愛猫のマーキングの問題…
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雄猫ちゃんを飼っておられる飼い主さんの多くが困る問題といえば、マーキングではないでしょうか?
家の中でおしっこを繰り返しされてしまうと匂いがしみつき、最悪床やされる場所の素材によっては腐ってしまうなんてことにも…。
そんな困ったマーキングの原因と対策について筆者の経験も交えてお話させていただきます。
なぜ、雄猫はマーキングをするのか
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まず、猫はもともと縄張りを非常に意識する動物です。自分の匂い、つまりおしっこの匂いをつけたところは自分のテリトリーとして認識し、他の猫もそう認識します。
縄張りを示すため以外の要因は、ストレスによると考えられています。とくに愛情のかけ不足や、多頭飼いの場合はほかの猫との関係から来るストレスもあります。
発情期にはマーキングはいっそう激しくなります。子孫を残せるかどうかの大きな問題なので、猫も本気です。
では雄猫のマーキングは防げないのでしょうか?そうとは限らないと言えます。以下に雄猫のマーキング対策として3つ、提案をあげますので参考になればうれしいです。
対策その①はじめから去勢をしましょう
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シンプルな考え方ですが、はやいうちに去勢を済まされた雄猫はあまりマーキングしません。
子孫を残さなければならないとも考えなくなりますし、そのため発情期のストレスがないためです。この対策はとても有効と言えます。しかし、もうマーキングを覚えてしまい、身に付いてしまった猫はどうなのでしょうか?
対策その② 環境を整え、ストレスを減らす
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猫を多頭飼いしながらでもできるマーキング対策は、環境を整えることです。
例えば、おもちゃを各自に与えて遊べるようにすることや、トイレを猫の頭数プラス1にするなど、少しの工夫で愛猫のストレスは減らせます。
また、フードの種類をたまに変えたりおやつを変えてみることも、猫のメンタルヘルスには良いようです。
筆者の飼っている雄猫は、マーキングでフローリングを腐らせた強者でしたが、トイレの数を増やしてフードをより上質なものに変えたところ、マーキングは目に見えて減りました。
彼は去勢をしたのが成猫になってからだったので、獣医さんも難しいかもしれないと言っていましたが、対策を講じて本当に良かったです。
対策③それでもしたなら徹底消臭!
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上にあげた対策をしても、それでもマーキングしてしまったなら、とにかく消臭してください。
猫のおしっこに含まれる、たんぱく質を拭き取らない限り人間にはわからない匂いがついたままになります。そうすると、猫はエンドレスでその場所にマーキングを続けます。
たんぱく質を分解して消臭できるスプレーがありますので、ペットショップ等で探してみてください!うちもそれを愛用しています。
そして、マーキングをしてしまう猫をそんなに叱らないでください。彼らは自然の反応としてマーキングをしてしまうのですから。
まとめ
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筆者も困ったことのあるマーキングの問題を、原因と対策を述べました。
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予防策と、対処療法にはなりますが事後にできること。今日から愛猫のマーキングを減らすためにどれかを試していただければとてもうれしいです。