猫がピアノの音色で「うっとり」する心理

猫がピアノの音色で「うっとり」する心理

ピアノの音を好む猫は、数多くいます。もちろん個体差はあるのでピアノが苦手な猫もいますが、中にはうっとりとした表情でピアノ演奏を聴く猫も存在するのです。なぜ猫はピアノの音を好むのか、その理由について詳しく解説していきます。ピアノ演奏にうっとりとする、猫の可愛い動画も紹介するので猫好きさんは必見ですよ!

猫がピアノでうっとりする理由

ピアノを弾こうとする白猫

「ピアノの練習を始めたら、飼い猫がやってきて演奏を聴き始めた」なんていう経験をしたことがある飼い主さんは少なくありません。猫によっては、ピアノの演奏をおとなしく聴いたり、中にはうっとりとした表情を浮かべながら、体をクネクネと動かすこともあるのです。

なぜ猫はピアノの音が好きなのでしょうか。その理由は猫によって様々ですが、主に以下2つの理由が考えられます。

1.猫はピアノの「ミ」の音が好き

「猫は第4オクターブのミの音に反応する」という説があるのをご存知でしょうか。第4オクターブのミの音は、子猫がSOSを出す時に発する声と同じ高さだと言われています。

フランスで行われた実験で、猫に第4オクターブのミの音を聴かせたところ、興奮した様子が見られたり、排尿をしたりといったリアクションが見られたそうです。第4オクターブのミの音が頻繫に出てくる曲をピアノで演奏すると、猫は本能的に反応してしまうのかもしれませんね。

2.猫はピアノの高音が好き

ピアノはかなり音域が広い楽器です。とても高い音が頻繫に出てくる曲も、ピアノであれば演奏することができます。猫は高くて小さい音を好む傾向にあるため、高音が頻繫に登場するピアノ曲を聴くと、心地よくて思わずうっとりするのかもしれません。

猫がピアノの音色でうっとりしている動画

ピアノの鍵盤と猫の手

ピアノの音を聴いてうっとりとする猫は、世界中に存在します。そこで今回は、ピアノの音にうっとりとしている猫の動画をいくつか紹介していきます。

「ピアノの音が大好きなんだな~」ということが伝わってくる、可愛い猫動画を3つ続けてご覧ください!

膝に座りながらピアノの音にうっとりする猫

こちらは、トルコに住んでいる男性ピアニストのサーパー・ドゥマン(sarper duman)さんという方の動画です。サーパーさんは猫が大好きなピアニストで、病気や怪我をした猫たちを保護し、愛情をたっぷりかけてケアをしているのだとか。

そんな優しいサーパーさんが奏でる、ピアノ演奏に猫たちもメロメロのようです。ピアノの音色をうっとりと聴きながら、サーパーさんの膝の上に乗る猫の様子は、とても可愛くて癒されますよ!

腕にもたれながらピアノ演奏を聴く猫

こちらの動画に登場する猫は、飼い主さんの腕にもたれながらピアノ演奏をまったりと聴いています。動画の冒頭では猫の姿はなく、激しくてカッコイイ演奏を女性が続けているのですが、途中から猫が割り込んできて、演奏中の飼い主さんの腕にもたれかかります。

猫一匹分の体重はそこそこあるので、その状態で演奏を続けるのは、かなり重たいと思うのですが、それでも演奏を続ける様子がとても面白くて癒されます。

自分のピアノ演奏に酔いしれる猫

飼い主さんのピアノ演奏を聴く猫たちの動画をいくつか紹介してきましたが、こちらの動画は少し違います。なんと、猫が自らピアノの演奏をしているのです。

しかも自分のピアノ演奏に満足しているのか、うっとりとした表情を浮かべながらピアノを弾き続けています。演奏者は猫なので、もちろんちゃんとした曲にはなっていないのですが、それでもよく観察してみると、ラやシの鍵盤を頻繫に叩いていることが分かります。

「猫はミの音に反応しやすい」と先述しましたが、この猫の場合は、ラやシの音が一番心地よく感じるのかもしれませんね。

ピアノが苦手な猫もいる!?その理由は?

ピアノの蓋の上にいる猫

ピアノ演奏が好きな猫の動画をたくさん紹介してきましたが、中には「ピアノが苦手な猫」も存在します。

ピアノの音色にうっとりする猫がいる一方で、なぜピアノを嫌う猫が存在するのでしょうか。その理由として、主に以下3つ理由が挙げられます。

猫は大きい音が苦手だから

猫は大きな音が苦手な生き物です。ソフトタッチで優しく演奏するピアノの音は好むかもしれませんが、大きい音で激しく演奏するとびっくりしてしまう可能性があります。ピアノの大きい音にびっくりしたことがある猫は、その経験がトラウマとなって、ピアノが嫌いになるのかもしれません。

ピアノに限らず、ギターやドラムといった大きい音が出る楽器は全部苦手という猫もいますし、もっと言うと、掃除機やドライヤー、洗濯機といった大きい音が出る家電が苦手という猫もいます。

なので大きい音が苦手な猫を飼っている場合は、「できるだけ騒音が聞こえてこない部屋に逃げられるようにしてあげる」といった工夫をすると良いでしょう。

ピアノの低音が怖いから

猫は大きい音だけでなく、低い音も苦手な傾向にあります。そのため、低い音が続くピアノ曲を頻繫に演奏してしまうと、猫が怖がる可能性があるのです。

低い音が続くピアノ曲を練習したい時は、「他の部屋に猫を移動させてあげる」といった対策をとると、猫も安心しやすくなるので覚えておきましょう。

飼い主さんがピアノに集中しているのが気に食わない

ピアノが嫌いというよりも、「飼い主さんが演奏に集中してしまって、構ってくれないから」という理由でピアノ演奏を邪魔する猫もいます。さみしがり屋な性格をしている猫の場合や、飼い主さんへの愛情が強い猫の場合は、気を引くために、わざとこのような行動をとる傾向にあるのです。

もしこのような猫を飼っている場合は、ピアノ演奏を一旦中断して、しばらく猫と遊んであげると満足してくれるかもしれません。

まとめ

鍵盤の上に乗る子猫たち

ピアノにうっとりする猫の姿は、見ているだけで心が和みますよね。ただし、猫によってはピアノの音が苦手な場合もあるので、愛猫がピアノを嫌がっているようだったら、無理に聴かせないようにしましょう。

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