猫に更年期はある?
人では40歳後半から50歳前半あたりから「更年期」と呼ばれるようになり、ホルモンバランスの変化がありますよね。 走るとすぐに疲れてしまうことや 、息切れや動悸などがありますが、猫にも同じよう更年期があるのでしょうか。 基本的に猫には「更年期」というものはありません。ですが、人が年を取ってくると若い時のように機敏に動けなかったり、周りのことに興味がなくなったりするのと同じようなことはネコちゃんでも起こってきます。
猫のシニア期はいつから?
猫の成長は人間の速度よりも早く、猫と人間では年齢の数え方も異なりますよね。 猫はおおよそ、7歳以降から「シニア期」と呼ばれるようになります。シニア期になると猫も人間と同じように疲れやすくなったり周りに対して興味が薄れてきたり「急におもちゃに興味がなくなった」ということもあるかもしれません。 猫が若いときはおもちゃで遊びますが、シニア期になると体力も減るので、あまり興味を持たなくなってしまうのです。
猫のシニア期にはどんな症状がある?
猫のシニア期にはどんな症状があるのでしょうか。人間も年齢を重ねれば重ねるほど落ち着いていますので、 自分より相手を考えられるようになる、ある程度の遠慮ができる。など、何においても相手を考え、自分よりも他のものを優先することができますよね。 実は猫も同じで、大人しくなり、人見知りが改善されることもあるようです。
シニア期になりやすい病気は?
猫のシニア期には、実は病気にもなりやすい時期です。たとえば注意しなければいけない一つが、甲状腺機能亢進症。具体的には
- 攻撃的になる(性格がかわる)
- 水をたくさん飲む
- 餌を食べる量が増える
- 餌を食べているのに体重が減ってしまう
などがあげられます。毛並みも悪くなることが多いですので、何かいつもと違うと感じた際はすぐに病院さんに相談しましょう。 他には腎臓病や、腫瘍など他の病気もこの時期になると増えてきますので注意が必要です。
猫の更年期障害を予防するために出来る事3選
猫ちゃんの老いはしょうがないことですのでそれを直接防ぐことはできません。が、より快適に若々しさを保つためにできることがありますのでご紹介させていただきます。
1.ストレスをあたえないこと
一つは「ストレスをあたえない」ことです。猫は神経質でストレスを感じやすく、年をとるにつれて穏やかになる場合が多い一方で、免疫力も若い時よりも低下しやすく体調を崩しやすくなりますし、甲状腺機能亢進症だけでなく関節炎など痛みから攻撃的になってしまうこともあります。なるべく落ち着いて自分のペースで過ごせるよう猫のストレスになってしまうような、しつこく追い回す、しつこく触るようなことは避けましょう。 また他にもストレスになってしまうようなことを避けるために、
- トイレは常にキレイにしておく
- 水は新鮮なものを入れておく
- 落ち着いて静かにすごせる寝床を準備する
などのことに注意をむけてみてください。
2.コミュニケーションをとる
「コミュニケーションをとる」ということも大切です。 猫は言葉が話せないから、といって無視するのではなく、日々、声掛けをして、コミュニケーションをし、「仲の良い関係」を築き上げることが大切です。
留守が多く、あまり構ってあげれなかったりすると、それがストレスになってしまったり、猫が寂しい思いをしてしまいます。 ですので、もし飼い主が外出したときには、帰宅してからたくさん構ってあげ、ご褒美としておやつを与えるなどしてあげてください。
そして、スキンシップをとる中で、いつもと異変がないかをチェックするようにしてみてください。
3.病院で検査を受ける
「病院で検査を受ける」こともとても大切なことです。 シニア期から病気が多くなってくるのでなるべく早期発見・早期治療ができるようにシニア期になったら年2回の健康診断が理想です。早めに病院へ連れて行き、常に定期検診を受けることが大切です
まとめ
猫は7歳を過ぎるときに「人間の40代後半」になります。その年齢になると、猫もシニア期と呼ばれるようになってきます。病気も多くなってくる時期でもあるのでもし何か、飼い主が気になることがあれば、病院へ早めに受診してくださいね。