秋も猫は花粉症になる!?4つの対策

秋も猫は花粉症になる!?4つの対策

人間と同じように、猫も花粉症になるそうです。花粉と言えば、春先に出てくる言葉ですが秋にも花粉症はあるのでしょうか?猫が秋に花粉症になる事についてまとめています。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫は秋も花粉症になるのか?

くしゃみをしている子猫の顔

猫も花粉症になる

ブタクサ

人間が花粉症で悩まされるように、猫も花粉症になると言います。
花粉症は、春に多いとされていますが、秋も花粉がでる季節のようです。そして、猫の花粉症の元となるのは「ブタクサ」と言われる、植物によるものだそうです。

ブタクサは、7月から10月にかけて開花される秋の植物です。
つまり、猫が花粉症になるのは秋が要注意と言うことです。

花粉症の発症はいつでる?

猫の花粉症は、秋に多いと言うことですが全ての猫が花粉症になるとは言えません。
人も去年までは平気だったのに、突然花粉症になってしまうこともあります。

猫は、子猫が花粉症になることは少ないそうです。
むしろ、大人になってから発症する方が多いと言われています。

花粉にたいし、アレルギー反応が起こりやすい猫と、そうでない猫がいるのです。

猫が花粉症になったかもしれない症状

植物の花粉が、目や鼻などの粘膜に接触して起こります。
花粉の症状は、それぞれで花粉が飛び始めるとすぐに症状が出る場合や、花粉の量が少ないと症状が出ない場合もあります。

こんな症状をしていませんか?
くしゃみ、鼻水、目やに、手で目や顔を擦る、など人間と同じような症状がでます。

また猫の場合、症状が酷いと毛が抜けたり皮膚が赤くなり、膿がでてしまったりすることがあるそうです。
このような症状を見かけたら、酷くなる前に病院に連れていきましょう。

猫に花粉の症状がでたら

猫が花粉症を発症したら、まずは病院に連れていきます。
花粉症の診断がでたら、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤、痒みに効く非ステロイドの薬で治療するようです。

猫が花粉症なのかを調べには、アレルギー検査をしてもらうこともあります。
猫のアレルギー検査は、花粉症だけをピンポイントで判断するのは難しいようですが、何十種のアレルギー反応が調べられるそうです。

猫の花粉症対策

リビングに置かれた空気清浄機とマスク

対策1花粉を家に持ち込まない

私たちが外出できないと生活に支障があるので、対策として、帰宅時に花粉の付着に気をつけることです。

衣類や髪の毛などに付いた、花粉を取り除いてから室内に入るようにします。
ハンディークリーナーや粘着テープを玄関に置いておきましょう。

また、洗濯洗剤を花粉付着防止効果のあるものを使用することで、衣類、猫のベットやタオルに花粉の付着を防げる効果があります。

対策2花粉の飛散を防ぐ

どんなに花粉の侵入に気をつけていても、完璧にはいきません。
どんなルートで入ってきてもおかしくないので、室内の花粉を取り除くためにこまめに掃除を行いましょう。

空気清浄機を使うと花粉を吸ってくれます。
掃除機を使用する際は、床に落ちた花粉を取り除いてからかけるようにします。
床に落ちた花粉が、掃除機の風で舞いあがらないようにするためです。

対策3猫の体を綺麗にする

部屋の掃除だけではなく、猫の体も綺麗にしておきましょう。
空気中の花粉が猫の体に付着している可能性もあるのです。

被毛に付着している花粉を、シャンプーで荒い流したり、濡れたタオルで拭き取ったりしてあげると良いでしょう。足の裏に付着することも多いので足の裏もしっかり洗うか、ぬれタオルで拭いてあげましょう。

対策4猫を外に出さない

花粉の侵入を防ぐために、掃除をして気をつけていても、猫が外にでてしまうと意味がありません。

花粉をつけて帰ってくるか、花粉の症状がでてしまうことになりかねません。
花粉の時期は、猫の外出を控えるようにしましょう。

まとめ

鼻水が出て涙目の子猫

秋に猫が花粉症になると言うことを説明しました。
猫の花粉症は、秋になりやすいのです。

花粉症は、子猫よりも成猫がアレルギー反応が出やすく、発症しやすいのです。
秋だけではなく春も花粉は飛ぶので、花粉症の症状がでていないか見てあげるようにしたいですね。

そして、私たちも花粉を家に持ち込まないようにすることも大事です。
帰ったらまず手を洗ってから、猫と接触するのも忘れてはいけません。

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