猫用フードのランキング ドライフード編
現在では、猫用のドライフードの種類は数百種類にも及びます。ネット上には、様々な情報や意見が飛び交い、実際にはどのフードを選べばいいのか悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
筆者も数年間、愛猫にとってどのフードがいいのか悩み続けました。筆者がフード選びをする時に大切にしているポイントは以下の3つです。
- 原材料が肉、または白身魚である
- 人工添加物が使用されていない
- 愛猫が美味しく食べられる
上記のような、本来完全肉食動物である猫にとって、必要である良質なタンパク質が含まれていることや、消化を苦手とする穀類が含まれていないことなど、品質にばかり気を取られていた時期もありました。
しかし、何よりも大切なのは愛猫が食事の時間を楽しんでくれることです。品質はもちろん、愛猫の食事がより一層楽しくなるための食事選びを前提として、筆者の独断と偏見で選んだおすすめのドライフードをご紹介します♪
猫用フードのランキング ドライフード編 第5位 ロイヤルカナン Vets Plan
筆者が、一番始めに愛猫の主食として選んだドライフードは、ロイヤルカナン ベッツプランラインでした。かかりつけの動物病院が取り扱っていたのがきっかけです。
ロイヤルカナンのドライフードは、ラインナップが非常に富んでおり、年齢や品種、性別、こだわりなどに合わせて選ぶことができます。
そのなかでも、このベッツプランは生後4週齢~4ヵ月齢までのベビーケア、生後4ヵ月齢~避妊・去勢までの子猫のためのキトンケアと、子猫期ひとつにおいても、細かいステージ分けがされていることが好印象だったのを覚えています。
子猫をお迎えして、何を食べさせてあげればいいか分からないという方は、まずロイヤルカナンを試してみるのがおすすめです♪
猫用フードのランキング ドライフード編 第4位 カナガン
カナガンは、プレミアムキャットフード売上ナンバーワンを誇る、イギリス生まれのキャットフードです。ネット上でカナガンを検索すると、広告が大量に出てくることに不信感を感じている愛猫家さんも多くなってきているようですね。
しかし、筆者はカナガンキャットフードは、素晴らしいキャットフードだと思っています。
グレインフリーはもちろん、人間が食べられる新鮮な素材が原材料となっており、猫に必要な栄養素が詰め込まれています。
全ステージ対応というだけあって、非常に栄養価が高く、筆者の愛猫の場合、毛艶やお通じなどにも効果がありました。
逆に言えば一回の給餌量が減るため、量を食べたい猫や、ダイエット中の猫には向きません。カナガンは他のプレミアムキャットフードと比べても、脂質が高いため、体質によっては下痢をしてしまう場合もあるようです。
ただ、何か気になることがある場合、カナガンの公式販売元である株式会社レティシアンの、専用コールセンターに相談すると、とても親切丁寧に対応してくれます。
筆者の場合、定期購入を申し込んだあと数ヶ月して愛猫のダイエットのためにフードの切り替えを考え始め、コールセンターに相談したところ、配送の停止について快く提案、対応してくれました。
体質によって合う合わないの差があるのは、カナガンに限ったことではありません。猫がドライフードをあまり食べてくれないという場合は、是非一度試してみてください。
関連記事:カナガンキャットフードの口コミ評判|安全性はどう?原材料やから評価!
猫用フードのランキング ドライフード編 第3位 ナウフレッシュ
「新鮮さ」に徹底してこだわったプレミアムキャットフード「ナウフレッシュ」。原材料は100%フレッシュミート、無添加、グレインフリーとなっています。
腸の健康に欠かせないプロバイオティクス(腸内善玉菌)、それの増殖を促すプレバイオティクス、食べ物の消化を助ける消化酵素、これらはペットフードを加工する際の高温で死滅してしまうことが多いそうです。
そのため、ナウフレッシュは加工「後」にこれらの栄養素を加えることで、胃腸のサポートはもちろん、素材が持つ栄養を最大限に生かしているのです。
このナウフレッシュの特徴は、粒が非常に小さいことです。大きい粒が苦手な猫や、子猫、シニア猫にとっては食べやすいサイズですが、勢いよく食べる癖がある猫には、向いていないかもしれませんね。
ナウフレッシュも食いつきに関しては賛否両論で、筆者の愛猫の場合はしばらくして食べなくなってしまいました。ただ、一袋454gと少量から購入することができるので、また試してみたいと考えています。
猫用フードのランキング ドライフード編 第2位 ピュリナワン
ピュリナワンは、ピュリナが販売する「食べるよろこびをプラスした」キャットフードです。ピュリナワンもラインナップが豊富で、上記の2種類はグレインフリーではないものの、良質なタンパク質が豊富に含まれています。
筆者の愛猫は恐ろしいほどに飽き性でわがままなのですが、このピュリナワンだけはずっと食べ続けてくれています。
価格も比較的安価ですし、ペットショップやホームセンターなどでも購入することができるのも助かります。グレインフリーにこだわりたいという場合は、こちらの商品がおすすめ!
味にうるさいグルメな愛猫に困っているという飼い主さんは、是非ピュリナを試してみたください!
猫用フードのランキング ドライフード編 第1位 ワイルドレシピ
筆者が個人的に最もおすすめしたい猫のドライフードは、ニュートロが販売する「ワイルドレシピ」。「肉食の猫が野生の頃から食べている食事を実現」というキャッチフレーズに惹かれて購入したのがきっかけでした。
日本国内で製造、販売されているキャットフードの原材料は、マグロやカツオなどの魚がメインとなったものが殆どです。
「猫は魚が好き」というのは、日本人が勝手に作り出したイメージであり、本来の猫は完全肉食動物なのです。
そんな猫の本質を正しく捉え、必要な栄養素を詰め込んだキャットフード、それがワイルドレシピだと思っています。
ラインナップは、キトン、アダルト、シニアの3ステージで、アダルトはチキン、白身魚、サーモンとなっています。
筋肉、被毛、皮膚の健康維持はもちろん、嗜好性も高く、ペットショップやホームセンターなどで購入することもできます。1袋400gから販売されていますので、是非一度お試しください。
愛猫のキャットフード選びをする時、ネット上で情報収集しようと思うと、様々な情報が飛び交いどれを信用すればいいのか、分からなくなることもあるかもしれません。
筆者が紹介したおすすめキャットフードに関しても、サイトによっては批判的な意見もあるかもしれません。しかし大切なのは、飼い主さんが愛猫のフード選びにおいて何にこだわりたいのか、愛猫がどのフードならば喜んでくれるのか、そのたった2つです。
正直なところ、原材料や成分を必要性や、良し悪しを突き詰めて考え出せばキリがありません。人間の食べ物だって同じことです。
筆者も、そんなことにばかり気を取られて、愛猫の食事の「楽しみ」を考えてあげられていない時期もありました。
現在では、上記で紹介したキャットフードを主食として、おやつ代わりに愛猫の好みも取り入れるようにしています。
猫用フードのランキング ドライフード編 番外編1
猫たちが愛してやまない「シーバ」。着色料が使用されていることや、カロリーが高いことで敬遠されがちですが、愛猫の「楽しみ」のひとつとしては非常におすすめです。食の細い猫でも食べてくれると評判ですよね。
粒も大きめで、一つ一つ咀嚼しながら食べることができますし、何より食いつきがいい!
使用されている着色料に関しても、確かに「必要がない添加物」とは言えますが、使用基準内であれば問題が起こることは考えにくいでしょう。
筆者はヘアボールケア、オーラルケアなどに配慮したものを選び、おやつ代わりに与えています。
猫用フードのランキング ドライフード編 番外編2
モンプチキャットフードも、上記のシーバ同様、着色料が使用されていることや、原材料に穀類が含まれていることで敬遠されることもありますが、愛猫はとっても喜んで食べてくれます。
小さめの粒で食べやすいのか、食欲が落ちる夏場でも、モンプチであれば食べてくれるということもありました。
こちらも、毛玉ケアを選び、メインのフードと併用しています♪
猫用フードのランキング ウェットフード編
ウェットフードは、水分の含有量が75%以上のものをいいます。水分補給はもちろん、香りが強いものが多いため、食欲減退時にも活躍します。
日頃からウェットフードを食べさせていると、ドライフードを食べなくなると敬遠されることもありますが、決してそんなことはありません。
むしろ、ウェットフードを全く与えずに過ごしていると、歯周病などの疾患を患い、ドライフードを食べにくくなってしまった時の栄養補給が困難になる可能性さえあります。
主食はドライフード、補助食はウェットフードというように上手く使い分けましょう!
猫用フードのランキング ウェットフード編 第3位 Schesir(シシア)
こちらは、100%ナチュラル素材、無添加、無着色のイタリアンレシピの最高級ウェットフード「シシアウェットフード」です。
シシアのウェットフードは、ツナやチキンがメインの食材となっており、スーパーフードとして知られるキヌアや、アロエ、パパイヤなどが使用されているものも。
パウチタイプと缶タイプがありますが、50gと少なめのパウチタイプが便利です。
最高級ウェットフードと言われるだけあって、とても安価とは言えない価格帯ではありますが、食いつきは非常にいいです。爪切りの後のご褒美や、誕生日プレゼントなどにもおすすめです♪
猫用フードのランキング ウェットフード編 第2位 ニュートロデイリーディッシュ
おすすめの猫用ドライフードランキング第1位でご紹介した、「ニュートロ」のウェットフードです。こちらも、肉食の猫のために新鮮なお肉をたっぷりと使用しており、食いつきは抜群です。
何よりも37.5g×2の小分け包装が便利!
ラインナップはチキン、ターキー、サーモン&ツナ、チキン&エビの4種類。筆者の愛猫は、ターキーがお気に入りのようです。
ウェットフードは、一度開封してしまうと冷蔵庫に入れなければいけませんよね。
そうすると、香りが抜けてしまい、食べてくれないことが多々あったのですが、デイリーディッシュなら常温保存することもでき、毎食新鮮なものを食べさせてあげることができます。
通販で購入すれば、一つあたり150円前後で購入することもできますので、是非お試しください♪
猫用フードのランキング ウェットフード編 第1位 いなば チャオホワイティ
猫用おやつ「ちゅ~る」で有名な、いなばが販売するウェットフードです。いなばのチャオシリーズもラインナップが非常に富んでいるのですが、なかでもおすすめなのがこの「チャオホワイティシリーズ」。
何故いなばのチャオホワイティがおすすめ第1位なのかというと、わがままで飽き性な愛猫が唯一長年食べ続けているウェットフードだからです。(笑)
もちろんそれだけではなく、国産の猫用ウェットフードはマグロやカツオが原材料になったものが多いのですが、このチャオホワイティシリーズは、とりささみが原材料になったウェットフードがたくさん販売されているのです。
ただ、一缶あたり85gとしっかりめに入っているので、筆者の場合、2回に分けて与えています。
種類も豊富で、食いつきもよく、飽き性な愛猫にはぴったりなので長年お世話になっています。スーパーやドラッグストアなどで販売されていることもありますので、是非お試しください♪
猫用フードのランキング 腎臓サポート編
腎臓病を患いやすい猫のために、様々な腎臓サポートフードが販売されています。所謂「療法食」ですね。
腎臓病を患った場合の食事選びとは、正反対の「低たんぱく」なものを選ばなければなりません。他にも、腎臓に負担をかけるリン、ナトリウムの制限などもありますので、腎臓サポートフードを選ぶときは必ずかかりつけの獣医師に相談するようにしましょう。
猫用フードのランキング 腎臓サポート編 第3位 ドクターズケア (Dr's CARE) 療法食
エランコジャパン製造するドクターズケア療法食です。エランコは、米国インディアナ州に本社を置く世界的な製薬企業であり、猫の慢性腎不全用サプリメント「コバルジン」を生み出したのも、このエランコなのです。
腎臓サポートの療法食は、食いつきが悪く食べさせるのが大変というイメージもありますが、このドクターズケア療法食は、非常に食いつきがいいと評判ですよ!
120g×4の小袋包装で、香りも抜けにくく、お試しにも向いています。是非、お試しください!
猫用フードのランキング 腎臓サポート編 第2位
ベッツセレクション 腎ケアは、臨床獣医師との共同開発で生まれた高付加価値機能食。猫の腎臓ケアに効果があるとされている「活性炭」が配合されています。
粒は、厚さ約1mmと平べったいタイプで、ふやかしても芯が残りにくいため、固いドライフードが食べにくい時には、非常に重宝するようです。
猫用フードのランキング 腎臓サポート編 第1位 ロイヤルカナン 腎臓サポートスペシャル
こちらは、動物病院などでも取り扱われることが多い、ロイヤルカナンのロイヤルカナン 腎臓サポートスペシャルです。
ロイヤルカナンの腎臓サポートフードには、ドライ、セレクションドライ、スペシャルドライと3種類ありますが、なかでもこのスペシャルドライは、ダントツで食いつきがいいと評判です。
これらの療法食は、通販などでも購入することができます。しかし、本来は動物病院専用のものであり、獣医師の指示、診察を受けることが前提となっていますのでご注意ください。
まとめ
猫用フードの人気ランキング!タイプ別に今オススメする商品TOP5をご紹介しました。筆者自身、ネット上の情報に振り回されては、フード選びに悩み続けた時期がありました。
しかし、そんな私を見た旦那に、「専門家が猫の体にいいと言って販売しているのを信じないのなら、一体君は何を信じるんだ」と笑いながら言われて目が冷めました。(笑)
確かに愛猫を守るために内容を知ることは重要です。しかし、それ以上を突き詰めて考えてもキリがないですよね。
それに愛猫だって、たまには自分の好きなものを食べたいのです。少しくらいカロリーが高くたって、私達が食べるジャンクフードなんかよりよっぽど健康的です。(笑)
どうせなら、愛猫の食事選びも、食事の時間も楽しい時間にしたいですよね♪
この記事が少しでも、フード選びに悩む飼い主さんにとって役立つものになれば幸いです。