプ
鉱物タイプとして販売されている猫砂に使用されているのは、主にベントナイトやゼオライトなどで、粒が細かいのが特徴です。猫砂の中でも一番固まりやすく、トイレを掃除するときに汚れた部分が一目でわかるので片付けやすいという所がメリットでしょう。
自然の砂に近いため猫が一番好むのがこのタイプと言われています。ただし、猫が砂をかいたときや掃除のとき、砂の入替えのときなどは細かい砂ぼこりのような粉塵(ふんじん)がかなり舞い上がります。
飼い主や猫が呼吸器系の病気を持っている場合、粉塵を吸い込むことで咳を引き起こすこともあるため、注意が必要です。また猫の肉球の間にも入り込みやすいため、猫がトイレから出た後で足についた砂を落とそうとしたときにも、床には砂が飛び散ります。
猫砂の重量表記はL(リットル)で記載されているものが多いので実際の重量は素材によって大きく異なります。鉱物タイプの猫砂は他の素材に比べてかなり重いため持ち運びが大変です。
また鉱物タイプは燃やせるごみとして出せるものと出せないものがあるので、注意書きを読んで正しく処理をしましょう。
ニオイをとる砂 5L×4袋
しっかりと固まる鉱物製の猫砂なので、崩れにくく飛び散りません。また、固まった砂のみを捨てれば良いので、余分な砂を捨てることがなく経済的です。
「ペットキレイ ニオイをとる砂」は、ニオイのもととなる菌の繁殖を抑える効果もある消臭力が嬉しい商品。排泄物が固まった後は脱臭効果によりニオイを長時間封じ込めてくれます。「リラックスグリーンの香り」「フローラルソープの香り」などの、砂に良い香りがついているものもあります。
また白色の砂なので、体調の崩れからでるオシッコの色の変化を見逃しません。オシッコの回数分だけ固まってくれて、毎日の健康状態の記録にとても便利です!
紙タイプ
紙でできた猫砂は軽くて人間が持ち運びしやすいのが一番の特長です。おしっこで汚れた部分は固まりますが、鉱物タイプほどではありません。また、トイレの形態によりますが、直接汚れていなくても匂いを吸収してしまうこともあります。
粉塵は砂ぼこりというよりも紙の細かいホコリという感じで、鉱物タイプに比べると少なめですがメーカーによって粉塵の出る量はまちまちです。紙タイプの猫砂は大きめのものが多いので、猫によっては気に入らない!とそっぽを向いてしまう猫もいるようです。
ライオン お茶でニオイをとる砂
「ライオン お茶でニオイをとる砂」は、名前の通り、お茶の成分が混じっている猫砂です。猫砂自体に茶葉が含まれているので、排泄物特有のにおいをきちんと消臭してくれます。
もちろん吸水効果も優れているので「猫の尿を吸わなかったらどうしよう…」といった心配も不要です。
価格も安いですし、ペットショップやスーパー、ホームセンター内のペット用品売り場などでもよく見かける人気商品なので「どこでも簡単に手に入る猫砂がほしい」と思っている人にもおすすめですよ!
木タイプ
木やおがくずを主原料としたもので、燃やせるごみとして出せるところが特徴です。さらに最近は木製でありながら、トイレに流せるものも多くなってきました。猫砂の大きさは鉱物タイプと同じくらいのものが多いため、猫があまり嫌うこともなく使ってくれるようです。比較的軽いものが多いので、持ち運びにはそんなに不便を感じないでしょう。
花王 ニャンとも清潔トイレ 脱臭・抗菌チップ
こちらの商品は、システムトイレ専用の猫砂です。
システムトイレ専用の猫砂は様々なメーカーが作っていますが、中でも花王が出しているこの猫砂は人気の高いヒット商品といえるでしょう。
オシッコで固まらないタイプの猫砂で、毎日取り除く作業をしないで良いため、お手入れがとても楽なんですよ!
大きめのチップが使われており、肉球の間に猫砂が入る心配もないので、周りに飛び散ることもほぼ無いです。
針葉樹の力でオシッコやウンチのニオイをしっかりと閉じ込めますし、香料・抗菌剤不使用の針葉樹の木材が主原料なので、安心して使うことができます。
ちなみに、同じく花王が出している猫用トイレ(システムトイレ)と併せて使うと、さらに便利です。
フード付きで個室のようになっている「ニャンとも清潔トイレセット ドームタイプ」と、フードがついていない「ニャンとも清潔トイレセット オープンタイプ」があります。
「使い勝手の良い猫用トイレに変えたいけど、良い商品を見つけることができない…」「愛猫が好きそうな猫用トイレを探している」といった悩みを抱えている場合は、花王の「ニャンとも清潔トイレ」と、専用の猫砂を揃えてみるのもおすすめですよ!
おからタイプ
おからで作られたもので、猫が万が一誤って食べてしまっても大丈夫な猫砂です。また、トイレに流すこともできるためゴミの量を減らしたい人にとってはうれしいところです。粒は小さめで尿の吸収性は良いのですが、おからの匂いが強いものもあり猫によっては使ってくれない猫もいます。
また、おからタイプは虫がわきやすいという声も聞かれます。頻繁に掃除をできない場合はおからタイプの猫砂の使用は控えた方がよいかもしれません。
常陸化工 おからの猫砂グリーン6L×4個
食品として使用されている高純度のおからが主原料なので水に溶けやすく、水洗トイレに流せる猫砂です。燃えるごみとしても処理ができ、家庭の堆肥(コンポスト)としても再利用が可能です。
トフカスサンド
トフカスサンドは、質の良いおからを使い、おからの独特なにおいを抑えているため「我が家の猫はにおいに敏感だからどうしよう…」と悩んでいる場合でも、問題なく使える猫砂です。
猫砂の飛び散り防止を考慮したタブレット型の形をしているので、掃除の手間を省くこともできます。
シリカゲルタイプ
シリカゲルの主な成分は二酸化ケイ素で、主に食品の乾燥材として使われています。尿を吸収しても固まらないため、給水できなくなったら全量交換します。ペットシーツを下に敷く使用方法を推奨しているものもあります。
トイレ掃除の回数を減らしたいという人にはおすすめの猫砂でしょう。脱臭・消臭力は他のタイプに比べて優れているものが多いようです。ただし、ゴミに出すときには燃えないゴミとして処分しなければなりません。ホコリや粉塵の出る量は比較的少なめです。
デオトイレ 1週間消臭・抗菌サンド
こちらのシートとセットで使う猫砂となります。消臭剤ゼオライトとシリカゲルの効果でウンチとオシッコを強力消臭!閉め切った部屋でもニオイません。猫砂の消臭効果は、猫1頭あたり約1ヶ月間持続します。(持続期間は季節や排泄量、飼育頭数によって変化します)
オシッコで固まらないタイプの猫砂なので、いつも表面がサラサラでとても清潔です。通過したオシッコは、下に敷しいたシートでキャッチします。(ウンチは付属の専用スコップで取り除く必要があります)
猫砂のおすすめ 管理面で選ぶなら
猫砂は毎日使うものなので、重量や掃除のしやすさなど、飼い主だからこそ考えなければならないことは、たくさんあるでしょう。ここでは管理面でおすすめの猫砂を御紹介します。
トイレ掃除のしやすさ
毎日の猫のトイレ掃除は飼い主にとって結構大変な作業です。掃除が少しでも楽になるのであれば、飼い主にとってはうれしいですよね。掃除のしやすさと言ってもいろいろあるので、ここでは以下の2点について考えてみました。
- 固まりやすさ
- 粉塵の飛びにくさ
固まりやすさで考えるなら、鉱物タイプがダントツ1位です。がっちりと固まるので汚れた部分を取り除く際にとても楽です。木タイプや紙タイプ、おからタイプも決して固まりにくいわけではありませんが、端からポロポロと崩れたりして汚れた部分を取り除くのに時間がかかってしまうものもあります。
粉塵の飛びにくさで考えるなら、シリカゲルタイプが猫砂の中でも一番おすすめです。砂を入れ替えたときの粉塵の量にむせこむ人も多いと思いますが、シリカゲルタイプなら粉塵の量は比較的少なめです。
番外編として、トイレ掃除の回数を減らすならシリカゲルタイプです。便は毎日取り除く必要がありますが、あとは尿を吸収できなくなったときに全量を取り替えるだけなので、毎日の手間を少しでも減らしたいという人に向いているでしょう。
脱臭効果で選ぶなら
幾らキレイに掃除をしてもトイレの匂いが気になるという人は多いと思います。ふだんの生活では気にならなくても、掃除をしようと近くに寄ったときなどは特に気になってしまうものです。シリカゲルタイプは脱臭効果が高いものが多く、便の水分も吸収してカラカラにしてしまうために匂いが出にくいと言われています。
匂いが気になるという理由で他のタイプの猫砂にシリカゲルタイプの猫砂を混ぜて使う人もおり、脱臭効果には定評のある猫砂です。
持ち運びの面で選ぶなら
ネットショッピングで玄関まで持ってきてもらえる場合を除いては、自分でスーパーなどから持ち帰らなくてはなりません。セールをしているのを見かけたときにサッと買うことができるのもひとつの魅力ですね。
持ち運びの面で考えると、おすすめは紙タイプと木タイプの猫砂です。容量の割に軽いので安く売られているときに、大きい袋でまとめて購入することもできます。
猫砂のおすすめのまとめ
素材別、飼い主の管理面と視点を変えておすすめの猫砂を御紹介してきましたが、もちろんここで書いたことがすべてではありません。メーカーや商品によってもかなりの違いがあるため、実際に使ってみなければそれぞれの良さは分からないでしょう。
しかし、他の飼い主がおすすめしている猫砂でも自分の猫が好んで使ってくれるかどうかは分かりません。結局は猫次第ということなんですね。初めて猫を飼う方なら、最初はおすすめの猫砂から選んでみるのも良いと思います。
その後猫の好みが分かってきたら違う猫砂を試してみるという方法が良いのではないでしょうか。猫も飼い主も快適に過ごせる猫砂を探していくのも楽しいものですよ。
30代 女性 ひなた
色んな砂を使いましたが、飛び散ったりして掃除が大変でしたがチップにしてからは、匂いも軽減してくれますし、掃除がしやすいです。
猫ちゃんも最初から、抵抗はなかったようです。チップが、外に飛び出してもミニほうきですぐにそうじできますので、何よりストレスフリーですよね。昔は、砂しかなかったので掃除が悩みの種でしたがいまは、快適です。猫ちゃんもトイレの失敗がなくなりましたよ。トイレでこんなに生活がよくなるんだなと実感しています。