猫の寿命を短くする4つの飼い方

猫の寿命を短くする4つの飼い方

猫を飼うと、猫との生活が当たり前になり、いなくなるなんて事を考えたくありませんよね。猫の平均寿命よりも、長生きしてもらうために寿命を縮める飼い方に気をつけていきましょう。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫の寿命を縮める飼い方とは

こちらを見る猫

猫の寿命がのびていると言われていますが、飼い主としても、健康で長生きして欲しいと思いますよね。

毎日の生活の中で、猫の寿命を縮めてしまう飼い方をしていませんか?

こんなことしてたら、猫の寿命が縮まるかも知れません!

1.肥満はダメ!

猫の肥満は、病気の原因になることがあります。

猫にも個体差がありますのでそれぞれ体重は違いますが、獣医師さんからも、指摘されるくらいの体重なら注意していかなければいけません。

ぽっちゃり猫が可愛いからと、ぶくぶく太らせていたら、色んな病気の原因になると思っておきましょう。

2.匂いがきついのはダメ!

ピンクの背景の猫

猫は鼻が敏感で繊細です。少しくらいならと、ルームフレグランスやアロマオイルを使用したり、香水をつけたりすると、猫が嫌がります。とくにアロマはネコに中毒をおこすことがあり、最悪の場合命をおびやかすことになりますので注意しましょう。

また、男性などはタバコを吸う人もいると思います。

タバコの煙を吸ったり、被毛につく煙を舐めるのは、人だけでなく猫にとっても害になってしまいます。

健康な猫の体に、少しずつ有害物質を蓄積させているのです。

猫に健康で長生きしてもらうためには、匂いの害になることは控えましょう。

3.歯磨きしないのはダメ!

口をあける猫

人もそうですが、歯の健康はネコにも大切です。

歯石や歯周病、歯肉炎などでごはんが食べられなくなってしまったり、さらに怖いのは歯の菌などが体の中にはいることで腎臓や心臓など、体の機能にダメージを与えてしまう可能性があるのです。 猫ちゃんの歯磨きは難しかもしれませんが、できるなら歯磨きを心がけましょう。

猫の歯肉炎から体内に細菌が侵入すると、体の機能にダメージを与えてしまう可能性があるのです。

4.ストレスはダメ!

鏡にうつるライオンと猫

ストレスは、猫の病気の元です。

ストレスになる生活を続けると、寿命も縮まってしまいます。猫は快適な寝床と、落ち着けるスペースがあると安心して暮らせます。猫がストレスを溜めない環境を作り平和に暮らしてもらいましょう。

猫の寿命を伸ばす対策

佇む猫

猫がどれだけ健康体でいられるかで、寿命の長さも変わってくるようです。
飼い主さんが猫の衣食住を守ってあげましょう。

フードを良質のものにする

猫のえさ

猫にとってもごはんはとても大切になります。

飼い主さんが、猫の健康を考えてフードを与える事が、健康で長生きすることに繋がります。

人間の食べ物を与えないようにするのも、寿命を伸ばす秘訣です。

フードの主原料や添加物を良質にする、肥満対策にカロリーに注意する、体質や年齢に合わせてフードを変える、水をたくさん飲ませるなどの対策をしていきましょう。

ストレスのない生活環境

猫はストレスを感じやすい生き物ですので、普段から猫が穏やかに安心してくらせる環境作りが大切です。猫が安心できるようにキャットタワーを設置したり、猫にとって快適な室温を保つなど、猫がリラックスできるお家作りをめざしましょう。また普段から綺麗で新鮮なお水が飲めるようにして、トイレはいつも綺麗な状態にしておきましょう。

定期検診しましょう

猫にも定期検診が必要です。若い猫はあまり気にしなくて良いかも知れませんが、年齢を重ねると体の機能も衰えてきます。

毎年1回は、病院で定期検診をしてもらうようにしましょう。家でできる体重管理や体のチェックもしていきましょう。

猫の寿命が伸びている理由には、医学が発達してきたからと言う声もあります。

治療の範囲も広がってきています。猫が病気になっても安心と思わずに、早期発見を心がけましょう。

まとめ

女性と猫

猫の寿命を縮める飼い方について紹介しました。飼う飼い主さんは、猫がいつまでも健康で長生きして欲しいと願っています。

実際、猫の寿命が伸びていると言われているのは、嬉しい事ですよね。

飼い主さんが、猫の飼い方に気をつけているから長生き猫が増えているのだと思います。私が思うのは、やはりストレスを溜めない生き方が一番ではないかと思います。

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