猫の意識障害について

猫の意識障害について

猫が意識障害を起こすと様々な症状が出て来ます。しかし、実際にその状態を目の当たりにすると意識障害であるかどうか分からずに動物病院への受診が遅れる可能性が高いです。時には命に関わる程危険な状態な場合もあります。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

意識障害とはどんな状態?

横たわる猫

意識障害とは、意識が低下して自力で立ち上がる事が困難な状態である事を言います。この時、猫の身体の内部で何が起こっているのかというと、臓器に機能障害が起こります。そのため急激な血液の循環障害を起こしてしまいます。その結果、酸素やブドウ糖などが身体全体に行き渡らないために、ショック状態を起こしてしまいます。

意識障害を起こすという事は、愛猫は非常に危険な状態である事を示しています。処置が遅れてしまうと100パーセントに近い確率で助けられません。なので意識障害の状態を確認出来たら、即座に動物病院を受診して下さい。

特に動物が横たわっている状態で体温の低下や歯茎の蒼白、そして異常な呼吸や失禁などの状態が見られたら、猫の生命維持は極めて危険である場合が多いです。なので、これらの症状が表れたら躊躇わずに動物病院へ急ぎましょう。

意識障害の具体的な症状

診察を受ける猫

姿勢がおかしい

何度立たせようとしても猫が立たなかったり、横たわったまま四肢だけを無闇に動かしてる様子が見られたら、意識障害を起こしている可能性が高いです。また、横たわったまま頭だけを後方にそらしている行動を取る場合もあります。この行動も意識障害を起こしているために起こる行動です。

眼球の動きがおかしい

眼球が上下左右に動き続けている場合は、意識障害を起こしています。更に眼球に刺激を与えても全く反応がない場合も、意識障害を起こしているために起きる症状です。また瞳孔にも異常が見られます。大きく開いている場合には要注意です。

呼吸の異常

呼吸が不規則になっている場合は意識障害を起こしているため、非常に危険です。無呼吸になってしまうと命に関わるのですぐに動物病院へ向かいましょう。

失禁する

意識がない状態であるにも関わらず、糞尿が垂れ流しになって止まらない場合はとても危険な状態です。この状態が見られたら、無条件に動物病院に連れて行く必要があります。

考えられる病気

ぐったりした猫

水頭症や髄膜炎などの脳疾患や、事故による脳挫傷や内臓破裂といった怪我などでも意識障害を起こしやすいです。その他にも熱中症や糖尿病によっても、意識障害を起こす可能性があります。

多くの場合、意識障害を起こすのは交通事故の被害に遭ってしまった時です。しかし、病気が原因のショック状態も無いわけではありません。

まとめ

眠る猫

今回は、猫の意識障害について述べました。意識障害はとても怖い状態です。処置が遅れると猫の命が失われてしまう危険が最も高いからです。なので、意識障害と考えられる症状が見受けられた場合には必ず動物病院へ行きましょう。

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