猫の医療費は全額自己負担
動物の医療費は基本的に自由診療とされているため、治療額が病院によって異なります。更に猫の医療費は人間の健康保険のように皆保険ではないため全額自己負担が基本です。そのため、単回で終わる少しの治療ならば比較的高額にならずに終わりますが、手術や頻回の通院となると医療費は高額になっていきます。
また、地域のホームドクターで比較的簡単に行うことができる手術(例えば去勢・避妊手術)であればそこまで高額にはなることは少ないですが、大学病院などのいわゆる2次病院では数十万〜百万円単位でかかってきます。
ペット医療費を削減するには?
家族の一員である猫の医療費だとしても、やはり全額自己負担は家計にとっては重いと考えられます。
軽傷で一度きりの治療で終われば良いですが、大きな手術や頻回の通院を行わなければならなくなるとあっという間に家計を圧迫してしまいます。
しかし、猫の医療費を削減できるかもしれない方法がひとつあります。それは、ペット保険を利用する事です。ペット保険は簡単にいうと人間でいうところの、医療保険と同じ役割を果たします。少ない掛け金で治療費の数割を補填してもらえるため、最近ではペット保険に加入する飼い主も増えています。
便利なペット保険ですが、会社によって保障内容や掛け金、保険が適応される条件も異なってくるので事前によく調べる必要があります。また一旦、病院の窓口でに治療費を全額支払った後に保険会社に請求をするという方法を取る会社もあるのである程度の金額はその場で支払える様に貯金はしっかりとするべきです。
ペット保険を使うと医療費はどう変わる?
猫の治療費はペット保険を使うと具体的にどう変わるかというと以下のようになります。
手術の場合
手術の必要がある場合は保障内容に違いはあれど、ほとんどの場合で保険の適応になると思いますが、去勢・避妊手術など行わなくても生命に関わらない様な手術では適応にならない会社が多いです。また、商品によっては手術一回あたりの保障上限額が設定されているのでいくらまで保障されるのか確認は必須です。
通院を含む手術の場合
保険会社の商品によっては手術・入院のみを保障し、通院での診察は保障しないというものもあるため愛猫にはそれぞれどんなタイプの保障が適切かよく考えてあげましょう。通院での診察も保障される商品でも年何回までなど制限があることがあるので合わせて確認しましょう。
まとめ
猫を含む動物医療は自由診療のため、ある程度病院が自由に料金設定出来るので、高額になるケースがあり治療費の工面に困ることもあります。 しかし、猫の医療費はペット保険に加入する事で全額自己負担しなくても、医療費の数割はカバー出来ます。保険会社や商品によって保障内容や適応となる条件、窓口精算の有無など大きく異なってくるのでペット保険を複数見比べて、いざという事態に備えましょう。
しかし、ペット保険も即日保険金が下りるわけではないので貯金は欠かさずしておく必要があります。
医療費に詳しくなる事で治療費への不安を改善させる事が出来ます。ペット保険を複数見比べて、いざという事態に備えましょう。