猫の目に目やにが・・?
我が家の愛猫(オス)は、自宅での生活が大半ですが、気分転換にたまに自宅の庭あたりまで遊びに出ることがあります。
ある日、帰宅した彼の目を見ると、涙ぐんで目ヤニをつけていました。これまでもちょっと目ヤニが多いかな?ということはあったので、少し様子を見ることにしました。
でも1週間経っても状況は変わらないどころか、涙ぐんだ目を頻繁にこすっており、片目をずっと閉じがちで、目のフチも赤くなってきました。
一向に良くならなかったために、病院に連れて行きました。
愛猫の目についての診断結果と治療内容
獣医さんの診断は「結膜浮腫」
これは、抗生物質を点眼しないと、自宅療養のいわゆる「時間での完治」は無理。とのことでした。両目ともひどい状態だったようで、もっと早く連れてこないといけませんよ。と叱られました。
言葉で訴えられないもんね。今まで我慢させてごめんね、、とても申し訳ない気持ちになるとともに、異変を感じたらすぐに病院へ連れて行ってあげることが大切だと再認識しました。
猫が結膜炎、結膜浮腫になる原因
- 異物の侵入
- 感染症
- その他
異物の混入というのは、いわゆるゴミや花粉、ハウスダスト、獣医さんによると、毒のない野草や、猫ちゃんが一般的に大好きといわれるダンボールなんかでさえ目に触れると炎症を起こす場合もあるそうです。
外だけではなく家の中でもたくさんの原因となるものがあるんですね。
次に感染症。「ヘルペスウイルス」「カリシウイルス」「クラミジア」などのウイルスや細菌に感染したことがきっかけになることがあります。
これらのウイルスは人に感染することはありませんが、猫同士では感染することが容易なため、多頭飼いされている場合などは隔離するなどの処置をせねばなりません。
最後にその他のケース。これは、季節の変わり目や気温の寒暖差が高いとき、疲れやストレスがたまっているとき、栄養が足りていないときなどです。
特に何も思い当たることがないときでも、猫ちゃんの体のなかではこのような不調があるのかもしれません。なんだか人間みたいですね。飼い主さんは注意して体調を観察してあげてくださいね。
猫の大丈夫な目ヤニと危険な目ヤニの見分け
大丈夫な目ヤニ
- 乾燥している
- 赤茶色、黒っぽい
危険な目ヤニ
- 白っぽいまたは、黄色や緑がかっている
- ネバネバしている
- 涙ぐんでいる
- 目を痛がったりかゆがったりしている
- くしゃみや、せきをしている
- 片目だけ目ヤニの量が多い
目の不調でも、いろいろな病気が考えられます。猫風邪、アレルギー、結膜炎、流涙症、ドライアイなど多岐に渡ります。素人判断はせずに異変を感じたらすぐに病院へ!が鉄則ですが、病院にいくまでの判断基準として上記を参考にしてください。
豆知識〜猫の目ヤニのとりかた〜
- 1、猫を膝の上にのせてリラックス状態にさせる
- 2、ぬるま湯で湿らせたガーゼやコットンを人差し指に巻きつける
- 3、頭から目尻に向かってゆっくりと拭き取っていく
猫と真正面から向き合った形でやろうすると、暴れたり逃げたりすることが多いため、猫を自分の顔を合わせない向きか、横向きにして膝のうえに座らせてあげましょう。
それでも嫌がる場合は、猫を床に腹ばいにして、後ろから覆いかぶさるようにして行えば、暴れずにとらせてくれることが多いです。
猫が落ち着いてきたら、眼のなかに手を入れないように優しく拭き取りましょう。乾燥して固くなってしまった取れにくい目やにについては、無理に取ろうとせずに、濡れたガーゼや濡らしたティッシュペーパーでしばらくふやかしてから拭き取りましょう。
愛猫の結膜浮腫の治療方法
我が家の猫の場合は幸い、入院などは不要で自宅にて療養することになりました。
エリザベスカラーをつけてもらって、抗炎症剤や抗生物質の飲み薬の服用に加えて、インターフェロンなどの点眼薬を、処方されました。
我が家の猫はエリザベスカラーがとっても苦手で、移動の度に自分の幅の感覚が違うためにあらゆる物にぶつかることがストレスらしく、見ていてとても可哀想でした。
エリザベスカラーが苦手な子には、人間用のシャワーキャップを切って首回りに巻いたり、クリアファイルを丸めて既製品よりもひと回り小さくしてつける、また食べ終わったカップ麺の容器でも代用品がつくれます。
既製品よりもサイズが小さく済むため、移動時にものにぶつかることが減ることや、その子にぴったりのサイズが作れるので良いですよ!
読者の方に伝えたいこと
猫ちゃんの不調で比較的多い、目の不調。不調を引き起こす理由は様々で、素人では判断できないことも多いです。
軽く考えて放置しておくと、失明につながることもあるため、日頃から猫ちゃんの状態に気を配り、ストレスや食生活にも配慮してお世話をしてあげてください。
猫ちゃんの健康の責任は飼い主にあります!このことを肝に銘じて私もしっかりお世話をしたいと思います。