注射が苦手な猫に出来る4つの対策

注射が苦手な猫に出来る4つの対策

注射が好きな猫よりも、苦手な猫の方が多いですよね。注射の苦手な猫に役に立つアイテムなどの対策や、動物病院が苦手な猫の対策法を紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

注射嫌いな猫への4つの対策

目をつぶって座る白黒ぶち猫

動物は、知らない場所や知らない人に体を触られるのは怖いものです。特に猫は、警戒心の強い動物なので知らない匂いや環境に慣れるには、時間がかかるのです。

そして、病院で注射をされて恐怖心から病院を怖がる猫もいます。病院が嫌いな猫に、注射をしなければいけない時の対策を紹介します。

1,大きい声を出さない

注射や治療される時に、猫は不安から飼い主を見て来る事もあります。

そんな時は、いつもと変わらない表情と声でゆっくりと「大丈夫よー」と撫でてあげながら、話しかけて安心させてあげましょう。猫にとって落ち着けないような大きな声や、早口で話す、甲高い声を出すなどは辞めましょう。

また、何度も繰り返して言葉をかけるのもよくありません。

2.洗濯ネットに入れる

洗濯ネットに入れると聞いて、可愛そうと思うかも知れませんが、ネットに入れると動くスペースがなく猫が安心する場合もあります。

洗濯ネットは、網目があるので注射が出来ることだけではなく、体や呼吸を見たり、爪切りなど他にも診察が出来るので便利なのです。また、暴れて逃げたりする心配もないので治療もスムーズに行き、猫にとってもストレスをかけにくいです。

3.エリザベスカラーを付ける

猫は注射が怖くて、固まってじっと動かないタイプと警戒心から身を守る為に、威嚇するタイプといます。猫が暴れたり、噛み付いたり出来ないようにエリザベスカラーを使用する場合もあるようです。エリザベスカラーをする事で、動きにくく周りが見えない事から、注射の最中に噛み付く事と恐怖心が少しはましになるのではないでしょうか。

4.細い注射を使用する

猫はどうして注射が苦手なのでしょうか?

人間も同じだと思いますが、やはり「痛いから」と言う理由なのです。注射の針を刺した時や、注射液を注入した時の組織への刺激等からが痛みを感じるのです。

病院によっては、動物になるべく細い注射針を使用する所もあります。痛みを抑える為に出来る事のひとつです。

注射針の選択は病院や獣医師さんの判断で行われるので参考までに書きました。

猫の病院嫌いをなくす3つの対策

キャリーバッグの中の猫

猫が病院を嫌いな場所と認識させないように次の事で対策をとりましょう。

1.病院に慣れさせる

あまり病院に行かずに、病気や怪我の時にだけに治療に行くよりも、普段から痛くないと診察を受ける事も大事です。健康診断などで通っていれば、聴診器や体を撫でられる事だけで済むので、猫には痛い事をされる場所と認識しにくくなります。

2.キャリーバッグに慣れさせる

カバンと猫

キャリーバッグ=怖い場所となりやすいので、警戒心を持たさない為にも常にキャリーバッグに慣れさせます。

部屋に置く時に、お気に入りのグッズ·タオルを入れておくと夜は入って寝たりします。また、キャリーバッグの中でおやつをあげるなど工夫すれば、キャリーバッグ=楽しい空間に変わるかも知れません。

3.ご褒美をあげる

おやつと猫

猫がいい事をすれば、大げさに沢山褒めてあげれば喜びます。

病院嫌いを克服するには、診察が終わって「頑張ったね」とご褒美におやつをあげれば病院が嫌な場所や、苦痛に思うこともなくなるかも知れません。特に病院が苦手な猫には、診察が終わってすぐにあげる方が効果的だと思います。

まとめ

注射される猫と励ます飼い主

注射をされるのは、苦手な猫がほとんどだと思います。なので、注射される時に暴れたりしない為に飼い主さんが必要になると思います。知らない人よりも、信頼出来る飼い主さんが声をかけたり、撫でてあげてる事が安心に変わります。

病院によっては、診察中におやつをあげて喜ばせる所もあるようです。そうしたら、行くのも楽しみになるかもしれませんね。

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