猫にゼラチンを与えても大丈夫?注意点や与え方のレシピをご紹介

猫にゼラチンを与えても大丈夫?注意点や与え方のレシピをご紹介

人間にも良い影響を与えるゼラチンは、猫が食べても良いのでしょうか?ここでは、ゼラチンが猫に与える影響についてまとめています。また、ゼラチンを使った猫用ゼリーのレシピもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

猫はゼラチンを食べてもいい!

猫はゼラチンを食べても良い

猫にゼラチンを与えることは問題ありません。ゼラチンは成分の85%以上がタンパク質なので、猫には無害です。

ゼラチンは体内の細胞をつなぐタンパク質であるコラーゲンで構成されており、被毛のツヤ出し効果が期待できます。ゼラチンは薬のカプセルに使われているほか、キャットフードにも含まれています。

ゼラチンが含まれているゼリーなどを与える場合は、砂糖や添加物が含まれていないものを選んだ方が健康面では良いでしょう。

猫にゼラチンを与える際の注意点

猫にゼラチンを与える際の注意点

ゼラチンは猫にとって有益なものですが、与える際には注意が必要です。与え方を間違えると、健康を害する可能性があります。

ここでは、注意点を3つご紹介するのでぜひ参考にしてください。

腎不全の猫には与えないようにする。

腎不全の猫には、ゼラチンの摂取を控える必要があります。ゼラチンの主成分はタンパク質です。腎不全の猫がタンパク質を摂取すると、腎臓に大きな負担をかけることになります。

腎不全は最悪の場合死に至ることもあるため、病気を悪化させないためにも、タンパク質の摂取は極力控えましょう。

主食として与えないこと

ゼラチンを主食として毎日与えることは、栄養が偏るのでおすすめできません。基本的にキャットフードで必要な栄養はすべてまかなえるので、ゼラチンを毎日与える必要はありません。

栄養の偏りが気になる場合は、かかりつけの獣医師に相談して食事の管理を行いましょう。

ゼラチンと混ぜる食材に注意する

ゼラチンと一緒に混ぜる食材には注意しましょう。猫は人間とは体の作りが違うので、食べられる物も違います。間違って食べられないものを与えてしまうと、中毒を起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。

ここでは、猫に中毒症状を引き起こす可能性のある食べ物の例をご紹介します。

  • ネギ類   (ふらつき、溶血性貧血)
  • チョコレート(不整脈、心不全)
  • 生肉、生卵 (下痢、嘔吐)
  • 牛乳などの乳製品(下痢)

特に、チョコレートとゼラチンを混ぜたものを与えると、呼吸困難で死亡することがあるので注意が必要です。

猫用ゼリーの作り方

猫用ゼリーの作り方

ゼラチンを使った猫用ゼリーの作り方をご紹介します。

〈手順〉

  1. マグロなどの骨を抜いた刺身、ゆでた鶏むね肉を一口大に切る。
  2. 鍋に水130㏄と①の材料を入れ、しっかり茹でる
  3. 粉ゼラチンを加えて溶かす。(必ず火を止める)
  4. 粗熱をとってから、③をゼリー型に流し込む。
  5. 冷蔵庫で固まるまで冷やし、型から取り出して完成。

必要に応じて、魚や鶏肉などを入れることができるので栄養を補うのにも最適なゼリーです。

まとめ

ゼラチンは猫に与えても安全で、被毛にツヤが出るなど多くの良い効果が得られます。ゼラチンを主食として毎日与えると栄養が偏るので、効果的に与えるために時々与えることをお勧めします。

今回ご紹介したゼラチンを使ったアレンジレシピもぜひ参考にしてみてください。