早食いは要注意
猫ちゃんにとって、ご飯の時間が毎日の楽しみである家庭は多いでしょう。ご飯の時間の前にはソワソワしてしまい、飼い主さんにもその楽しみ感が伝わってくるのではないでしょうか。
しかしいくら可愛いと思っていても、催促されるがままにご飯を与えてしまっては肥満の元です。しかし、ご飯を与えると、「待ってました!」と言わんばかりに、早食いを披露してしまう猫ちゃんも多いのではないでしょうか。
人間でも毎日の早食いは病気の元と言われています。猫ちゃんにとってはどうなのでしょうか。注意すべき病気について調べてみました。
1. 胃拡張、胃捻転
早食いが原因で発症される病気に、胃拡張や胃捻転があります。胃の中でガスが発生することにより、胃液と一緒に中で充満し大きく膨らみます。そうすると胃が回転しやすくなり、その結果胃が捻れてしまうことがあります。。
明らかにこれが原因と呼ばれるものは解明されていませんが、水を飲んだりご飯を食べたあとに勢いよく走ったり、ジャンプしたりすることで、胃が振り子のように揺れて一回転してしまうのではないかと言われています。様々な原因の中で「早食い」は原因の1つとして数えられています。
最悪の場合は短時間で死ぬ可能性もありますので、十分に注意が必要な病気でもあります。早食いをしないようにさせる、食後にバタバタさせないなどの予防策が効果が高いでしょう。
2. 吐いてしまう
猫ちゃんは早食いによって、当然ながらご飯をよく噛まずに飲み込んでしまいます。その際大量の空気も一緒に取り込んでいます。胃の中にたくさん空気があると、消化活動が始まったときに胃の蠕動運動の妨げになります。それと同時に、あまり噛んでいないキャットフードが勢いよく胃の中に入ってくると刺激になります。
その結果、猫ちゃんは早食いしたフードを吐きやすくなると考えられます。せっかく楽しみにしていたフードを吐き出してしまう姿は、飼い主さんにとっても悲しいと思われます。「よく噛んでから飲み込みましょう」と私たちも子供の頃から言われているようなことが、猫ちゃんにとっても大切なことなのです。
3. 肥満
常に早食いをするようになると、人間と同じで猫ちゃんも満腹感の感じにくい体質となります。そうするとずっとご飯を欲しがるようになりますので、飼い主さんへの催促も増えることが予想されます。
その度に、おやつやご飯をあげていては肥満につながりやすくなります。食べることが大好きな猫ちゃんほど、早食いする傾向は強くなりますので、予防対策は必要と言えるでしょう。
まとめ
筆者の猫ちゃんも大の食いしん坊です。食べることが一番好きと言っても過言ではないような子ですので、早食い防止に凹凸のあるお皿で食べさせたりなどと言った工夫をしています。
その他、食事の回数を増やすと言ったことも満腹感を増やしますので、できることから予防していきましょう。