愛猫とシェアできるご飯のおかず3つ

愛猫とシェアできるご飯のおかず3つ

手作りごはんは添加物の心配も少なく、より自然な形で食材を与えられるところがメリットです。しかし、毎日手作りごはんを作ることが負担に感じてしまうこともありますよね。飼い主さんのごはん作りと同時に用意することができればその負担は軽減します。そこで今回は【愛猫用に取り分けられる人間用の食材】をご紹介いたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. 豚汁の途中

黒い鍋の豚汁

飼い主さん用に作っている豚汁の途中「具材を茹でる」までの工程で、猫ちゃん用に取り分けることができます。豚汁は味噌で味付けしますが、猫にとって味噌は塩分が高すぎるため、味噌や調味料を入れる前の「茹でただけ」の状態で猫ちゃん用に取り分けてあげましょう。

また、猫にネギ類やニラは禁忌ですので、味噌と同じくネギ類も猫ちゃん用に取り分けた後で追加しましょう。具材と共にゆで汁も大さじ1ほど与えることで、水を飲まない猫への水分補給の助けにもなります。

気を付けたい豚汁の食材

豚汁に入れる食材で猫にとって負担になる食材は

  • ネギ
  • タマネギ
  • ジャガイモ
  • ナス

です。

ネギ類やニラは猫が食べると中毒を起こす食材です。ジャガイモやナスなどのナス科の野菜は消化器症状や呼吸困難を引き起こす恐れがあるため注意しましょう。これらの具材は猫ちゃん用に取り分けたあとで追加しましょう。

2. バンバンジーの途中

緑の容器と茹でた鶏肉

さっぱりとしたごはんが食べたい日や、お酒のお供としてもおいしいバンバンジーの調理工程、鶏肉を「茹でただけ」の状態なら猫ちゃん用に取り分けることができます。いつものごはんにトッピングしてあげると、栄養が偏りにくく嗜好性が高まります。ゆで汁も大さじ1ほど入れてあげるとおいしく水分補給ができますね。

鶏むね肉や鶏ささみはヘルシーなたんぱく源

バンバンジーは鶏むね肉で作るのが一般的です。鶏むね肉は鶏もも肉と同程度のカロリーとたんぱく質の量がありますが、鶏むね肉の方が脂質が低いという特徴があります。

もっとヘルシーにしたい場合は、鶏むね肉よりもさらにカロリーと脂質が低く高たんぱくな鶏ささみにしてあげると良いでしょう。また、バンバンジーの様に鶏むね肉から皮を取り、焼くのではなく茹でるという調理方法は猫の手作りごはんにとても適しています。

付け合わせのきゅうりも猫が食べられる食材

バンバンジーの付け合わせであるきゅうりも、猫が食べても大丈夫な食材です。きゅうりは「世界一栄養がない野菜」と言われてしまっていますが、

  • 視力維持や皮膚の健康を守るβカロテン
  • 利尿作用のカリウム
  • 血液と骨の健康を守るビタミンK

などが含まれています。水分量も多いので、猫ちゃんの水分補給にもなる食材です。

しかし、猫がウリ科の食材にアレルギー症状を起こすことがあるので注意しましょう。猫ちゃんが喉を詰まらせないように、細かくみじん切りにしてあげると安心です。

3. 納豆(たれ無し)

大豆とパックの納豆

我が家では、納豆を開封すると愛猫がわらわらと寄ってきます。他のお宅でも、納豆の強い匂いが好きな猫ちゃんは結構多いようです。我が家では納豆をうっかり開けたままにしておくと、愛猫が納豆にかじりついてネバネバになっていることもあり油断ならない瞬間です。

猫は肉食性が極めて高い動物ですので、豆類を食べるという習慣はありません。しかし、ごく少量であれば猫にとっても健康的な食品となります。

納豆の栄養価

納豆は大変栄養価の高い食品です。

  • 血液と骨の健康を守るビタミンK
  • 血栓を溶かすナットウキナーゼ
  • 抗酸化作用の大豆サポニン
  • 便通の健康を助ける食物繊維

などの栄養素があります。発酵食品であることも便通のサポートに良い食品です。

猫に納豆を与える際の注意点

猫は動物を狩って食べる動物なので、植物をダイレクトに食べることはほぼありません。たまに草を好んで食べますが、それは栄養補給というよりも毛玉や胃のむかつき等で吐くために草を食べます。

猫はダイレクトに植物を摂取するのではなく、狩った小動物の胃の中にある消化途中の植物を摂取するのが自然な形と言えます。

そのため、猫に納豆を与える際にはいくつかの注意点があります。

  • タレを入れない
  • ごく少量を与える
  • 大豆アレルギーに注意する
  • 栄養過多に注意する
  • 大粒の納豆を避ける

などに気を付けて、様子を見ながら与えましょう。

納豆は栄養価が高い食品ですが、栄養過多となるとかえって猫ちゃんの内臓に負担がかかる恐れもあります。主食のごはんとして常用するよりも、おやつやトッピングとして与える方が安心です。

まとめ

しじみ

今回は【愛猫用に取り分けられる人間用の食材】を3つご紹介いたしました。

人間用として調理しているごはんの「茹でただけ」の状態なら、愛猫用として取り分けることができます。飼い主さん用のごはんとして途中まで一緒に作れるので、毎日の手作りごはんの負担が軽減しますね。

納豆は調理もいらないですし、あの強い匂いに食いつく猫ちゃんはたくさんいますので、食欲がない時のトッピングにも活用できそうです。飼い主さんのごはんの途中で愛猫用に取り分ける際には、猫が食べてはいけない食材や調味料は猫ちゃん用に取り分けた後で入れるようにしましょう。

猫の手作りごはんにおいて重要なルールは

  • 味付けをしない
  • 禁忌の食材を使わない
  • アレルギーに注意する

などがあります。

今までドライフードを食べていたところをいきなり手作りごはんに変えてしまうと、胃腸の不調やアレルギー症状を起こす恐れがありますので、食べなれない食材を与える際にはごく少量ずつ様子を見ながら与えてください。

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