猫が夢中になるごほうび

1.ペースト状おやつ
嗜好性が高く、猫に人気のおやつです。味の種類が豊富で、猫の好みのものを見つけられます。そのまま与えたり、フードにトッピングしたりすることでも喜ぶでしょう。少量のお湯や水で割って与えると、水分摂取に役立ちます。
2.フリーズドライおやつ
鶏の胸肉やささみなどの素材の味を楽しめるおやつです。カリカリ、サクサクとした食感も猫に人気です。そのまま与えるだけでなく、細かくしてフードのトッピングにしたり、お湯でふやかしたりと、猫の好みに合わせて食感を変化させることができます。
3.ジャーキー系おやつ
焼き鰹やささみなどがパックされたおやつや、半生のおやつは、噛み応えがあって満足度も高いです。魚や肉、味の種類も多く、お気に入りが見つかるでしょう。小さくちぎって与えたり、ごはんのトッピングにしたり、さまざまな与え方ができます。
4.ドライフード、ウェットフード
普段と違う種類のフードをごほうびとして与えると、特別感があり猫がよろこびます。療法食を食べている猫はおやつが食べられない場合がありますが、普段のフードと違う形状の療法食をごほうびに活用する方法もあります。
5.おもちゃ
おやつよりもおもちゃの方が喜ぶ猫もいます。そういった猫には、お気に入りのおもちゃで遊ぶ、新しいおもちゃを与える、いつもより長時間遊ぶ、ということがごほうびになります。
6.コミュニケーション
飼い主さんに構ってもらえるのがうれしくてたまらない猫もいます。お気に入りのなで方やマッサージをしてあげる、抱っこをいつもより長くするなど、猫が満足できるまで構ってあげることがごほうびになります。
ごほうびのタイミングや活用術

しつけのとき
例えば、猫がトイレで排泄ができたとき、トイレから出てきたタイミングでごほうびを与えます。また、乗ってはいけない場所に猫が近づいたら「だめ」と声をかけ、過ごしてもいい場所へ連れていき、ごほうびを与えます。猫はごほうびをもらえる条件を学習してくれるのです。
猫との関係を築くとき
人や家に慣れていない猫との距離を縮めるのにごほうびを活用します。ごほうびをくれる人を「いい人だ」と猫が思うようになり、信頼を深められるのです。ただ、おやつの与え過ぎには注意しましょう。
体のお手入れのあと
ブラッシングや爪切りなどのお手入れを嫌がる猫もいます。そういったケアの後にごほうびを与えることで、苦手意識が和らいだりします。動物病院が苦手な猫も、帰宅したらごほうびを与えることで、心のケアにもなります。
脳トレのごほうび
穴の開いたボールや、溝がたくさんある知育トイなどにドライフードなどを入れ、頭を使って食べさせることで、達成感や満足感を得られます。ペットボトルに穴をあけておやつを入れるなど、手作りおもちゃでも楽しめます。
まとめ

猫がよろこぶごほうびには、おやつだけではなく、おもちゃなどさまざまな種類があります。猫の好みを把握し、しつけや嫌がるお手入れをスムーズにできるようになる手助けにもなります。上手にごほうびを活用して猫との関係を深めていきたいですよね。