ペットフード業界の現状
ペットフード業界は、人間のものに比べて基準がゆるく、危険となり得る添加物が当たり前のように使用されているのが現状です。市販の安価なキャットフードの中には、人間が食用としない粗悪な原材料(※4Dミートなど)が使用され、またそれらを長期保存するために危険な添加物が使われているものが溢れています。
原材料の欄の、一番はじめに記載してあるメイン材料が、◯◯ミート、◯◯ミールなどと曖昧に表示されているものは、要注意です。(4Dミートとは…Dead=死んだ動物の肉、Dying=死にかけの動物の肉、Diseased=病気の動物の肉、Disabled=障害のある動物の肉)
穀物はダメなの?
本来肉食動物である猫は、自然界で自ら進んで穀物を食べることはありえません。そのため猫ちゃんは穀物を消化するのがとても苦手で、消化不良を起こしてしまうことも少なくありません。また、穀物が問題視されるもうひとつの理由は、「食物アレルギー」です。
「小麦」や「トウモロコシ」、「大豆」などは、食物アレルギーを発症するリスクが高く、毎日食べるキャットフードでは避けた方が無難な材料です。市販の安価なキャットフードには、カサ増しのためにメインでこのような穀物が使われているものもあるので要注意です。
キャットフードの値段の違い
必ずしも「高ければ良い」というわけではありませんが、値段と品質は比例していることがほとんどです。ですので、ほとんどの場合、値段の違い=品質の違い、と思って間違いないと思います。粗悪なお肉をタダ同然の安い値段で仕入れて大量にキャットフードを作れば、安いキャットフードを量産できます。逆に言うと、質の良い原材料にこだわって作れば値段も高くなってしまうのは仕方がないと言えます。
まとめ
キャットフードを選ぶ基準としては、メイン材料に質の良いお肉が使われているもの、無添加なこと、出来ればグルテンフリーであること、がポイントになります。大切な愛猫の健康のことです。キャットフードを買うときは、「安いから」などと安易な理由で選ばず、しっかりと中身を確認して、理解した上で選ぶことをおすすめします。