猫は豆腐を食べても大丈夫!
豆腐は、猫に食べさせても問題ありません。豆腐はもともと大豆なので、猫が食べて毒になるような成分は含んでいません。大豆は、豊富なたんぱく質や脂質を含み、消化もとても良い事から、健康を維持する為の機能性食品としても注目されている食材でもあります。
たんぱく質は、本来肉食である猫にとっても重要な栄養素でもあり、低カロリーである事から、ダイエットに活用される事もあります。ただし、あくまでも人間用の食べ物ですから、継続的に与える事はなるべく控えましょう。
猫が豆腐を食べるメリット
- 豆腐は猫のダイエットにも活躍する
- 豆腐は猫の手作り食に使いやすい
猫が豆腐を食べる事によって得られるメリットは、主に以下の2つです。
ダイエット
豆腐は、良質なたんぱく質や脂質を多く含みますが、低カロリーな食材です。その為、肥満気味の猫にダイエットをさせる際の、フードのかさ増しに利用してみましょう。継続的に与えるのではなく、食事の要求が強い時や、ダイエット中のご褒美の時にドライフードやウェットフードに混ぜてあげるのがいいですね。
フードのかさ増しには、おからを利用する飼い主さんも多いようです。おからは、豆腐の同じ栄養素に加えて食物繊維が豊富なので、便秘気味の猫ちゃんにもおすすめです。
手作り食
豆腐は、クセが少なく食べやすい事や、消化に良い事から、子猫期の離乳食やシニア期の手作り食にもよく使われています。食欲が低下している時や、口内トラブル等が原因で食事を摂りにくい時には、豆腐を活用した手作り食を試してみるといいかもしれません。
猫に豆腐を与える時の適量と与え方
- 猫に豆腐を与える時の適量
- 猫に豆腐を与える時の方法
猫に豆腐を与える時の適量
猫に豆腐を与える時の適量については、あくまでも豆腐は人間用の食べ物である事から明確な分量はありません。豆腐だけで、猫の必要な栄養素全てを補う事は不可能なので、あくまでもメインの食事に影響がない程度にしましょう。
例えば、子猫期の離乳食に豆腐を使用する場合なら、メインのフードに豆腐小さじ一杯。成猫期であれば、大さじ一杯。と、トッピング程度にしておくと安心ですね。メインの食事を抜いて、豆腐一丁を与えるような事は絶対に止めましょう。
猫に豆腐を与える時
豆腐の与え方についても、基本的には上記のようにメインのフードにトッピング、混ぜる等して与えましょう。豆腐が好きで、どうしてもそのまま食べたいという猫ちゃんの場合は、軽く潰して与えても問題ありません。
生のままの豆腐を猫に与えても、特に問題ないとされていますが、冷たいままだと消化に悪く、子猫や高齢猫はお腹を壊してしまう可能性もありますので、茹でてから与えるのが無難です。また、醤油等の調味料が付いている豆腐や、お味噌汁の具の豆腐等は、与えないようにしましょう。
猫が豆腐を食べる時に注意する事
- 豆腐に含まれる「にがり」に注意
- 大豆アレルギーに注意
- 消化不良に注意
- 猫に与える豆腐の種類に注意
豆腐に含まれる「にがり」
豆腐は、猫にとって害がないとお話しましたが、継続的に食べ続けると害になる可能性もあります。と言うのも、豆腐を作る工程の中で、豆腐を固める為の凝固剤が使用されています。その中でも「にがり」と呼ばれる塩化マグネシウムは、猫の腎機能低下や、泌尿器系のトラブルの原因になる可能性があります。
その為、猫に豆腐を与える際は、継続的に与えない、量を調整する事を十分に注意しましょう。また、おからはにがりを含まないので、豆腐のにがり成分が気になる場合は、おからを利用するのもいいですね。猫用の乾燥おから等も販売されているようです。
大豆アレルギー
どんな食材にも、アレルギー症状を引き起こす可能性は少なからず存在します。大豆は、キャットフードに含まれている事も多く、比較的アレルギーが起こりやすい食材です。初めて猫に豆腐を与える時は、十分に注意しましょう。
消化不良
豆腐には、良質なたんぱく質が豊富に含まれているとお話しましたが、本来猫が必要とするたんぱく質は、動物性のたんぱく質です。豆腐に含まれるたんぱく質はもちろん植物性なので、植物性の栄養素を消化するのが苦手な猫にとって、継続的に食べ続ける事で消化不良を引き起こす場合があります。
豆腐の種類に注意
一言に「豆腐」と言っても、様々な種類の豆腐がありますよね。基本的に、猫に食べさせてもいいとされている豆腐とは「絹ごし豆腐」の事を指します。木綿豆腐は、絹ごし豆腐と製造過程、栄養素に多少違いはあるものの、猫に与えても問題ありません。
卵豆腐やゴマ豆腐等の調理されている豆腐はもちろん、油で揚げてある厚揚げ豆腐や、固さのある焼き豆腐等は与えないようにしましょう。
基本的に猫に食べさせても害がないとされる豆腐ですが、あくまで人間用の食べ物である事と、猫は肉食であるという事を忘れないようにし、与える量についても注意して下さいね。
猫に豆腐を食べさせることのまとめ
- 猫に豆腐を与える時は量に注意する
- 猫に継続的に豆腐を与えないように注意する
- 豆腐はダイエット中のフードのかさ増しに使える
- 子猫、高齢猫の手作り食におすすめ
- 大豆アレルギーに注意する
- 豆腐はメインのフードと混ぜて与える
- 猫に与える豆腐の種類に注意する
猫に豆腐を食べさせても大丈夫か、その与え方や注意点についてご紹介しました。我が家の愛猫には、基本的に人間の食べ物は与えないようにしているので、猫が豆腐を食べるの?と驚きました。意外にも、豆腐好きな猫ちゃんは多いようですね。与え方に注意し、上手く取り入れる事ができれば、ダイエットや整腸作用も期待できるようなので、手作り食レシピを参考にして、豆腐を食べさせてみるのもいいかもしれませんね♪
40代 女性 ころ
週に1回お豆腐をお湯をかけて、くずして与えます。にがりが入っているのであまり頻繁に与えてはいけません。お豆腐は、消化にもいいしオススメです。うちの猫ちゃんは、湯通ししたお豆腐にお野菜を和えて与えると、元気なかった猫ちゃんが凄い勢いで食べてくれます。便秘にもいいので適量与えるのがオススメです。
40代 女性 みやこ
与えるときには一応、さっと茹でるようにしています。冷ましてからおやつとして与えています。少しだけスプーンで潰してあげて食べやすくしてあげていますよ。我が家の猫ちゃんは、パクパクと早く食べ終えてしまいます。
もっとちょうだいと催促してくるほど、豆腐が大好きです!便秘だった我が家の猫ちゃんですが、食物繊維が豊富な、豆腐を食べ初めてから快便になり、助かっています。猫ちゃんたち自身も楽になったのか昔のように元気になったように感じます。