猫に多い怪我と対処法
猫に多い怪我や応急処置、対処法をまとめました!
1.捻挫
捻挫をすると猫は足を引きずったり、捻挫した部分に触られるのを嫌がったり、歩き方がおかしくなる事もあります。できるのであれば患部を冷やし、なるべく安静にさせる事です。無理な運動をしなければ2〜3日で回復してくるはずですが、中々良くならない場合は受診しましょう。
2.骨折
衝突や落下、ドアに挟まれたなどで骨折してしまうことがあります。体の部分が変な方向に曲がっていたり、急に動かなくなったりした場合は骨折の可能性がありますので早急に受診します。
骨折をすると猫も興奮状態になり、飼い主さんに近寄られると攻撃してくる事があります。充分に気をつけながら患部をタオルで包み、なるべく動かさないようにして病院まで運びましょう。もしそれさえ出来ない場合は病院に電話をし、指示を仰ぎましょう。
3.脱臼
股関節や尻尾で起こりやすく、特に交通事故に遭った子は発症し易いです。足や尻尾がぶらぶらしていたり足の長さが違ったりしたら、脱臼を疑いましょう。尻尾を脱臼すると排泄のコントロールがうまく出来なくなるので粗相が増えることもあります。治療は獣医師にお任せし、飼い主さんはなるべく早く愛猫を病院に連れて行きましょう。
4.出血
ケンカや、ガラスを踏むなどして皮膚が切れ出血した場合は、まずどこから血が出ているのかを確認します。被毛があり見つけずらいと思いますが、キズを確認したら清潔なガーゼなどで止血を行います。出血量が多い時は包帯をキツめに巻いて出血します。血が止まれば良いですが、中々止まらない時や愛猫がグッタリとしている時は受診をオススメします。
5.やけど
ストーブやコンロの火などでやけどを負うことがあります。焦げるようなニオイがして体の部分を気にするようなしぐさをしていたら、やけどかもしれません。重度の場合は見てすぐに分かる場合もあるでしょう。
とにかく患部を冷やし、動物病院へ連れて行きましょう。我が家の猫も使用したばかりで、まだ熱いIHコンロの上をスタスタと歩いた事があり、その熱さにビックリしていました。キッチンやストーブなど火気がある所は要注意です!!
猫が怪我をした時のエリザベスカラー
猫が怪我をし治療をした後、猫が患部を舐めてしまわないよう首の周りにエリザベスカラーと呼ばれる襟巻きを付けることがあります。病院で付けて貰えるのは大抵はプラスチック素材の物で、愛猫に負担が掛かります。家具にぶつかったり、眠る時に邪魔になってしまったりして、ストレスを溜める子もいます。
市販のエリザベスカラーは猫の負担になりずらい物もある
我が家の猫も付けていた事がありますが、とにかく頭の小さな子なので最小サイズにしても嫌がって抜けてしまった事があります。市販のエリザベスカラーでは布製の柔らかい物がありますので、費用は別途掛かりますが愛猫のストレスを軽減出来る可能性はあります。猫の治療は大変な部分も多いですが、なるべく愛猫に負担を掛けないよう配慮してあげると治りも早くなるかもしれませんね。
猫は怪我をしていても分かりづらい
猫が怪我した時、軽度であれば自宅で様子を見るうちに治ってしまうこともあります。猫には高い回復力が備わっているからなのですが、あまりに酷い怪我の場合や、中々治らない時は受診して治療を受けましょう。
猫は体の不調を隠す生き物なので、どこかに怪我をしていても素知らぬ顔をしている事もあります。また、全身を覆っている被毛があるので、飼い主さんが怪我に気がつかない事もあります。いつもより食欲がなかったり元気がなかったりする時は、猫の体をチェックしてみると良いでしょう。
猫の怪我に関するまとめ
- 捻挫:患部を冷やして安静に
- 骨折:早めに病院へ!
- 脱臼:股関節などで起こりやすい。気づいたらすぐ病院へ
- 出血:血が止まるまでガーゼを当てる。出血が多い時は急いで病院へ
- 火傷:患部を冷やして急いで病院へ
愛猫が怪我をしたら誰だって動揺します。ですがその時に対処法を知っているのと、知らないのではかなり差が出るのではないでしょうか?愛猫のため、万が一の時に備える事も必要です。この記事が少しでもご参考になりますように!