猫の歩き方がいつもと違う時に考えられる病気5選

猫の歩き方がいつもと違う時に考えられる病気5選

あれ?なんだか愛猫の歩き方がおかしい…。そんな時はちょっと心配な病気があるかもしれません。どんな病気にかかると歩き方に異常が出るのか、しっかりとチェックして行きましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. 熱中症

両手を伸ばして休む猫

猫も熱中症になります。砂漠出身なので比較的暑さには強いのですが、なにせ汗腺が肉球にしかないので体温を逃すのがそれほど得意ではないのです。ですから、室温管理に気をつけてあげないと熱中症になってしまうでしょう。

よろける歩き方をしていたり、ふらついていたりするようなら注意しましょう。もし疑いがあるのなら猫の体を冷やして体温を下げるようにしてください。保冷剤や濡れタオルなどを使って首や胴体を冷やします。

室温を下げることも大切。エアコンを効かせた部屋に猫を連れていき体温を下げてあげましょう。そしてかかりつけ医に連絡をして対処法を聞いてください。回復したように見えても必ず動物病院を受診しましょう。

2. 糖尿病

獣医師に聴診器を当てられている猫

老猫がかかとをつけるようにして歩く。そんなときは糖尿病が疑われます。早めに動物病院を受診しましょう。放置しておくと悪化させてしまう可能性があります。

糖尿病の場合、歩き方の異常以外に食べているのに痩せる、水を飲む量が大幅に増加するなどの症状がみられます。猫の様子を良く観察して、おかしなところがあればかかりつけ医に相談しましょう。

3. 脳の異常

聴診器を当てられる横になって目を閉じている猫

もし、ふらふらしながら歩いているときは脳の異常かもしれません。小脳や脊髄の病気、血栓塞栓症が考えられます。命に関わる場合もありますので早めの治療が必要です。

子猫がふらふらと歩いているときは小脳形成不全の可能性が高いでしょう。先天性やウイルス感染などが原因の病気です。お世話は大変ですが、その分かけがえのないものを与えてくれるでしょう。

脳や脊髄に細菌感染があると熱が出ることが多いです。麻痺が起きたり攻撃的になったりする場合も。少ないですが、血管が詰まってしまう血栓塞栓症が起きる可能性もあります。

4. 中耳炎、内耳炎

病院で耳の診察を受ける猫

中耳炎、内耳炎になると平衡感覚を司どる部分に炎症が起きるため、歩くときにふらつくことがあります。耳の中に痛みが生じるのでしきりに耳を気にする、頭を振る、触られるのを嫌がるなどの行動がみられます。早めに受診して治療してあげましょう。

外耳炎が悪化しこじれることで、鼓膜に穴が開いてしまい中耳炎や内耳炎を引き起こすことがあります。また、耳管を経由して中耳や内耳に炎症を起こしてしまう場合もあります。脳に近い器官なので、重症化すると重大な病気になることがあります。そうなると命に関わってきますので十分注意しましょう。

5. 白内障

目が白く濁っている猫

白内障とは、猫の目にある水晶体が白く濁ってしまう病気です。まれですが、他の目の病気があったり重度の外傷があったりすると起こりやすいよう。

片目だけに症状がある場合はそれほど歩き方に影響がないため、気がつかないかもしれません。両目になると視覚障害が現れるため、様々な場所にぶつかるなどの異常が見られるでしょう。

ただ、慣れた家の中の場合は目が見えていなくても通常通り動ける場合があるので、もしかしたら気づかないかも。猫と触れ合う際に目も良く観察してみてください。白く見えるなら白内障かもしれません。

まとめ

ブランケットの上に乗っている猫

猫の歩き方に異常が出る病気は、なかなか怖いものが多いですね。早期発見、早期治療が大切です。猫の動きを日頃から良く観察しておいてください。そうすれば早めに異常に気がつくことができるでしょう。

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