猫が迷子になったらまずは保健所・警察に連絡

猫が迷子になってしまったら、保健所や警察に届け出を出しましょう。迷子の猫は、保健所や警察で保護されていることが多いからです。
保健所や警察に届け出を出しておくと、迷子の猫が見つかった時に連絡をもらえます。その際、ただ待っているだけでなく、定期的にこちらからも確認の連絡をしましょう。
保健所のホームページには、迷子の猫の情報が掲載されていますので、そちらも合わせてチェックして下さい。
猫が迷子になったら近所を捜索する

迷子猫が近所に居る確率
猫が迷子になってしまった時は、まず家の近くを探してみましょう。迷子の猫は、遠くへ行っていないことが多いからです。特に完全室内飼いの猫はテリトリーの範囲が狭いので、迷子になっても自宅の近くで見つかることが多く、迷子になっても自分から戻ってくる確率も高いといいます。
犬や野良猫に追われて遠くへ行ってしまったり、誰かに連れ去られてしまった場合を除き、探してみるとほとんどの迷子猫が家の敷地内か、家から数十メートル~500メートル以内にいるといわれています。普段から家の外へ出ることのある猫が迷子になってしまった時も、迷子捜索を始める前に80パーセントほどの確率で戻ってきます。
迷子の猫が見つかる確率
迷子の猫を近所で捜索する際は、迷子になったことがわかってからすぐに探しましょう。早ければ早いほど迷子の猫が見つかる可能性が高いからです。猫が迷子になって1週間以内であれば、半数以上の猫が近所で見つかります。
ただし、猫が迷子になってから捜索しないまま1週間を経過してしまうと、猫が自分から戻ってくることは難しく、捜索しても見つかりにくくなります。
迷子の猫を呼ぶ際は、猫を驚かさないよう大声は出さず、普段名前を呼ぶくらいの声で呼んで下さい。雨の日なら雨がかからない場所、夏なら涼しい場所、冬なら暖かい場所を探すと迷子の猫が見つかりやすいです。
猫が迷子になった事をSNSで拡散する

猫が迷子になってしまった時は、自分の足で探すと同時にSNSを活用するのも有効です。その際、猫の名前、特徴、迷子になった場所の猫の顔写真も載せて、FacebookやTwitterなどで呼びかけます。
迷子猫を探せるアプリを利用する

ドコノコ
ドコノコは、コピーライターの糸井重里さんが「ほぼ日刊イトイ新聞」の創刊18周年にリリースしたアプリです。ドコノコでは、猫の写真をコメントつきで投稿します。自身の愛猫のアルバムなどとして利用する他、他の人がアップした猫写真も見られます。
猫が迷子になった時は、迷子の登録をし、協力を呼びかけることができます。ドコノコはアプリをダウンロードしてユーザー登録をすると使えます。iPhoneの場合はApp Storeから、AndroidはGoogle Playからドコノコのアプリをダウンロードして下さい。
最近ではアプリを利用して簡単に迷子の猫を探すことが出来るようになりました。こちらもおすすめです。
ねこもに
ねこもには、猫にあらかじめ発信機を装着しておき、迷子になった時にiPhonと発信器を使って探し出すアプリです。
使い方は、iPhonに専用アプリをインストール。発信機とiPhonの通信を可能な状態に設定します。猫を登録したら、猫の首輪に発信機を装着します。発信機は、軽量で角部分をラウンド加工することにより猫の首に負担をかけないようにしています。
発信機には、探偵による迷子猫の捜索サービス保険を付帯。ペット探偵に迷子猫の捜索を依頼することも可能です。
迷子猫の掲示板を利用する

ペットのきもち
ペットに関する情報発信を目的とした掲示板サイトです。迷子の猫に関する情報交換ができます。ユーザー登録なしで利用することができます。写真を添付することも可能です。SNSのシェアボタンで情報拡散ができますので、迷子猫に関する情報をより多く得ることができるでしょう。迷子情報や保護情報の他、里親募集なども掲載しています。
迷子ペット.NET
猫や犬などのペットの迷子の掲示板サイトです。掲示場はTwitterとFacebookに連動しています。迷子猫の探し方や、迷子の猫を保護したらどうしたらよいのかなどの情報も掲載しています。ペットの健康や病気に関する記事なども掲載していますので、活用してみて下さいね。
迷子の猫のチラシやポスターを作る

迷子の猫のチラシを配ったり、ポスターを貼るのも多くの人の目に留まるので効果的です。チラシは多め作成して、動物病院やペットショップに置かせてもらったり、近所にポスティングします。ポスターはA4サイズ程度の用紙で作成し、猫が迷子になった場所から近いスーパーやコンビニ、町内の掲示板などに貼らせてもらいましょう。
ポスターは、人の目の高さに貼ると多くの人の目に留まります。迷子猫のポスターは、必ず許可を取ってから貼って下さいね。電信柱などに貼るのは法律違反ですから、絶対にやめましょう。
迷子猫ポスターの作り方
チラシやポスターの文字は、迷子猫を探していることが一目でわかるよう「迷子猫を探しています」などと大きく、はっきり書きます。その下に、猫の名前、性別、特徴、迷子になった場所と日時、連絡先を記入します。猫の特徴がよくわかるような写真も載せましょう。
猫の迷子を予防するには

迷子札をつける
猫の首輪に迷子札をつけます。猫が迷子になってしまった時、首輪に迷子札がついていれば、保護した人から連絡をもらえるかも知れません。保健所や警察の対応もスムーズになります。
迷子札には、飼い主の携帯番号や名前(苗字)を記入しておきましょう。迷子札をつけていても、時間がたつと文字が消えてしまうことがあります。迷子札の文字は時々確認して下さいね。迷子札をつけておくと、災害時に迷子になってしまっても、見つけやすくなります。万が一の時のためにも、迷子札をつけておくことをおすすめします。
GPS機能がついた首輪をつける
GPS機能つきの首輪をしていれば、猫が迷子になった時に居場所を知ることができます。GPSで大まかな居場所がわかれば、迷子猫を探しに行きやすくなります。普段から猫がどのような場所へ行っているのか知っておくこともできますし、行動パターンがわかれば、迷子になった時にどの辺を探したらよいのか見当がつくでしょう。ただ、GPSにはデメリットもあり、迷子札と比べると重いので猫が嫌がることも。電池切れにも要注意です。
まとめ

室内飼いの猫が外へ出てしまったり、外へ行くことがある猫でもいつもの時間に帰ってこないと慌ててしまいます。猫が迷子になってしまったのではないかと、心配になりますね。
猫が迷子になってしまった時は、まず保健所や警察に届け出を出し、自分でも近所を探してみましょう。迷子猫を探すポイントは、少しでも早く探すことと近くを大声を出さないで探すことです。足で探すと同時に、ポスターやチラシを作るのも有効です。SNSなども大いに活用しましょう。猫が迷子になって保護されても、飼い主のもとに帰って来やすいよう、首輪に迷子札やGPSを着けておくのも効果がありますよ。