愛情のつもりが逆効果?構いすぎ系のNG行為3選

1.見つめすぎて緊張感を与える
猫にとって「目をじっと見る」ことは敵意とみなされ、緊張感を与える要因となります。
やさしいまなざしで十分気持ちは伝わりますので、凝視することのないようお気をつけください。
目が合ったときには、ゆっくりと「まばたき」をしてアイコンタクトを取るのがおすすめです。
ちなみに、猫から熱い視線を送られるケースもありますが、これは敵意ではなく、ごはんや遊びをおねだりする手段のようです。
2.カメラを構えすぎてリラックスタイムを妨害する
猫が不思議なポーズを取ったときや、可愛い表情を見せてくれたときは、専属カメラマンのように夢中になって撮影しがちです。
しかし、リラックスしているときに何度もシャッターを切ると、猫をイヤな気持ちにさせてしまうことも。
猫にとっては、カメラの大きなレンズが「敵の目」のように感じる可能性もあります。
どうしても撮影したいときは、少し遠目からフラッシュを使わずに静かにカメラを構えるようにしましょう。
3.トイレの様子をのぞき見する
猫がトイレをしているときの真剣な顔には、なぜか惹かれるものがあります。
しかし、猫にとって排泄の瞬間は、最も無防備になるタイミング。
野生時代の名残から、人目を避けて排泄したいと思う子も少なくありません。
そのため、例え飼い主さんの視線であっても、猫によってはストレスに感じ、排泄を我慢してしまうことがあります。
トイレ中は干渉せず、終わった後に褒めてあげるのがよいでしょう。
つい手を出したくなるけど・・・お世話しすぎ系のNG行為3選

4.おやつをあげすぎて健康を損ねる
おやつは、コミュニケーションを深めるきっかけやイヤなことを頑張った後のご褒美として、猫に喜ばれます。
美味しくて魅力的なアイテムですが、実は栄養の面ではおやつは必須ではないと言われています。
与えすぎは健康を損ねる可能性があり、例えば「肥満」などが心配されます。
筆者の愛猫もおやつが大好きですが、主食のように食べさせることは控えています。
5.自分でできるのにお尻を拭く
猫がトイレをした後「汚れたお尻を拭いてあげたい」という気持ちから、つい手を出してしまう飼い主さんがいます。
しかし、猫は自分で毛づくろいができる生き物であり、基本的には飼い主さんのサポートは必要ありません。
汚れがなかなか取れないときや、お尻周りの毛に汚れが絡んでしまっているときには、手を貸してあげましょう。
その際、ごしごし強い力で拭くのではなく、優しく押さえるように拭いてあげてください。
6.寒くないのに毛布をかける・洋服を着せる
猫が寒そうに見えて、毛布をかけたり洋服を着せたりしたくなることもあるでしょう。
優しさゆえの行為ですが、猫が嫌がってその場から立ち去ってしまうことも。
筆者の愛猫の場合は、去勢手術後に着せる必要があった「術後服」でさえ抵抗を示していました。
猫は気温に応じて、自分が1番居心地のよい場所を見つけるのが得意なので、あまり心配する必要はありません。
体温調節が難しい老猫などの場合を除き、猫にお任せしましょう。
まとめ

今回は、猫への愛情が強すぎるとやりがちなNG行為を6つご紹介しました。
飼い主さんにとっては「優しさ」や「愛情表現」のつもりでも、猫にストレスを与える「困らせる」行為になることがあります。
可愛がることは、構いすぎることでも、お世話をしすぎることでもありません。
「猫が今、本当に心地よく感じることは何なのか?」を意識し、行き過ぎたコミュニケーションは見直していくことが大切です。