脱水症状で現れる体の変化とは?
- ぐったりする
- 食欲がなくなる
- 動かなくなる
- フラフラしている
脱水症状の見分け方
脱水症状を見分けるポイントで一番わかりやすいのは、皮膚をつまんでみることです。
猫の首の後ろから背中にかけてつまんでみましょう。通常、皮膚はすぐに元に戻りますが、脱水しているときは、手を放してもなかなか皮膚が元に戻りません。
脱水症状が疑われる場合、すぐに病院で受診するのが一番良いのですが、どうしても病院へ連れて行けない場合など、どのような応急処置をすれば良いのでしょうか?
1. 経口補水液を与える
「経口補水液」は一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、脱水症状になってしまったとき、より適していると言えます。
人間用は糖分が多いため、できれば猫用が良いのですが、すぐに手に入らな場合は、人間用を薄めて与えるようにしましょう。
また、水1リットルに対し、塩1.5g、砂糖20gを混ぜたものを与えるのも応急処置として有効です。もし、自力で飲めない場合は、スポイトやシリンジなどで少しずつ与えましょう。
2. 涼しい場所へ移動させる
体温調節が苦手な猫にとって、特に暑い夏場は、脱水症状から熱中症になってしまう危険性があります。直射日光が当たる場所では、猫の体温も上がり、大変危険です。すぐに涼しい場所へ移動しましょう。
まとめ
猫の祖先は砂漠で生活していたため、元々水をあまり飲まなくても良い体にできています。しかし、全く飲まなくて良いわけではありません。猫も、水分が不足すると脱水症状になってしまいます。
新鮮な水を数ヶ所用意し、猫がいつでもたくさん水を飲めるようにしてあげましょう。上述した内容は、あくまでも応急処置ですので、万が一脱水症状になってしまったときは、早めに病院で診てもらってくださいね。