猫は納豆を食べても大丈夫
- 少量ならば納豆は食べても大丈夫
- 通常フードの補助食品として納豆は優秀な食材
- 納豆菌の付着率が高い「ひきわり納豆」はおすすめ
栄養価の高い納豆は少量与えるにはとても良い食品です。納豆の不思議で独特な匂いを好きな猫は多いようです。特に食欲が落ちている時に納豆をいつものフードにトッピングしてあげると食欲増進を期待できます。
猫が納豆を食べた時の効果
- 食物繊維は便通を整え、猫が舐めた毛が体内に入る事による毛球症の予防
- 抗生剤を使用している猫に不足しがちなカリウムを納豆から摂取できる
- 猫用の納豆おやつもある
納豆で猫の血栓の予防ができる!
納豆の元である大豆には、タンパク質、食物繊維、カリウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンB1などの豊富な栄養素が含まれます。その後、大豆へ納豆菌を付着し醗酵させることにより、ナットウキナーゼなどの酵素や様々な栄養が添加され消化吸収もよくなります。
納豆の特徴であるネバネバはナットウキナーゼによるもので、血管に出来る血栓を溶かす働きがあります。
納豆で猫の便秘予防ができる!
納豆に含まれる納豆菌は、納豆に含まれる納豆菌が腸内の善玉菌を増やし、猫の腸内環境をよくしてくれる働きがあります。
猫に納豆をあたえるなら「ひきわり」で!
納豆は多くの種類が販売されていますね。「ひきわり納豆」は、粒納豆を刻んだものと思う方が多くいらっしゃいますが、実はあらかじめひいてある大豆を蒸して醗酵させます。
元々の大豆より細かいため表面積が大きくなり、納豆菌の付着する面積が広くなります。その結果、醗酵による酵素やビタミンの量が多くなります。同じ量を食べた場合は「ひきわり納豆」の方がその他の納豆より栄養を摂取しやすくなります。小さく刻む手間も省けますね。
猫に納豆を食べさせる時の注意点
栄養価の高い醗酵食品の納豆ですが、猫に与える場合いくつか注意する必要があります。
付属のタレは使わない
販売されているほとんどの納豆には付属にタレが入っていると思いますが、過剰な塩分摂取となってしまうため食べさせてはいけません。塩分を過剰に摂ってしまうと腎臓に負担がかかったり、血圧が上がって心臓にも影響を及ぼします。
また、からしもタレと一緒に入っているかもしれませんが、刺激が強く胃腸に負担がかかってしまい下痢や嘔吐といった消化器症状を引き起こしてしまうため、からしも与えないように注意です。
猫も大豆アレルギーに注意
納豆は大豆の醗酵食品ですから、大豆によるアレルギーを引きおこすことがあります。最初はほんの少しの量を与え、痒みが出たり下痢や吐き戻しをしないことを確認してください。その後、通常の便通にも変化がなければ、まずは数粒から、そして無理をしないで徐々に与える量を増やします。猫は身体も小さいので、スーパー等で購入出来る納豆パックの4分の1から6分の1を目安として与えてください。
大粒ではなく小粒タイプやひきわり納豆を少量与える
大粒の納豆は猫ののどに詰まる事もありますので、細かく刻んだり潰したり食べやすくなる工夫をしてあげます。
よく食べるからと多量に与えてしまうと栄養素の過剰摂取となり、消化不良をおこすこともありますのでくれぐれもご注意ください。
猫には納豆に入れる人間用の薬味は危険
人が好んで食べる納豆には、ネギ、醤油、芥子などを入れる事が多いですよね。これらは猫に与えてはいけない食材です。特にネギ類は少量でも中毒を起こすので大変危険とされています。
食卓で飼い主が食べている時に、うっかりと与えないようにしてください。
猫が食べない納豆は早めに引き上げる
ムラ食いのある猫ですから、フードを数時間置いておく事も多いですよね。ただし、食べきらなかった納豆は勿体ないと思わず、食事の時間が過ぎれば下げてしまいましょう。食べる量が一定でない場合は、トッピングにはせずに通常のフードと納豆は分けて与える方がよいかもしれません。
猫が納豆を食べている動画
猫に納豆を与える場合はこちらの動画のように、タレや薬味を加えずに与えるようにしましょう。むしゃむしゃ食べているのがかわいいですね。
まとめ
- 猫に納豆を与えても大丈夫
- 猫に納豆を与えると血栓予防になる
- 猫が納豆を食べると便秘の予防になる
- 猫に納豆を与える時はアレルギー症状が出ないか確認する
- ひき割り納豆を少量与えるのが良い
- 薬味やしょうゆは入れない
- 猫が納豆を食べない時は無理に与えない
猫の食事の好みは生後数ヶ月で決定すると言われています。
人間の年齢に換算すると5歳〜10歳、小学生の頃には食事が決まるのですね。やっと決まった食事ですが、ご存知のとおり猫は飽きっぽいです。突然に今までのフードを食べなくなる事もありますよね。
その時に健康的な食品である納豆を、補助的なおやつや食欲不振のトッピングとして与えることができると心強いですね。
納豆自体はとても素晴らしい食べ物ですが、子猫や高齢の猫に与える場合は、念のためにお医者様にご相談ください。
猫ちゃんが納豆を要求してきたら、びっくりせずに食べさせてあげてくださいね。
長毛種の猫ちゃんの被毛に納豆の特徴であるネバネバが付くと大変ですが、糸を引きながら食べる姿にメロメロになってしまうかもしれませんよ!
40代 女性 ころ
獣医さんに毛玉をうんちとして出すにはひきわり納豆がおすすめですよ。といわれて食べさせてみました。次の日には便通がよくなり3日目には毛玉もうんちに混ざって出てくるようになりました。
納豆は体にもいいし、よかったなとおもいます。ただ食べさせ過ぎると、胃腸を壊してしまうので量に気をつけなければなりません。スプーン一杯分くらいを与えています。猫ちゃんも最近は喜んでカリカリに混ぜてもらうのを待っています。うちの猫ちゃんは一週間に1回の頻度でひきわり納豆を与えています。
思っていたよりもスーパーでは、安価で売っているので助かります。
40代 女性 ロダン
40代 女性 みなちゃん
実家で飼っていた頃から、猫ちゃんにはひきわり納豆を与えていました。
私たち家族が納豆を食べていたら、ちょうだいと言ってくるので、少しだけ与えたら喜んだのが始まりです。
動物病院で、アレルギー検査をして大豆アレルギーがないことを確認してから与えることにしています。ひきわり納豆なら、栄養価もよくて猫ちゃんにオススメします!
便秘の時にも、納豆を食べると腸の具合もよくなります。飼い主さんが納豆を食べる時に猫ちゃんにも与えてあげると喜ぶかもしれませんね。