基本的には人間の風邪やインフルエンザは猫にはうつらない
風邪やインフルエンザを発症したときに「もしかしたら愛猫にうつってしまうかも……」と心配になったことのある人はいることと思います。しかし、基本的には人間の風邪やインフルエンザは、猫には感染しないそうなので安心してください。
なぜうつらないのかといいますと、病気の原因となるウイルスが人間と猫それぞれ異なるからだそうです。しかし、自分が風邪をひいているときは愛猫もクシャミをする。しんどそうに眠る。そういった経験をもつ人も少なからずいると思います。そういった場合は寒さなどが原因となり飼い主、猫お互いに別々の風邪をひいている可能性があるかもしれませんね。
猫の風邪も基本的には人間にうつらない
では、猫の風邪は人間にうつるのか。こちらも先ほどお伝えしたように風邪を発症するウイルスが違うため、基本的には人間にうつらないといえます。
ただ、風邪の症状に似た猫の病気、例えばクラミジア感染症(通称:猫風邪)は人間に感染してしまうことがあります。人の主な症状は結膜炎です。ちなみに猫のクラミジア感染症の主な症状は以下のものとなります。
- 発熱
- 下痢
- せき
- くしゃみ
- 鼻炎
- 結膜炎
こうしてみると、風邪の症状にそっくりですよね。クラミジア感染症が悪化してしまうと肺炎などの大きな病気を発症してしまうこともありますので、愛猫が風邪っぽいと感じたら早めに病院に連れて行ってあげてくださいね。
インフルエンザは突然変異すると感染する危険性がある
基本的には風邪やインフルエンザは人から猫へ、もしくは猫から人へと感染することはありません。しかし、インフルエンザウイルスのなかには突然変異をするウイルスがいるため、安心しすぎるのはよくないといえます。
例えば、米国では2016年にインフルエンザが突然変異を起こし鳥から猫に感染した後、猫から人へと感染した事例があったりします。日本ではまだこのようなケースは無いそうなのですが、日本でも突然変異したインフルエンザによって飼い主から猫へ。または猫から飼い主へ。と感染してしまう可能性は十分ありますので、つねに予防しておくことをおススメします。
まとめ
基本的には風邪やインフルエンザは人から猫へ、猫から人へ感染することはありません。ただ、ウイルスが変異を起こしてしまうと、感染する可能性があるともいえます。
ですので、日頃から手洗いうがいをしっかりして、病気にならないよう予防をしておきましょう。また、あなたがインフルエンザを発症してしまったときは、念のためマスクをしながら、愛猫の世話をしてあげることをおススメします。