猫が低血糖症になった時の対処法
糖分を摂取させよう
低血糖の疑いがある場合、まず獣医師に相談し、子猫の場合は砂糖水やブドウ糖溶液を飲ませ、成猫の場合は消化しやすい食事を与えて糖分を摂取させましょう。猫の低血糖症は血液中の血糖値が正常に戻れば症状は落ち着きます。
猫がぐったりしており、食事をできる状態でなければ、ブドウ糖溶液を歯茎など口の内側に塗って体内に吸収されるようにしましょう。その際、一気に流し込まないことが重要です。低血糖の症状がしばらくおさまらない場合は動物病院へ受診してください。
緊急の場合は、病院へ到着するまで、糖分の接種を続けることが大切です。ただし、人間用のおかしを与えることは絶対にやめましょう。
子猫や老猫は健康的な成猫に比べて、低血糖になる確率が高いので、もしもの時に備えて、糖分を摂取できるような補助食品を常備しておくと安心できますね。
猫が低血糖になってしまっている時はなるべく早く糖分を摂取させたいですよね。しかし自力で食事が出来なさそうな時はこちらの商品のように、ペースト状になっている補助食品はとても役に立ちます。上あごや歯茎の部分にペーストを少しずつ塗ってあげましょう。
砂糖水を与える
緊急の場合は、人肌ぐらいのお湯1リットルに対し、お砂糖を40gを入れ、哺乳瓶かシリンジで少しずつ与えましょう。この時誤嚥してしまわないよう、最新の注意を払ってください。猫を仰向けにした状態で与えると、砂糖水が喉に詰まってしまう恐れがありますので猫のお腹が地面を向いた状態で与えるようにしましょう。
猫の低血糖症の症状
猫が低血糖になった際の症状
猫が低血糖になると脳が正常に活動しなくなった結果、下記のような症状が起こります。
- ふらつく、ぐったりするなどの運動失調
- 奇妙な鳴き方をする
- 落ち着きがなくなり、ぼーっとして虚脱状態になる
- 失明する(数日~恒久的)
猫が低血糖になり、重篤化すると昏睡状態に陥り、そのまま死に至ることも。また、奇跡的に回復しても、猫の脳に障害が残ってしまう場合があります。低血糖症になった際には初期の症状を見逃さず、適切な処置をした上で、すぐに病院へ連れて行きましょう。
うつ病に似た低血糖の症状
食欲不振で摂食量が極端に減ったり、下痢や嘔吐で糖分吸収量が極端に減少する、すい臓の腫瘍などで血糖値を下げる働きを持つインスリン分泌量が増えると、それによって常に血糖値の低い状態が続き、脳が正常に活動できなくなる病気を「低血糖症」と呼びます。
低血糖症の具体的な症状としては、
- 不安
- めまい
- 疲労
- 気力・集中力の低下
猫の低血糖症の原因
低血糖症の原因
低血糖症の原因は、猫も人間もあまり変わりません。最も多いのは、糖尿病の治療で使用するインスリンの投与量が多すぎることです。インスリンには血液中の糖を減少させる作用があり、過剰摂取は低血糖症を引き起こし大変危険です。
低血糖症は他にも下記の原因が考えられます。
- 食事の量が少ない、栄養バランスがとれていない
- 空腹時の興奮、激しすぎる運動
- すい臓や肝臓の障害
いずれにしても、猫の体内の糖が極度に減ったとき、低血糖症になってしまいます。
猫の低血糖症の予防
食事と運動量に気をつける
低血糖症の予防には、食事の量や栄養バランスに気をつけましょう。
特に子猫や幼い猫の場合、低血糖症をおこしやすいので体を冷やさないようにし、こまめに食事を与える必要があります。また、過度な運動は血糖値を下げてしまうため、控えさせましょう。
子猫の食欲が無い、下痢やおう吐がある状態も低血糖症になりやすいため注意が必要です。食事の量を減らし、回数を多く与え電解質入りの飲み物を与えるなどし、血糖値が下がらないように気をつけましょう
糖尿病治療時のインスリンの投与量
猫や犬などの動物にとって、1ミリの投与量の違いが身体に大きな影響を与えます。用法、用量を守って、過剰に与えてしまわないように気をつけましょう。
インスリンを接種するときには専用のシリンジがあります。目盛りが通常のものより大きく見やすくなっていますので、間違えないようにしましょう。
食べていないときや、いつもより食べる量が少なく接種してよいかどうか迷うときには獣医師に相談しましょう。
まとめ
猫の低血糖症についてご紹介しました。猫が低血糖症の症状が出た時は慌てずに対応しましょう。低血糖症は、子猫から成猫まで、すべての年齢の猫が発症する危険性があります。特に糖尿病を患っている猫は注意が必要です。
日頃から愛猫の様子をしっかり見て、震えやふらつきなどの低血糖症の症状があれば糖分を摂らせてください。何かあったときは、すぐ獣医に相談できる環境も整えておきましょう。
40代 女性 たかこ
うつ病に似た状態になるのですね。きっと、しんどかったのでしょうね。これからは、注意深く気を付けたいと思います。
40代 女性 ことぜん
それで元気になったので安心したけど
次の日、昼前からまた似たような症状があり病院へ。
低血糖とのことで、その日も点滴してもらい、夕方迎えに行くと元気になっていました。その日は病院からブドウ糖をもらい、症状が出たらスポイドで飲ませて下さい。と言われかえりました。その日の夜も元気で次の日の朝も元気だったけど、昼前からまたあの症状が…(症状は呼吸が早くなる、泣き声がいつもと違う、ヨダレ、足に力が入らない)
またまた病院に連れて行きました。
特に検査はおこなわず、同じ点滴をしてもらいました。
また夕方迎えに行く予定です。
今の病院もとても良くしてもらってるのですが、病院を変えて詳しく診てもらった方が良いでしょうか?
ちなみに、この仔猫は今のところ
市販の仔猫用のミルクしか飲んでいません。
仔猫用のキャットフードをふやかして与えてみたけど、食べませんでした。
ならば、ウェットなら食べるかな?と与えても食べません。
30代 女性 匿名