猫が花粉症になる原因は?
人間の花粉症はよく見かけますが、実は猫にも花粉症があります。ではなぜ、猫は花粉症になってしまうのでしょうか。ここでは、猫が花粉症になる原因についてご紹介します。
過剰な免疫反応のため
実は基本的な花粉症の発症の原理は人と同じです。花粉症は花粉が目や鼻に付着したり、体内に取り入れられることによって体がその花粉を排除しようとします。
そして、過剰な免疫反応が起きて目がかゆくなったり、くしゃみなどという症状として現れます。花粉を排除しようとする働きが逆に、不快な症状として現れてしまうんです。
猫のくしゃみなどもこれらが関係している場合があります。もちろん、猫風邪といわれるものも同様の症状をおこしますので、注意が必要です。
猫の花粉症の症状
猫の花粉症の症状はどのようなものがあるのでしょうか。
- 鼻水
- くしゃみ
- めやに、涙
- 目のかゆみ
- 皮膚炎などの皮膚症状
人間のようにマスクをしたり、鼻をかんだりすることができないので辛いですね。
そこでつづいては、猫の花粉症対策としてできることをご紹介します。
猫ができる花粉症対策
人は、手洗いうがいをしたりマスクをしたりすぐに対策をすることができますよね。猫も基本的な花粉症の原理が同じなので人間と同様の対策をとっていくと良いでしょう。ここでは、具体的な猫ができる花粉症対策をいくつかご紹介します。
窓をあけない
暑い時期などにはつい猫が花粉症のことを忘れて窓をあけてしまうこともあると思います。しかし、窓をあけてしまうと花粉がたくさん部屋に入ってきてしまいます。温度調整がしたいときにはエアコンを活用するようにしましょう。
空気清浄機を使う
やはり、一番は「空気清浄機」です。部屋のなかを常にきれいに保ってくれるので花粉が部屋に入ってきても排除してくれます。エアコンや扇風機と併用すると空気の循環が良くなるのでさらに効果があります。飼い主が留守にするときにもつけっぱなしにしてあげることが理想的です。
人間の帰宅時に服などをはたく
花粉が部屋に入る原因は「人間」がほとんどです。部屋に入る前に
- 服をはたく
- 髪の毛をはたく
などをして花粉をなるべく部屋につけて入らないようにしましょう。
部屋の掃除をこまめにする
花粉は衣服だけでなく、床やカーテン、家具などあちこちに付着しています。ですのでこまめに掃除をすることがおすすめです。しかし、掃除機であると排気口から花粉がでてしまうこともあるので雑巾で念入りに掃除するようにしましょう。
猫を外に出さない
猫が外に出てしまうと目や鼻、体に花粉をつけてしまいます。そして、グルーミングを行うことでさらにその花粉が体内に入ってしまいます。ですので、花粉のピークの時期には外に出さないようにしましょう。
猫をシャンプーする
猫の毛には花粉がつきやすいです。シャンプーをしすぎると皮膚を傷めてしまう場合もあるので注意が必要ですが、花粉ピーク時に月に1度ほどのシャンプーをしてあげるのもおすすめです。シャンプーができない子も多いと思いますので、ブラッシングも一つかと思います。
まとめ
花粉症はつらいですよね。猫も人間と同じように様々な症状で苦しんでいます。猫の花粉症の症状が見られたときには、まず病院で処方を受けてくださいね。そして、空気清浄機を使ったり掃除をこまめにして飼い主ができる対策をしてあげましょう。