猫が丸くなる理由
1.寝ている時に寒くなったから
猫は寝ている時の気温によって寝相が変わります。暑い時は体を伸ばして眠りますし、寒いと丸くなります。基準としては、13℃以下だと丸くなります。
愛猫が丸くなる姿を思い出すと寒い冬の日が多いのではないでしょうか？愛猫が眠るときに丸くなる姿を見たら少し寒いのかな？と思って室温に気を付けてあげましょう。
2.警戒心があるから
猫にとっての急所はお腹です。そのため安心している時や、無防備な時はお腹をさらけ出し甘えます。しかし、弱点であるお腹をかばうように丸くなる猫は、警戒心が高まっている証拠だともいえます。
また性格上、臆病な場合もお腹をかばうように丸くなります。愛猫がいつもと違って丸くなるしぐさをみせたなら、愛猫が何かに警戒していると思ってください。
3.リラックスしているから
今、警戒心が強いと丸くなるといったのに、丸くなって寝るのはリラックスしている状態だと聞いて疑問に思ったのではないでしょうか？
実は寝ている時に頭や足をベッタリと地面に引っ付けるということは、すぐに行動がしにくい状態ということになります。攻撃をされてもすぐに動けない、トラブルになってもすぐに対処ができません。
そんな危険な体勢を見せるということは、それだけ飼い主を信頼していて、リラックスしている気持ちだということなのです。
4.体調不良だから
猫が膝の上や部屋の隅で丸くなる姿を見かけることがありますが、ただくつろいでいるのではなく体調不良のため、丸くなるしぐさを見せているのかもしれません。
猫は体調が悪いときや、どこかに痛みを感じている時は体を丸めて休めようとするのです。もし愛猫が丸くなるのと同時に、何かの症状を見せたら体調不良を疑うようにしましょう。
5.ストレッチ
猫が丸くなるのは、ストレッチのような意味合いが含まれていることもあります。体が丸くなるということは、それだけあらゆる筋や筋肉を伸ばすような状態となります。
つまり、人間でいう伸びをしている状態になるのです。猫の体が丸くなる姿を見たら、いま体を伸ばしてる状態なんだと思いましょう。
猫が寝る時に丸くなる気持ち
猫が丸くなる寝相にはどんな秘密が隠されているかご存じですか？実は、猫の気持ちは寝相から、今どのような精神状態なのか？今リラックスしているのか？警戒心を抱いているのか？というのがすぐにわかります。
猫が丸まって寝る時、気持ちは両極端
その寝相の中でも丸くなるのは、とてもリラックスしている状態のときと、とても警戒している状態、両方だということができます。
猫が丸くなる寝相の時の心理を見分ける方法
リラックスしているのか、警戒しているのか、見分ける方法としては、足裏が床についていつでも踏ん張れる状態にあるのが警戒心を抱いている、足裏が床から離れている状態ならリラックス状態だと見分けることができます。
愛猫が丸くなる寝相と一口にいっても寝ている場所や環境、誰と一緒に寝ているかにもよって変わってきます。ぜひ愛猫が丸くなる寝相を見せたら、今どのような精神状態なのか探ってあげるようにしましょう。
丸くなる猫の体の仕組み
猫が丸くなるというのは誰でもわかるかと思いますが、なぜ猫はあんなにも器用に体を曲げて丸くなることができるのか不思議ではないでしょうか？
体が柔らかいから丸くなる事ができる
実は猫が丸くなるのは間接をつなぐ靭帯がとても柔軟で、他の動物に比べて曲げられる範囲や柔軟性が格段に広いのです。
さらに、猫の背骨は他の動物よりも数が多く、動かせる範囲も広いため、猫は丸くなることができるだけではなく狭い空間に器用に体を滑り込ませたりすることも可能なのです。
猫の体はとっても柔軟なんですね。ちなみに猫が小さなダンボールの中や、鍋などの中で丸くなるのは、体にフィットする狭い空間が落ち着くためです。これも体が丸くなる理由だといえますね。
まとめ
猫にとって丸くなるというのは、飼い主に対して信頼しリラックスをしている証であるのと同時に、警戒心を抱いている証でもあります。
どちらの場合でも、猫が丸くなるのは何故か？ということを知っておけば正しい対処を取ることができます。ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。